犬を飼いたいのに旦那は反対!「だらしない専業主婦には無理だ!」って……
犬や猫などペットを飼っている人は昨今少なくありません。どんなペットでも当然ながら家族同様に可愛がって、大切にしていることでしょう。ママたちが悩みを相談するママスタコミュニティのあるママも、犬を飼いたいそうなのですが……。
『7歳のオス、雑種なんですが犬を飼いたいと思っています。旦那には、ちゃんと面倒を見られないだろうからダメだと言われます。確かに私はだらだらしている専業主婦です。どうしたら説得できますか?』
7歳のオスの犬を飼いたい投稿者さん。でも旦那さんは反対しているといいます。それは専業主婦の投稿者さんの日常の様子を見、「家のこともきちんとできないのに犬の世話なんてできるのか? 」という思いからだそうです。たしかに犬を飼うことは、投稿者さんが考える以上に大変なことのようです。
飼った後のことも考えて
飼育にはお金がかかる
『うちの犬は黒柴なんだけれど、アトピーで毎月すごくお金がかかるよ。覚悟ある?』
『昨年手術をした。入院込みで70万円だった』
ペットを飼っている人に対して行われたある調査結果によれば、犬の場合、エサやグッズ、おもちゃ、電気水道光熱費、病院などを含め、飼育するのに月平均9,360円かかるとのことです。これら以外にも、例えばペット保険に加入したり、必要な際にペットホテルを利用したり、高齢になって長期で通院、入院が必要になったりすれば、もっと費用がかさむケースもあるのではないでしょうか?
日常のリズムや生活スタイルが変わるかもしれない
毎日散歩に連れて出かける時間が必要になり、また日に複数回はエサや排せつ物の世話をしなければならなくなるでしょう。抜け毛が部屋を舞い、思っていた以上にケアに悩まされる場合もあるのでは……。また鳴き声や部屋の中を走り回る音で近隣トラブルになることもあり得ます。犬にかける時間を捻出しながら生活リズムを整えることができるかどうかや、もし(人も犬もですが)病気のとき、トラブルが発生したときにどう対処するかなどについてもある程度シミュレーションし、すべてふまえて検討するのが安全かもしれません。
犬も年を取れば、病気にもかかり、そしていずれはこの世を去る
『うちのわんこは18歳。目も見えず耳も聞こえず鼻もカピカピ。オムツをしてゲロも吐く。その覚悟できている?』
『うちも推定7~8才の保護犬を迎えて1年数ヵ月一緒に過ごしましたが、フィラリア、ヘルニア、白内障、乳癌、肺癌で入院3回手術2回と短い期間に病と戦い続けました。最後は家族全員の前で亡くなりました。素晴らしい犬でした、もっと生きられるように、私たちができることもあったかも……と後悔が残る最期でした』
犬も生き物なので年をとります。年々病気や怪我をする頻度が増すかもしれませんし、介護をする必要が出てくるかもしれません。そしてその後は投稿者さんが看取ることになるでしょう。つまり自分自身も年を重ねながら、老いていく犬とともに暮らしていくことになるわけです。この責任についてもう一度じっくりと考えてから、旦那さんに相談し直しても遅くはないのではないでしょうか。また犬が天寿をまっとうした後に深い悲しみを感じて、ペットロスになってしまう人もいますよね。飼う前の楽しみやワクワクする気持ちは理解できますが、別れの後のことまで見据えておくことも必要でしょう。
本当に飼いたいと思う場合、投稿者さんがまずするべきことは?
『朝も起きられないのに犬がほしいなんて。1日何回もペットシートを替えたり、漏らしたら拭いたり、洗濯物も掃除の頻度も桁違い。散歩がんばる! というレベルじゃないよ。マメで体力と経済力がないとムリ』
『本気で飼いたいならダラダラするのをやめて、きちんとできることを態度で示すしかないんじゃない?』
『本気で飼いたいなら明日からダラダラするのをやめなよ。早起きして家事を完璧にこなしなよ。そんな投稿者さんの姿を見たら、もしかしたら旦那も考え直してくれるかもよ』
投稿者さんは家事も苦手なほうなのか、少々だらけた生活を送っているようです。旦那さんはその姿を見ているからこそ、簡単に「犬を飼いたい」と言い出した投稿者さんの向こう見ずさを指摘したとも言えるかもしれません。そんな旦那さんを説得するのはひとすじ縄ではいかないはずです。それでもどうしても……と願うなら、まずは投稿者さんが日々の生活スタイルを改めないといけないのでは……? 規則正しい生活を送り、家事をてきぱきとこなす姿を見せられれば、旦那さんも相談に応じてくれるようになるのではないでしょうか。
ペットを飼うのは口で言うほど甘くない
『ペット飼うには家族の協力も必須、家の環境を整えて、老犬になったときのことも考えないといけないよ』
『旦那が止めているならやめときなって。一緒に住んでいる人が一番わかっているから』
今回、他のママたちからは「安易に犬を飼うのには反対」と取れる意見が多く集まりました。飼育にかかる費用面はもちろんんですが、それ以上に覚悟が必要であることがわかります。
筆者にも老犬を飼っている知人がいます。その犬は足が悪くなってしまい、今ではあまり歩けません。そして目もほとんど見えないそうです。そのため知人は毎日犬の介護に追われています。ペットを飼っていない筆者からすると「自分の時間が持てないだろう」と思えるほど大変そうです。幸いにも家族みんなが率先して世話をしているようで、知人1人で介護をしなければならない状況ではないようす……。それでも「本当に大変」と語るほど、老犬の介護にまつわる負担はけっして軽くはないようです。
今回はひとまず旦那さんが言おうとしていることに耳を傾けておくのが、投稿者さん本人やご家族、そして犬のためにもいいように思えてしまうのは筆者だけでしょうか……。
ただ付け加えさせていただけるならば、「7歳の……」ということですから、もしかすると投稿者さんはボランティアなどが保護している犬を譲渡してもらおうと考えているのではないでしょうか? 新しい飼い主を待つ、いまだ多い保護犬や猫へと手を差し伸べようと考える投稿者さんは心優しい方なのだろうと思います。いつか準備万端ととのったら、保護犬や猫の待つシェルターなどへ足を運び、いい出会いに恵まれることを祈っています。
文・こもも イラスト・くずり 編集・blackcat
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