【後編】女の子がほしかったのに3人目も男の子だった……。正直がっかりしてしまった自分がいる。
3人目は女の子が欲しいと思っていたのに、先日産婦人科の先生から「男の子」だと言われました。それがすごくショックで、3人も男の子を育てれるのか不安な気持ちになっている私。こんな風に感じてしまうのは、母親としていかがなものかと自分でも悩んでしまいます。もし私が三姉妹のママだったならこんなにも悩むことはなかったのでしょうか。
三姉妹ってどうなのだろう
私は三姉妹をもつママたちに意見を聞いてみることにしました。
『うち三姉妹だけれど、よっしゃー! だったな』
『うちは逆。女女女。やっぱり泣いたよねー。かわいいけれど、やっぱり男の子ほしかったなと、これからも思うんだろうな』
三姉妹を持つママたちの意見はさまざまでした。三姉妹だったことを心から喜ぶ人もいれば、やっぱり男の子も欲しかったなと話す人もいます。同じ出来事なのにこうも答えに差がでるのかと思いました。私なりに考え、「男の子のきょうだい」でも「女の子のきょうだい」でも楽しいかどうかは自分の受け止め方次第なのだということに気づきました。私は不安ばかりが先立ってしまい、「同性の子どもが生まれることで見出せる楽しみ」を見落としていたのかもしれないと思い始めました。
女の子が欲しかったのは未知の世界を経験したかったからかもしれない
そもそも「子どもが生まれることで見出せる楽しみ」は同性でも異性でも関係なかったのかもしれません。わが家は男の子きょうだいしかいないので、私にとって女の子の育児は未知の領域です。そこに足をつっこむことができたなら、なんだか母親として成長できるような気もしていました。でもその考えは間違いでした。男の子だけでも年齢に応じて子育てのしかたは違いますし、子どもによって育児のスタンスは違います。同性だろうが異性だろうが、子育てはいつでも未知の世界。だからこそ子どもを育てるのは大変で難しく、その分多くの嬉しさや楽しさも味わえるのだと思えてきました。
男でも女でも子どもは子ども。授かるだけでありがたいこと
結局のところ、私の考えは単なる甘えだったのだと思います。3人目を妊娠できることも当たり前のことだとばかり思っていましたし、順調に育って無事に出産することしか考えていませんでした。だからこそ「3人目が男の子でがっかり」なんてことが言えたのでしょう。ですがもしなかなか子どもが授かれないことがあったなら、そんな言葉は簡単に言えません。妊娠しただけで飛び上がるほど嬉しく感じる人もいるはずです。私は「3人目も男の子だなんて残念だったね」と同情してもらうことで、自分の残念な気持ちを紛らわしたかったのです。「3人目も男の子」なことを、今後起こりうる男の子きょうだいでの不都合や辛さなどの言い訳にしたかったのだと気づきました。
大切なのは、子どもたちをどう育てていくのかということ
さまざまな自分の考えや発言を後悔し、3人目が男の子だからと落ち込むのはやめることにしました。せっかく授かれた命、今後の楽しみや喜びに目を向けていこうと思います。5歳と2歳、そしてこれから生まれてくる子ども、男の子たちばかりならばいっそのこと、野球やサッカーなどのスポーツの得意な子に育ててみようかななんてことも想像してみました。そういえば以前、こんな話を耳にしたことがありました。
『旦那が男3人のきょうだい。義母は精神を病んだこともあったらしい。でも、今はみんな母親を気にかけているし、嫁3人も義母が好きで、とっても平和よ~』
この方の義母もきっと子育て期間中は元気な男の子3人と毎日一緒。なにかと辛いこともあったでしょうし、その結果精神を病んでしまうくらい大変な育児を経験したはずです。しかしその子育てが終わった今、落ち着いてとても幸せなようです。大変な育児も向き合えば向き合った分いい思い出になる。そして立派に成長した子どもたちも、そのときの母の努力にきっと気づいてくれる。そう思って頑張ってみることにします。そうなるのはすごく先の話かもしれませんが、そんなことを考えると3人とも男の子でも案外悪くないのかなと思えている自分がいます。
文・こもも 編集・古川純奈
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