足の不自由な方に子どもがぶつかった!怒鳴り散らす男性に謝らない親子……。親として子どもに示したい対応とは
子どもがいるとふとした瞬間に親である自分を試されるような場面に出くわすことはないでしょうか。誰かの親であるからこそ、自分自身の行動に問題がないか、子どもに伝えなければならないことを伝えられているかなど、考えさせられる場面は少なくないでしょう。
ママスタにも、そんな場面に出くわしたというママが投稿してくれました。
『男性は杖を使わなければ歩行困難で、子ども(幼稚園児)にぶつかられた拍子で杖が手元から離れ、危うく後ろに転倒するところでした。
転倒したらコンクリートの床に頭を打ったり、骨折してたかもしれなく、とても危険だったため、男性は子どもと近くにいた母親に危なかったこと注意含め、怒鳴りました。事情を知らない周りの人達は子ども女相手に怒鳴る男性を変な人扱いし、馬鹿にしました。
男性の同行者である女性は、騒ぎに駆け付けた警備員に事情を説明しましたが、周りの人達はみんな、親子をかばうので男性女性も周りと警備員にブチ切れです。「こっちは被害者だ! 謝られてもいない! この親子が謝れば済む話だ!」と声を荒らげます。子どもは大泣き、母親は子どもを抱きしめてなだめ、男性に謝ろうとしません。これってどちらが悪いと思いますか?』
ぶつかった子どもが悪く、男性が可哀想だと思った投稿者さん。足の不自由な男性と、ぶつかってきた子どもとその母親のそれぞれの対応について、ママたちからさまざまな意見が飛び交いました。
親子は謝るべきだった
わが子が走り回っていて誰かにぶつかったとしたら……とっさにでてくる言葉は「ごめんなさい」であるはず。男性に謝っていない親子の態度に疑問を覚える声が多々寄せられています。
『子どもと母親が悪いわ。うちも、子どもが足の手術をしたばかりで、松葉杖を使ってゆっくり歩行だから、近くで子どもが走り回ったら怖いわ』
『どう考えても親子が悪いし、母親が率先して普通は謝り、子どもにも「勢いよく人にぶつかったら危ないよね。おじいちゃんに謝ろうね」と普通いうわ』
『幼稚園児で走り回れる年齢なら話もできるだろうしぶつかったのなら「ごめんなさい」くらい言えるだろうって思う』
『怪我の有無関係なしにぶつかったのなら謝るのが普通だと思うから親子が悪い』
『その親がすぐに対応して謝ればすむ話でしたよね。そこまでおおごとになっても謝らないとか呆れる』
『こういうのって何もなかったから良かったけど、思いっきり転倒して打ちどころ悪くて亡くなってしまう可能性もあるからね。子どものこういう行動甘く見ちゃダメ、本当に危ないよ』
子どもを走らせていい場所だったのか?
そもそも子どもを走らせていることにも問題があると感じる人もいるようです。
『場所にもよるけど、子ども走り回らせてる時点で常識に欠ける親子なんでしょ』
『そもそも走り回ってるのを放置しとくのが悪いんじゃないの? そんな親だから自分達は悪くないと思ってるんでしょ。スーパーとかでも走り回ってる子どもとかいっぱいいるけど、カートとぶつかって転んで怪我でもしたらこっちが悪者でしょ?』
『走りまわらせる親子が悪い』
実際にぶつかってしまった子どもが走っていたのは、駅付近のお店のある通路だったとのこと。駅だと利用者も多く、走り回れば人にぶつかるだろうと予測がつきます。元気な子どもは走ってはいけないといっても走ってしまうこともありますが、公共の場では親がしっかり気をつけて見ていたいところです。
男性は怒鳴り散らす必要はあったの?
とっさに謝らなかった親子に問題があるとしながらも、男性の態度にも疑問の声が。
『いくら親子が悪くても、怒り方次第では引いてしまうかも』
『怒鳴るのが正解だとは思わないけどね』
『ドスをきかせて怒鳴るのはやり過ぎ。子どもを脅迫するのと変わらない。普通に怒るならあり。周りが非難してたということはドスをきかせてたんだ思う』
『子どもと母親が悪い。それは確かだが、このご時世に知らない子どもに怒鳴ってしまったのは男性の落ち度かなと思う』
『いやいや、怒鳴ることがあり得ないよ。普通に注意するのと、いきなり怒鳴るって全く違うし。危ない、怖い思いしたらすぐキレて怒鳴るの?』
『そういう時は怒鳴るのではなく、低いトーンで冷静に敬語で言えば良かったのにね』
『私も事故に遭いかけた事なら何度かあるけど、見ず知らずの人に咄嗟に怒鳴ったりできた事はないよ。ましてや相手が幼児だったら怒鳴るって選択肢が頭に浮かぶ事自体ないな』
『私も事故に遭いかけた事なら何度かあるよ。それで相手に怒りを感じた事もある。でもそういう場面で咄嗟に怒鳴った事は1度もないから、「誰だって怒鳴る」とは言えないと思う』
『ぶつかったら謝るのは普通だけど、先に怒鳴ったから謝れなかったのかもね。よくいるじゃん怒鳴り散らす人。やっぱり感情的になる人はダメよ』
『もっと冷静に注意すればその親子も謝れたかもしれないし、それでも謝らなかったらその親子の非常識が明確になったのに、怒鳴ってぶち切れちゃあ周りもその親子に同情しちゃうよね』
同じような場面に出くわしたことがあっても、怒鳴ることはしなかったというママもいるように、突然子どもに怒鳴ることに違和感を感じる方もいるようです。怒鳴られてしまったことで、子どもがびっくりして謝れなかったのではという声もありました。
自分自身のしつけや対応を考えさせられた
実際にその場にいたわけではないので、詳しい部分を知らずにどちらが悪いと言い切ることは難しそうな今回の問題。この件を通じて、親の対応を考えさせられたママは多い様子です。
『これはお互い悪いと思う。親子もすぐ謝らないのは悪い。男性もすぐキレて怒鳴るのは悪い。話し合っても謝らなくて段々と声荒げるならまた違うけど』
『体の悪い方だけじゃなくて子どもが怪我する可能性もある。やっぱり「親の管理やしつけ」って親の責任だね。当たり前のことだけど改めて思った』
『自分に非があるんだから謝るのが常識だと思うけどね。私も感情的な人は誰であれ大嫌い。でも怒鳴られても自分が悪いなら謝るよ。非常識な親になりたくないもの。怒鳴られたから謝らないなんて、子どもに人としてそんな情けない姿見せたくない』
親の管理やしつけの大事さに気づいたというママや、相手の反応はどうであれ謝るべきときにはしっかりと謝りたいと語ってくれたママもいました。悪いことをしたと思った際に素直に謝ることは、子どもがこれから人生を歩んでいく際にも必要なこと。子どもにそうなってほしいと願う前に、自ら示していきたいと考えているママもいました。
親になると、とっさの場面で対応を求められることがあり、後からあの対応でよかったのかと自問自答することもありますよね。日頃からのしつけや伝えるべきことを伝えていくのはもちろん大切ですが、口で言って聞かせるだけでなく、親が日頃から態度で示していくことが最も子どもに伝わる方法なのかもしれません。
文・山内ウェンディ 編集・しのむ
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