子どもがいない人や不妊の人に、子どもの写真付き年賀状は送らないほうがいい？受け取り側のリアルな体験談も
新年最初の挨拶として、年賀状を送る方は多いことでしょう。華やかなもの、シンプルなもの、かわいらしいもの……年賀状ひとつとってもその人の個性が出ますよね。そんななか、写真付きの年賀状を受け取ることも少なくないのではないでしょうか。今回は、お子さんの写真付き年賀状に関しての質問がママスタコミュニティに寄せられました。
『子どもがいない人や不妊の人に、写真付きの年賀状を送るのは躊躇する？ いちいち分けて作るのが面倒くさいから同じのを送るのというのはダメなの？』
投稿者さんの周りには、「できれば配慮してほしい」と考えている不妊の友だちが多いそうです。しかしながらいちいち分けて作るのは面倒くさいし、できればみんなに同じものを送りたい……と考えている様子です。この相談に対して、ママスタコミュニティのママたちからはたくさんの意見が集まりました。
親しい人の意見は尊重すべき。「人によって年賀状のデザインを分ける」
『私は2種類作っている。写真ありと、写真なし。写真ありは、親や親戚、親しい友人。そのほかママ友やお世話になった方々などは、みーんな写真なしを送っている』
『写真付きを送ってくる人と親戚には写真付きの年賀状を送る。子どもがいない方や不妊治療中の友だちは別にするよ』
『年賀状を送るような親密な相手に、どうして気を使わないの？ 私は、子ども亡くしているとか、おそらく不妊である場合とかは気を使うかな』
まずご紹介したのは、「人によって年賀状の写真の有無を分けている」と答えたみなさんです。お子さんがいない方や不妊治療中の方だけではなく、残念ながらお子さんを亡くされた方にも子どもの写真付き年賀状は控えると話してくれた方もいました。なかには、「写真が付いている年賀状は、親や親戚や親しい友人にしか送らない」と決めている方も。
気にしていたらキリがないかも……「みんなに同じものを送る」
『不妊を公にしてる友だちはいないので、子どもがいなくても不妊かどうかなんてわからないから、いちいち気にしていない。不妊の子だけ分けていると知ったほうが相手はショックだと思っていたけれど、そうでもないのかな。独身の人に結婚式の写真、2人目不妊の人に兄弟姉妹が載っている写真、子どもがいるけれど離婚した人に家族写真とか、配慮なんて考え出したらキリがなくなるわ。結局、同じ条件でも受け取り方の違いがある以上は考え過ぎないほうがいいと思う』
『「こちらは不妊だから配慮してほしい」と考えている人もなかにはいるのかもしれないけれど、その人も結婚したときに、独身の人に結婚式の写真を年賀状で使わないという配慮をしたかといえば、そうではなかったりするんだよね』
『普通に写真付きの年賀状を送っている。どうせみんな、そんなに写真を見ないでしょ。すぐ捨てるだろうし』
「人によって年賀状のデザインを分ける」と答えてくれた方がいる一方で、「特に気にせず、みんなに同じ年賀状を送る」と答えた方も少なくありませんでした。「『自分だけ配慮されて違うデザインだった』と気づいたときのほうが不快になるのでは」、「配慮をし始めたらキリがない」、「みんなそんなにじっくりと年賀状を見ないと思う」など、理由はさまざま。「配慮しすぎないのがいちばんの配慮」ということかもしれませんね。
「気にしない」って本当？受け取り側のリアルな声をご紹介。
『そんなことを気にするのは一部の人だと思うよ。送る側も受け取る側も。私は子どもはいないけれど、相手が躊躇しているとか気を使っているとか考えたこともなかったし、受け取っても「お子さんが大きくなったなー」とか、それくらい。何も気にせず、自分の思うように新年の挨拶をすればいいと思う』
『新婚と呼ばれる時期が終わって、不妊で悩んでいたころがありました。年賀状の写真は気にならなかったけれど、身近な人からのコメントに「そろそろ子どもはどう？」と書いてあって新年早々、すごく嫌な気持ちになった。でも、写真くらいならいいんじゃないかな？』
『私より先に結婚した人で、子どもの写真を送ってくる人たちは普通にいたよ。それをもらっても特別嫌な気にはならなかったし、毎年成長していく友人の子どもの姿を見ると、「ずいぶん大きくなったなぁ」と感慨深くなるときもあるし。逆に自分だけ写真付きじゃない年賀状を送られると、かえって悪くとってしまいそうで嫌だと思う』
『私は子どもがいないけれど、写真付きの年賀状は嫌じゃないよ。むしろ嬉しい。分けて作るのが面倒くさいなら、そのまま送っても大丈夫じゃないかな？ 子どもがいない人って、子どもがいる人たちが思うほど気にしていないよ？ 気にされる方が嫌。年賀状がほかの子と違って自分のだけが写真がなかったほうがちょっと嫌だな』
お子さんがいないみなさんからのリアルな声も続々と寄せられました。多かった意見は、「写真付きの年賀状は特に気にしない」というもの。「むしろ、自分だけ写真なしの年賀状にされていたら嫌だ」という声も聞こえてきました。
相手の気持ちに配慮するのは大切なことですが、配慮をしてしまいすぎると逆に相手を傷つけてしまうことにもなりかねません。もし「写真付きではないほうがいい」と判断したならば、その年はすべて写真なしの年賀状にするというのもひとつの手でしょう。年賀状は新年の初めの挨拶だからこそ、お互いに気持ちのいいものにしたいですね。
文・motte 編集・荻野実紀子
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