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一斉休校中、どう過ごした?保護者の4人にひとりは「一緒に勉強」

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新型コロナウイルス感染症が拡大しているため、小中学校が休校になってしまったところもあるでしょう。感染が拡大している地域以外では、新学期から授業を再開する学校も少なくないようです。1ヶ月以上も続いた(続いている)突然の休校・休園期間、お宅ではどんなふうに過ごしましたか?
総合教育サービス事業を展開する「株式会社やる気スイッチグループ」が一斉休校期間中の過ごし方について、保護者を対象にしたアンケート調査を行いました。

休校中は「子どもと一緒に過ごした」保護者が過半数

「一斉休校!」のニュースが全国を駆け巡ったとき、ママたちがおそらく真っ先に思ったのが「子どもをどうする?」だったのではないでしょうか?

調査でまず尋ねたのが「一斉休校期間中、子どもはどうしていた?」という質問です。もっとも多かったのはやはり「自宅で保護者と過ごした(61.1%)」。次点が「子どものみで留守番してもらった(28.2%)」でした。以下「学童保育・保育施設を利用した(17.2%)」、「親に子どもを預かってもらった(15.7%)」、「預かり先として開放していた学校を利用した(3.4%)」、「友達(ママ友など)に預かってもらった(3.1%)」と”預けた”派が並びました。
「開放されていた学校を利用」は、そもそも開放していた学校のほうが少数派だったのかもしれません。また「友達(ママ友)に預けた」は、預けることで大きな面倒をかけることがわかっているせいか、かなり少数でした。よほど親しい友達でないと、頼むのが難しかったのではないでしょうか?

ちなみに会社員や主婦(主夫)など、保護者を属性別にした回答がこちら。
main回答者全体の約4割(39.5%)を占める会社員の保護者については、やはり「自宅で子どもと一緒に過ごした」人は全体で38.8%と少なめ。全体で95.7%だった主婦・主夫に比べると、大きな差がありました。さらに会社員の59.2%が、子どもの預け先を複数組み合わせていたそうです。今週はどこに預けるか、明日はどこにしようかと、毎日頭を悩ませていた状況がイメージできますね。

勉強、散歩、お手伝い。生活リズムを変えない工夫も

とはいえ会社勤めでもおよそ3人にひとり以上の保護者が、子どもたちと一緒に過ごしたこの休校期間。どんなふうに子どもたちと関わったのでしょう?
sub2複数回答ながら、ダントツで多かったのが「一緒に勉強・課題(24.5%)」でした。具体的には宿題をはじめ復習・ドリル・実験や工作・時間割作りなどが挙がったそう。次いで「散歩・公園で運動(11.1%)」が第2位。「料理・お菓子作り(9.4%)」「お手伝い・家事(4.4%)」など、家の中でもできることを積極的にしていた家庭も。
自由回答では

『ふだんより、子どもの話をゆっくり聞くようにした。マッサージなどでより多くスキンシップを図った』

『”映画館ごっこ”として、毎日違う映画を1本ずつ鑑賞。ポップコーン付き!』

『工作や絵画、絵日記など時間をかけて取り組めることを増やしました』

など、ふだんより時間がたっぷりあるからこその工夫もありました。さらに複数あったのが「生活リズムを崩さないように、気をつけた」「できるだけふだんどおりの生活を変えないことで、子どもも安心する」といった回答。”いつもと同じ”生活リズムを続けていれば、再開したときもスムーズに学校に戻れそうですね。

さて、お宅ではどんな休校期間を過ごしましたか? まだ続きそうな家庭も含め休校が始まってから約1ヶ月たった今、休校の期間の子どもの様子を振り返ってみるのもよさそうです。

【調査概要】「やる気スイッチグループ 一斉休校中の過ごし方に関するアンケートについて」
調査対象・方法:やる気スイッチグループのスクールに通う生徒の保護者、非公開型インターネット調査
調査期間: 2020年3月27~29日
有効回答数と回答者の属性:522名(2歳~18歳の生徒の保護者)
回答者の職業:会社員206名、専業主婦・主夫140名、その他(自営業・自由業など)176名

文・鈴木麻子 編集・しのむ

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