婚約指輪がリボ払いだったことが発覚!残金は15万円。今後どうするべき?
みなさんは商品を買うとき現金ですか? それともキャッシュレス決済ですか? 商品の金額やお店によってもどのような支払いにするのか変える方もいるかもしれませんが、大きな買い物をするときは夫婦でその認識を合わせておきたいですよね。最近結婚したと話す方から、お金にまつわるこんなお悩みが届きました。
『1年前から入籍日を決めて同棲していて、先日結婚しました。旦那に貯金がないことは知っていて「婚約指輪はいらないよ」と言っていたのですが、プロポーズしてくれたときに婚約指輪をくれました。そのときは旦那の気持ちがとても嬉しかったです。しかし最近になって婚約指輪をリボ払いにしていたことが発覚。残金は15万円ほど。夫婦になったからには、私も払うべきなのかな……?』
旦那さんはきっと投稿者さんを喜ばせたかったのでしょう。「婚約指輪はいらないよ」と言っていたにも関わらず、購入を決意したのですね。しかし貯金がなかったため、リボ払いで婚約指輪を購入したそうです。月の返済額は5000円とのことですが、利息があるため元金がなかなか減らないのだとか。この経緯について、ママたちからはざわめきが起りました……。
リボ払いに否定的なママたち。その理由とは?
キャッシュレス決済としてクレジットカードを利用する場合には、一括払いだけではなく複数回に分ける分割払いやリボ払いなどがありますよね。リボ払いに否定的なママたちからコメントが届きました。
『リボ払いだけは手を出しちゃいけない』
『リボ払いなんてもったいなさすぎ』
『不安でしかない。リボ払いは怖いよ!』
『リボ払いの怖さを知らなかったんじゃない? それなら次は無いようにしようって一緒に決めてやっていけばいいと思う。常習犯なら別れた方がいいけれど』
『私も結婚する前は、リボ払いしていました。でも結婚を機に完済しました。旦那さんにはリボ払いの恐ろしさを理解してもらって、投稿者さんがお金の管理をした方がいいですよ!』
コメントからわかるように、ママたちは「リボ払いはすべきではない」と考えているようですね。リボ払い(リボルビング払い)は、利用金額や回数に関わらず一定額を毎月支払う方法。カードの利用額が支払残高に組み込まれており、毎月手数料が生じます。月々の支払いを一定額に抑えることはできますが、一方で支払いが長期化し、意図しない高額な手数料が発生することもあります。高額な手数料を払うのはもったいないと考え、ママたちはリボ払いに対して否定的なのでしょう。
問題はこれだけじゃないかも?
婚約指輪をリボ払いで購入した旦那さん。その支払い方法を選択した様子から、旦那さんのお金に対する考え方を憶測するママも現れました。
『ごめんね。たぶんリボ払いにしているのは指輪代だけじゃないと思う。カードキャッシング、消費者金融含め今のうちに確認した方がいいよ』
『旦那さんはお金にだらしない人だったんだね。多分これから先ずっと旦那さんのお金の感覚で悩まされることになると思う。借りることに抵抗のない人はずっと直らない』
『気をつけないと小遣いを減らしたら、今度は借金をするよ。「こんなにしてやって喜ばれる俺」が好きだから。最悪借金やリボ払いがバレても「でもなんだかんだもらって喜んでいたよな」になるんだと思う。性格は治らないからね~。「お金がないなら買わない」が理解できない人もいるのよね』
投稿者さんは新婚ということもあり、もしかしたら冷静な判断ができないこともあるかもしれませんね。しかし今後も結婚生活を続けていくなら、お金のトラブルは避けたいもの。婚約指輪以外にリボ払いしているものはないか、確認しておくべきかもしれません。そのうえでお互いのお金に対する考え方を確かめておく必要があるでしょう。今回旦那さんはリボ払いを選択したとのことですから、まずはその手数料について話し合ってみてはいかがでしょうか。手数料はもったいないととるのか、致し方ないことだととるのか。もし考え方が同じではない場合でも、考え方の違いを知っておくことは大事なことではないでしょうか。
ママたちの結論は……
「私も払うべき?」との投稿者さんの問いかけに対し、ママたちはこんな結論をだしたようです。
『財布が別なら知らん顔する。一緒なら手数料を払うのがバカらしいから払う。もちろん旦那の小遣いから毎月引く』
『全額一気に返済しちゃったほうがいいよ。返済してから、旦那さんには月々返してもらえばいいよ』
『払って、旦那の給料も投稿者さんが管理する』
『私ならもう一括で払う』
『財布は早く握って渡さないように』
「15万円の残債はすぐに返済。その後は投稿者さんが家計を握る」という答えが、ママたちの出した結論のようです。家計を預かっているママたちは、どうやら“手数料はムダ”と判断したようですね。
結婚生活はこれから!
ママたちの返事を受け、投稿者さんも旦那さんと話し合いの場を設けたようです。
『みなさま、さまざまなご意見ありがとうございました。旦那と話し合った結果、リボ払い分は清算することになりました。そして今後は私がお財布を握って、旦那のお小遣いは決めていた額より減らすことにしました。他に借金などは何もなさそうなので、これから夫婦二人で頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました!』
旦那さんとの話し合いも無事終わり、ママたちのアドバイス通りに事が進んだようですね。15万円を一括で清算するのは家計にとっては大ダメージでしょうが、投稿者さんのコメントはどこか晴れやかです。きっと旦那さんとの話し合いがスムーズに進んだのでしょう。そんな投稿者さん夫婦に、最後はエールも送られたようです。
『旦那さんがお金に無頓着だとしても、投稿者さんが財布の紐を握ればいいんだから。結婚生活はこれから、これからですよ』
リボ払いが一概に悪い支払い方というわけではありませんが、仕組みを理解した上で計画的に利用することが望ましい方法でしょう。楽しく幸せな結婚生活がスタートしたはずが、「婚約指輪がリボ払いだった」というワードは投稿者さんの心に暗い影を落とすこととなってしまいました。しかし結婚生活はまだ始まったばかりです。今回は話し合って最善の道が開けたのですから、これからも話し合ったりフォローし合ったりできるのではないでしょうか。トラブルを乗り越え、ゆっくりと素敵な夫婦になっていけるといいですね。
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ