【後編】「せっかく娘のひな祭りなのに!」義両親へのおもてなしを巡って夫と喧嘩になってしまいました
夫婦でイライラしながら、義両親を必死におもてなししたひな祭りが終わりました。
夫の身勝手に散々振り回され、しかも理不尽に八つ当たりされたことに怒りが収まりません。
その日は、夫と口をきかないまま1日を終えました。だんだんと、私もクールダウンしていき、改めてちゃんと自分の気持ちを夫に話そう、と思えるようになりました。
夫「それは……両親に、家が綺麗なところを見せたくて……」
私「うん。……私、もう一つ気になってることがあるの。両手が塞がってて、椅子が邪魔で足でちょっと押しただけなのに、あなたに急に怒鳴られて……それがすごく嫌だった」
夫「ごめん……何か、お前がすごくイライラしてて、それで椅子をわざと蹴ったように見えたから……」
(そうか、そんな風に見えていたんだ……確かにあの日は焦ってイライラしてたかも)
夫「俺の方も……料理手伝うよって言ったのに、あからさまに邪魔だよ、みたいなトーンで流されて……それでイラッとして」
私「ごめん。パパ、料理し慣れてないから、余計時間かかっちゃうかなって思って……でも、そんな雰囲気出しちゃってたとしたら。私も悪かったよ」
お互いあの日は余裕がありませんでした。それでいろいろすれ違ったり、言葉を受け取り違えてしまったようです。
「イベントを、お義父さんやお義母さんに楽しんでほしかった……んだろうね。でも確かにちょっと、肩に力入れ過ぎたかも……」
そう、小さい子どももいるし、急な話だったので、あそこまで凝って準備する必要はなかったのです。ちらし寿司なんてそれこそスーパーで買った物でもデリバリーでもよかったはず。部屋の飾りつけなんて必要なかったし、大掃除も、ひな祭りケーキも。
こうして、きょとんとする娘を取り囲みながら、私と夫は来年の楽しいひな祭りに思いを馳せ、微笑んだのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・べるこ 編集・秋澄乃