【前編】母から譲り受けた大切な振り袖。可愛い姪っ子にだってあげたくない……
思い出の品を誰かに譲ることは、他の人が思うほど簡単なことではないのでしょう。あるママさんが、大切な振り袖のことで悩んでいるとママスタコミュニティに打ち明けてくれました。
『私が成人式のときに、祖父母が母にと購入した振り袖を母から譲り受けた。成人式で着て以来1度も着る機会がなくて、今も大事にとっておいてある。最近義姉が女の子を出産したんだけれど、その義姉が私が振り袖を譲り受けたことを母から聞いたみたい。それで「娘の成人式で使えますね! 急がないので後で実物を見せてください」と言ったの』
女の子を産んだ義姉が、ママさんが大切に保管している振り袖を娘の成人式で使えると考えているそうです。後日見せてほしいと言っているようなのですが……。
『私もう30歳。それに既婚だし、子どもは男の子。確かに彼は振り袖を着ることはできないし、誰かに着せる機会もない。でもその振り袖のことはすごく気に入っていて、たまに箱を開けて眺めたり。大事な思い出の品だし、今の気持ちではいくら可愛い姪っ子にでも簡単にあげることはできない。個人的には袖を切って訪問着にしてしまいたいくらい、あげたくない』
ママさんからすれば振り袖は大切な思い出の品ですし、お気に入りの品でもあります。そのため姪っ子に譲ることに抵抗があるようです。振り袖の袖を切って訪問着にしてしまえば、姪っ子が成人式に着られなくなる……とさえ考えているほどです。このようなママさんにママスタコミュニティのママたちから早速コメントが寄せられました。
大切な振り袖でしょ?譲らなくてもいいよ
『そんな大事な振り袖は渡しちゃダメだよ。汚されたり穴をあけられたりしたら、泣くに泣けないよ』
『渡さなくていいと思うよ』
『訪問着にしちゃったと言えばいいんじゃない?』
ママさんにとってはとても大切な振り袖ですから、姪っ子に渡さなくてもいい! という強い意見がママたちからありました。もし汚されてしまったり、破れてしまったりするようなことがあれば、ショックを受けることでしょう。振り袖を渡さないために訪問着にリフォームしてしまうことも考えていますが、素直に「大切な振り袖だから譲れない」という気持ちを伝えることも大切かもしれません。それほどの思いがこもった振り袖だとわかれば、義姉もわだかまりなく諦めてくれるのではないでしょうか。
姪っ子に振り袖を譲らなくてもいいという考えがある一方で、反対の意見もママから出ています。
そのまま寝かせておくより、誰かに使ってもらった方が嬉しくない?
『自分に娘がいるなら、娘に着せたいからという理由で断るのはわかる。でもこれから着る機会がないなら、私なら誰かに着て欲しいけれどな』
もし今後誰かが着る予定があるならばいいのですが、ママさんのお子さんは男の子です。ママさんの手元にあっても今後振り袖の出番はないかもしれません。それならば姪っ子に着てもらった方が振り袖も喜ぶのではないでしょうか。
義姉は社交辞令で「子どもの成人式に着せたい」と言ったのかもしれない
ママさんのコメントを見ると、お母さんが義姉にこのように話していたことがわかります。
『年の離れたいとこの成人式のとき、その振り袖を貸していた。そのときの写真を母が義姉に見せて「古臭いと思うかもしれないけれど、当時はとても高価で。姪っ子(ママさんのいとこ)にもよく似合っていてよかったわ」みたいに話したらしい』
ママさんのお母さんが義姉に対して、素敵な振り袖というニュアンスで話していたそうです。この話を聞いて、ママたちは義姉の「子どもの成人式に使いたい」という言葉をこう捉えています。
『義姉がそう言わざるを得ない状況だったのでは? 社交辞令だと思うよ』
『社交辞令みたいな感じじゃなくて? その赤ちゃん(姪っ子)、生まれたばかりなら、20年も先の話でしょ? お母さんがあまりにも素敵なの! と繰り返すから、義姉さんもそんな風に答えただけなんじゃないかな……』
義姉の発言はお母さんに対して気を遣ったものだったとも考えられるかもしれませんね。まだだいぶ先のことですし、心の底からその振り袖を子どもに着せたいと思っているかどうか、疑問が残ります。
今回のことはお母さんが義姉に振り袖の話をしたことが発端になっています。また今その振り袖はママさんの手元にありますが、そもそも祖父母に買ってもらったのはこのお母さんですよね。もしかしたら振り袖を譲るかどうかについてはお母さんに相談したほうがよいのではないでしょうか。後編に続きます。
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※【後編】母から譲り受けた大切な振り袖。可愛い姪っ子にだってあげたくない……- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 振り袖渡したくない 駄目かな