【コラム:山本優希 Love Family】第3回 仕事復帰と産後ダイエット
雑誌『JELLY』の専属モデルを務める山本優希さんへのインタビュー第3回目は、ママスタユーザーのみなさんからリクエストの多かった“産後ダイエット”についてです。当日お会いしてびっくりしたのは、彼女の細さ。とても2人のお子さんを生んだとは思えないスタイルを、どのように維持しているのかを聞いてみました。
産後ダイエットは、どのようなことをされましたか?
2人目を生んだ後にすぐ、あるブランドのニュースペーパーのカバーモデルのお仕事があったんですよ。産後1ヵ月半で撮影っていうスケジュールだったので、それまでに体型を戻せるかプレッシャーもかなりありましたね。だけど、すごくやりたかった仕事だったので、とにかくやれるだけのことはやろうと思って、撮影に向けて準備をしました。
母乳をあげていたから食事はしっかりとらないといけないでしょ。だから食事以外のことで体型を戻すことを考えていて、そこで骨盤ベルトが大活躍したの。骨盤ベルトは出産前から使っていて、産後も分娩室から病室に戻ってすぐに巻いたくらい頼っていました。本当に役に立ちましたね。
あとは、産後3週間目くらいから週1回の骨盤マッサージに通ったり、お灸に行ったり……。
お灸でダイエットですか?
産後1ヵ月くらいかけて悪露が出るんだけど、お灸をしてもらうと悪露の排出が進んで、身体の戻りが早いって聞いたので通っていました。私には効果があったみたい。
そうして努力して臨んだ撮影はどうでしたか?
体重はかなり戻っていたけど、ずっと子どもを抱っこしていたり、母乳をあげていたりしたから、胸とか肩の辺りがパンパンに張っちゃっていて。体の状態はやっぱり完璧とはいえなかったから、この状態で「洋服をきれいに見せられなかったらどうしよう」というプレッシャーや不安は、撮影しているときもありましたね。
でもそのときにできる精一杯のことはしたつもりです。結果、素敵な表紙ができあがってきたので安心しました。考えてみたら、こういう撮影の緊張感が最大の産後ダイエットになっているかも(笑)。
産後の体型に変化はありますか?
もちろん! 私、独身時代の体重から比べると、1人目の出産の後がマイナス1kg、2人目がマイナス2kgで、体重だけ見ると子どもを産む前より減っているんですよ。でも、体型はやっぱり変わってきている。元々細身だからそんなに変わらないかと思いきや、ないなりに全体的に垂れた! 最初はびっくりしたり焦ったりもしたけど、「これはこれで私だし」と思うようにしている。
あとママさんたちはみんな一緒だと思うけど、子育てって体力を使うし、抱っことか授乳とか無理な体の使い方もするから、大変。ちょっと前に整体に行ったら、左右の足の長さが2cmくらいずれているって言われちゃいました。だから産む前の体に完全に戻すことを目指すというよりは、そうした自分の体の変化を受け入れながら、そのなかでベストを尽くすっていう感じですね。
今はダイエットのために日々行なっていることは何かありますか?
子ども2人を抱っこするのがいいトレーニングになっています。これは本当で、姿勢を良くしてインナーマッスルを意識しながら抱っこするんですよ。そうすると、体を支える筋肉が鍛えられるので、体型維持にも役立っていると思います。
食事制限は特にしていないですね。母乳をあげているときはものすごく食べても太らなかったし、母乳をやめるとその分食欲が減る都合のいい体質なので。昨日も焼肉を食べましたよ! あとは、寝る前のストレッチかな。テレビを見ながら簡単に全身を伸ばすくらいだけど、毎晩必ずやっていますね。
産後1ヵ月半でカバーモデルの撮影をこなした山本さん。
「お洋服をきれいに見せられるかな」と不安だったというお話に、プロ意識を感じました。「子育てもトレーニングになる」と笑いながら話してくれる山本さんの子育ては、とても自然体で素敵です。さて、次回のテーマは「ママになってからの美容とファッション」についてです。お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai
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