親の子育てのうち「反面教師」にしていることはありますか?ママたちの答えとは
親になって子どもを育てる立場になったとき、自分が親から受けた子育てについて納得できることもあれば、疑問に感じることもあるでしょう。ママスタコミュニティに、あるママから親の子育てについて投稿がありました。
『親の子育てで反面教師にしていること、あります? 私はあまり褒められなかったので、自分の子どものことはたくさん褒めるようにしています』
投稿者さんがいう「反面教師」とは、見習い学ぶべきではないものとして、悪い手本・見本となる事柄・人物のことをいいます。投稿者さんは親からあまり褒められることがなかったのだそう。だから反面教師にする形でわが子は褒めるようにしているとのことですね。投稿者さんの考え方にママたちはどのように反応したのでしょうか。
ママたちが子育てで「反面教師」にしたいこととは?
フルタイムで共働きはしない
『フル共働きはしない。やっぱり子どもは寂しい』
『フルで働かない』
子育てで「反面教師にしたいこと」のひとつとして、「フルタイムでの共働きはしない」が挙げられました。あるいはママ自身が「フルタイムでの仕事はしない」とコメントしてくれたママたちも。フルタイムで仕事をすると、仕事がある日はほとんどの時間を仕事に拘束されてしまいますね。必然的に子どもと過ごす時間は減ってしまうでしょう。子どものころ自分の親がフルタイムで働いていて寂しかった記憶があるママたちは、同じ寂しいおもいをわが子にはさせまい、と考えるようです。
家族計画を立てる
『一人っ子にしない。一人っ子が本当に嫌だった』
『子どもは多くて二人まで』
きょうだいがいればにぎやかで楽しい日々が過ごせるでしょう。ただきょうだいが多すぎると、子ども一人あたりに親がかけられる時間は減ってしまいますね。子どもの人数にもママたちの記憶は反映されるようです。
親の言動に気を付ける
『親の喧嘩を子どもに見せない』
『人の悪口は言わない』
親同士の喧嘩を子どもの前で見せることは、子どもへの不適切な養育や関わり方を意味する「マルトリートメント」のひとつとされています。子どもの前で感情が高ぶって旦那さんに言い返しそうになることがあったら、別の部屋に移動して落ち着くなどの行動をするといいのではないでしょうか。
子どもは親の言動を真似することがありますね。人の悪口を子どもの前で言っていたら、子どもも真似をして悪口を言うようになるかもしれません。子どもの前で他人を傷つける言葉は控えたいですね。
「反面教師にしたい」とママたちが感じる、子どもとの関わり方とは
子育てで「反面教師にしたいこと」としてママたちから寄せられたコメントのうち、最も多かったのは”子どもとの関わり方”に関することでした。
『子どもが帰ってくる時間に家にいる。土日も一緒にお出かけしたり、遊んだりする』
『子どもにきちんと向き合う』
『「女の子なんだから」って言われるのがすごくいやだったから、子どもには絶対言わないって決めている』
『子どもの好きなものを否定しない。キャラクターや音楽、ファッション……。私の好きなものをなにもかも否定されてつらかった』
『すぐに「お前には無理」と言われていたから、子どもには言わないようにしている』
ママたちは自分が受けてきた子育てを日々振り返りつつ、わが子に愛情を注いでいるのでしょう。子どもを受け入れること、子どもと一緒の時間を楽しく過ごすこと、子どもを否定しないこと……。ママたちの子どもへのあふれる愛情が、コメントから伝わってきますね。
子どもとの距離感を保ち方も大切。近づきすぎず、離れすぎず……。
『干渉し過ぎない』
『自分が心配なことだけ心配し、後は放任、無関心』
『放任し過ぎない』
『プライバシーは守る』
『自分の価値観や理想を子どもに押し付けない。子どもの意思を尊重し好きなものを否定しない』
わが子は大切な存在でしょう。守ってあげたくなる気持ちは、親ならば少なからずあるのではないでしょうか。しかし子どもを守ってばかりいたら、子どもが自分で経験する機会を親が奪ってしまうかもしれません。干渉し過ぎず、離れ過ぎず……。適度な距離感を保って子どもを尊重しながら接していくことが、子育てには求められるのかもしれませんね。
「反面教師」が子育ての手本になることも
親になって子育てをするとき、親から受けた子育てをまずは手本とする人もいるでしょう。手本とするときに「真似してはいけない手本」としての子育てがあってもいいですよね。ママ自身は「反面教師」としての子育てではなく、子どもが親になったときに手本としてもらえる育児を目指していけるといいですね。
文・しのむ 編集・秋澄乃
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