園や学校行事でのビデオ撮影はどうしてる? 一生に一度の思い出をきれいに残すための3つのポイント
卒業式や入学式など、学校や園での行事は目白押し。子どもの姿を記念に収めるため、ビデオカメラを新調したり、カメラ機能の優れたスマートフォンに買い替えたりしている人も多いのではないでしょうか。そんななか、パナソニック株式会社は、幼稚園・保育園・小学校に通う4歳以上の子どもがいるパパ・ママ332人に対して、子育てにおけるビデオ撮影の実態を調査しました。今回はその調査結果をご紹介しましょう。
園や学校での行事にはビデオカメラの使用頻度が高くなる
子どもをビデオ撮影する機会について聞いてみたところ「運動会」が約80%、入学(入園)式/卒業(卒園)式」が約70%と、学校や園の行事が上位を占めました。園や学校の行事以外では、普段お家で過ごしている様子(約62%)や、遊びに出かけた場所(約63%)でもビデオ撮影している人は多いことがわかります。
ビデオカメラとスマートフォン、用途に合わせて使い分ける傾向が
子どもをビデオ撮影する際、どの機器をよく使うかについての質問も。ビデオカメラの使用頻度が高い撮影は、以下のような結果になりました。
・発表会(音楽発表会)(71.4%)
・入学(入園)式/卒業(卒園)式(67.1%)
スマートフォン撮影の場合は
・公園の遊具で遊んでいる様子(76.6%)
・テーマパーク・遊園地(60.4%)
このような結果となりました。親が子どもと近距離に過ごすシチュエーションではスマートフォンで撮影をし、席の関係やイベントの規模感など、遠くから子どもを見る可能性のある学校(園)行事ではビデオカメラで撮影するというように、シーンによって使い分けをしていることが結果からわかります。
学校行事は手振れやアングルの悪さなどビデオ撮影に失敗しがち!
調査では、ビデオ撮影した動画を見て、「失敗したな」と思うことについて聞いています。
回答が集中した「運動会」、「入学(入園)式/卒業(卒園)式」、「発表会」などの学校(園)行事での撮影については、「ズームしても撮影対象者(物)が小さい」、「手振れがひどい」、「アングルが悪い」などという声が目立ちました。学校(園)行事は、遠くからの撮影が多いためこのような結果になってしまうのでしょう。
筆者の体験談からわかった子どものビデオ撮影、3つのポイント
筆者も過去に、保育園で子どもがはじめて参加する運動会で、動画撮影をおこなった経験があります。小さな体育館でおこなわれるため、スマートフォンで十分だろうと考えて参加することに。しかし実際に会場に着いてみると、保護者席はかなり端っこ。子どもたちが踊ったり競技をしたりしている場所までは、かなり距離がありました。しかも残念なことに、筆者の席からは角度的にかなり見えにくく……。ビデオカメラを持参していなかったので、仕方なくスマートフォンで撮影を開始。けれどスマートフォンでは満足の行く撮影ができず、手ブレなどもあり上手に子どもの姿を撮ることは叶いませんでした。
こうした経験からわかった、子どものビデオ撮影のポイントを3つご紹介します。
ポイントその1「ビデオカメラとスマートフォンを臨機応変に使い分ける」
子どものハレの舞台である学校や園の行事ごとは、毎年行われるものも多くあります。けれど、その時々の子どもの姿は一生に一度しか見られません。大切な思い出として残したいなら、やはり撮影に妥協はしたくないですよね。もし事前に撮影場所や子どもとの距離がわかればスマートフォンではなくビデオカメラで撮影し、逆にズームの必要のない近さであればスマートフォンで撮影する……など、状況に応じて臨機応変に対応してみるのはいかがでしょうか。
ポイントその2「普段から撮影の練習をしておく」
ビデオカメラでもスマートフォンでも、どちらにもメリット・デメリットがあります。だからこそ撮影機器を使いこなせるよう、普段のお子さんの姿を撮影して練習しておくのもいいでしょう。撮影に慣れていれば、本番でいい映像が撮れる可能性もアップするはず。繰り返し練習しておくことで子どもの動きに対応した撮影テクニックが身についていきますし、さらに上手に撮れる方法を考える余裕も生まれます。
ポイントその3「事前に子どもの位置を確認しておこう」
学校や園の行事ごとの場合、子どもがどの位置にいるかを事前に先生などに確認するのがおすすめ。運動会などのダンスのような動きがある発表の場合は、プリントで図解にしたものが配布されることもあります。そのプリントを子どもと一緒に見ながら、「このときはどこにいる~?」と聞き出してみてもいいですね! 年齢が幼い場合は先生に聞く以外にも、同じ園や学校に子どもを通わせている先輩ママに、撮影ポイントのコツを聞いてみるのもいいでしょう。
子どもの一生の思い出をキレイに残そう!
ビデオカメラ撮影にもスマートフォン撮影にも、それぞれメリットがあります。どちらかでないとダメというわけではありませんので、お手持ちの機器でどのように撮影すればいいかを、お子さんと一緒に試してみてはいかがでしょうか。
子どもの成長とともに繰り返し訪れる、園や学校の行事に備えて、子どもの一瞬一瞬の姿をキレイな映像に収めるためのビデオ撮影について、今一度考えてみてはいかがでしょうか?
文・AKI 編集・櫻宮ヨウ