ダンナさんが「主夫になりたい」と言ってきたら、働きに出る?最終手段は……
「専業主婦ってラクそう」。もちろんそんなことはないでしょうが、ひと昔前まではそんな価値観がまかり通っていたこともあったようです。実際にダンナさんから似たようなセリフを言われたという投稿が、ママスタコミュニティにアップされることも。ダンナさんには「仕事をするほうが大変」という思い込みがあるのかもしれません。
家で家事・育児をするほうが大変なのか、外で仕事をして稼ぐほうが大変なのか? この難題に対し、ママスタコミュニティにとある”もしも”の質問があがりました。
「私と同レベルで家事・育児ができるなら」無理そうなダンナたち
『専業主婦のみなさん。ダンナさんが「専業主夫になりたい」と言ってきたらどうする? 「俺も働きたくないから、今度は君が外に出て働いて」と』
集まったコメントは賛否両論でしたが、目立ったのは専業主婦としてのプライドがにじむ声。
『私くらいの家事レベルになってから言いな! 出直してこい!』
『あんたまったく料理できないじゃん。子どもふたり、半日もみられないじゃん』
『とりあえず365日の1日も休みはないが、それでもよいか尋ねる』
おそらくダンナさんが想像しているよりも、はるかに多くのことをこなしているのが専業主婦です。
『試しに有休を消化して、1ヶ月間子育てと家事やってみ? 私はいっさい手伝わないし、生活費も定額しか出さない。節約しないと小遣いの捻出はできないよ。それでうまくいくなら辞めていいよ』
『いいよ~。お小遣い額も交代だから、今のあなたの1/3になるからね。PTA、子どもの習いごと関係ももちろん頼むよ。あと私が通勤で車を使うから、あなたは自転車ね。弁当もよろしく。これ、いいかも! 思いっきり働けるね! 帰って来たらご飯も風呂もあって、弁当も作ってもらえて小遣いも増える。ただ、現実にはダンナよりは稼げないからな~』
日ごろママたちがやっていることを1個1個書き出してリストにしたら、リストを見ただけで「やっぱり、やめておく」と言ってしまうダンナさんもいそうです。
稼いでこないダンナに存在価値なし?断固拒否する!
否定派の中には「離婚する」とまで、言い出すママもいました。
『「好きにして」って言う。働いてもよいけど、働きに出たらダンナなんか必要ないな。離婚する』
『離婚するかな。だってダンナは家事まったくできないし。洗濯機の使い方とか、何回も教えているのに毎回も聞いてくる』
ダンナさんには言えない事情も、いろいろあります。
『ちょっとこの座は譲れない』
『私も働きたくない。「ふたりで専業しよう」と言うかな』
ママたちが気になるのは、やはり収入が減ることについて。キャリアなども含めると、やはりダンナさんのほうが稼ぐことができる家庭が多いようです。
『「えー、私が稼げないのわかってるくせに」って叱る』
『私が同じだけ稼げる仕事が見つかるなら、それでもいいよ。でも見つからないだろうから、ダメ』
『私が手に職を持っていて、年収1,000万円ぐらい稼げる能力があるならよいよ! おいしいご飯を用意して、帰りを待っててほしい。だけど実際今の私なら、年収300万円ぐらいしか稼げないだろうから無理』
毎日お金をやりくりしているだけあって、みなさんかなりシビアです。
いざというときも頼りになりそうなママ。外で働く!
一方で、肯定派のママたちもいます!
『子育てよりも仕事の方がラクだし、ノーストレスだよ』
『いいよ、本気で働く。夫の年収1,400万円ぐらいだけど、同じくらいは稼げる。うちの場合はどっちが働いてもよしって感じ』
『オッケー! 収入は減るけど、ダンナは私より家事育児完璧にやりそう。お米と野菜は家で作っているから、なんとかなるさ』
『「給料が低くなるから、節約頑張ってね!」って言う。ダンナほどには稼げないけど、家族がなんとか暮らせるくらいは稼げるし』
もしもダンナさんになにかがあったときも、ママが家計を支えてくれるわけですね。これは頼もしい!
『「パートくらいはしてね」って言う』
夫婦で支え合って、なんとかしのいでいけそうです。
家で家事・育児をするのも外で働きお金を稼ぐのも、大変さでは甲乙がつけがたいかもしれません。否定派のママたちは、きっと家庭内で役割分担がはっきりできているのでしょう。肯定派のママたちも、役割分担をしていることは同じでも、役割分担を柔軟に対応できるという意味で否定派をやや上回っているのかも。「もともと働きたかったから」というコメントも、いくつかありました。
最終的にこの手段しかない、という回答もあります。
『じゃんけんする』
夫婦の形は、それぞれです。運を天に任せてみるのも、悪くないかも……?
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ