孫かわいさで次々食べ物を与えてくる義母。やめさせる方法は?
”目の中に入れても痛くない”。孫をかわいがる自分やダンナさんの両親を見て、その言葉を実感するママもいるのではないでしょうか? かわいがってくれるのはとてもありがたいこと。ただそれがママが望む方向と違う場合もあるようです。
「義母が息子に食べさせまくる」というトピックが、ママスタコミュニティにあがりました。息子さんは3歳で、体重が平均より重いため検診時にチェックが入ってしまったのだそう。にもかかわらず、義母がおやつを与え続けるのだそうです。
食事制限をしているのに、食べても食べても出てくるおやつ
孫かわいさのあまり、おいしいものをたくさんくれるおばあちゃん。似たような経験を持つママは少なくないのではないでしょうか? ただこの投稿主のお義母さんは、ちょっと度がすぎているようです。
『3歳息子が検診で受けた指示は、「これ以上急激に体重を増やさないように。間食や糖分の多いものは控えるように」というものでした。義母にもそれは報告していたのですが、先日夫の実家に帰省したときのこと。
昼食は移動の車の中で済ませていたのに、着いたとたん息子に煮物・きゅうりの漬物・チーズたらを食べさせました。塩分が気になりましたが「たまにしか来れないし」と考えることにすると、また「バナナ食べようか」と大きなバナナ1本・チーズタルトを与え「ゼリーも……」と言い出したので、さすがに「夕ごはんが食べられなくなるから」と止めました。
夕食は居酒屋に行き、唐揚げ・ポテト・焼き鳥・イカ・お茶漬け。「ハニートーストも頼んであげる」と言い出したので断りましたが、帰宅後も「アイス食べる? ぶどうあるよ? バナナもう1本あげようか?」。なんとか断ったものの私の入浴中に、チーズたらを食べさせたようです。
翌朝は誰よりも早く息子を起こし、朝食に加えデザートのゼリー・とうもろこし1本。「昼ごはんは回転寿司に行こう!」と言われましたが、夫が「一気に食べさせすぎだ」と止めてくれ、それでもパン・バナナ1本を与えてきました。
体重が多すぎることも私が制限に努力していることも知っているはずなのにと、悲しみといら立ちを感じています。なかなか会えないので甘やかしたい気持ちはわかりますが、食べさせることだけがかわいがりとは思えません。また行くことを考えると、苦痛です』
読んでいるだけでお腹がいっぱいになってしまうような内容ですね。体重増加も気になりますが、このまま食べさせ続けていてはお腹もこわしてしまいそうです。
ただ投稿主さんといっしょになって憤慨してくれるママが多いのかと思いきや、多数派は意外にも「たまになら、いいのでは?」という意見でした。
『2日間食べすぎたところで、体重にはそう影響しないよ。「よかったね、おいしいね」じゃ、だめなのかな。プールや夕方の公園とかで、運動をさせてあげたら? 身体をたくさん動かして、タテに伸ばそう』
『帰省している数日間は目をつむる。帰宅してから、親が調整する』
『申し訳ないけど1日2日とか、たまに食べさせたていどでは肥満にはならないよ。ふだん食べさせすぎているのは誰か、という話で……。3歳なら、少し食事や間食に気をつけるくらいでいいんじゃない? 公園遊びやお散歩を増やせば、すぐに標準体重になるよ』
子どもには食べ物で気を引くのが、一番効果的!?
ついつい食べさせすぎてしまう、おじいちゃんおばあちゃん。これは多くのママたちが感じている”あるある”かもしれません。
『イライラしちゃう気持ち、すごくわかるよ。でも、義母の気持ちもわからなくないかな。ばあちゃんてさ、やたらに食べさせたがるよね。私のばあちゃんですら遊びに行くと、そうだもん。アラサーの私の胃袋がいまだに中学生くらいだと思っているのか、揚げ物オンパレードだよ(笑)』
『年寄りは食べさせたくなるのよ。しかもたまにしか会えないとなれば、なおのこと。「もういらない。お腹いっぱい!」って言っても、次から次へと出してくるの。いっぱいご飯を食べたあとにも「スイカ食べるか?」、スイカが終わったら「アイスはいらんか?」、アイスが終わったら「お菓子は~」ってエンドレス(笑)。同居していた私の祖母ですら、私の顔を見ると口癖のように「お腹すいてないか?」って言ってたもん』
『気持ちはわかるけど、煮物や漬物はヘルシーだしチータラも乳製品、ゼリーやバナナも栄養的にはまだいいんじゃない? 私の実母なんて我が子が2歳になりたてのころから、炭酸ジュース500mlを1日2本。アメもこっそり何個もあげてた。夏場はアイスも1日2〜3個。本当に栄養の偏った、カロリーと糖の塊みたいなものばっかり食べさせられたよ。何度も「やめて!」と言ったけど、やめるのはそのときだけ。毎回同じことのくり返しだから、実家にはもう年1回くらいしか帰省しない』
食べ物を与えるのは、孫への愛情表現として一番わかりやすいからかもしれません。こんな意見もありました。
『孫の健康より、自分たちが好かれることのほうが大事で甘やかすジジババ。そういうの、イヤだな』
『食べ物を与えることでしか孫と関われないから、よけいに食べ物に頼るんだろうね。うちのお姑さんは保育士の経験があるから、食べ物でつろうなんてことはいっさいしない。子どもとの関わり方を知っているから、手遊びやおもちゃとかでしっかり相手してくれる。3歳ならどうせ食べさせるのであれば、食事の準備のお手伝いさせたらどうかな? 食材の名前を教えながら。母子ふたきりのときは、なかなかゆっくりできないことだろうし』
いっしょに歌ったり、絵本を読んだり。食べ物以外にも「ばぁば、大好き!」となれるもの・ことがあることをわかってもらえるといいですよね。
誰のための食事制限なのか、あらためて伝えてみては?
とはいえ今のままでは義実家への帰省が、さらにゆううつになってしまいそうです。
『「たかが数日」って言う人もいるけど、ふだん食べすぎないよう注意して慣れさせようとしてるのに、その数日でムダにされたらイヤだよね。「おばあちゃんなら、好きなだけ食べさせてくれるのに」って息子に不満を持たれちゃうと、母親としては悲しいと思う。心配で食べさせないようにしてるのに、止めてる自分が悪者かのように思えてきそう』
こんなふうに投稿主さんの気持ちに寄り添ってくれるコメントもありました。
お義母さんには食事制限のことは伝えてあるそうですが、孫の顔を見るとかわいさからそれを忘れがちなのかもしれません。やはりさらにダメ押しで「食べすぎてはいけない」事情を伝えたほうがよさそうです。
『はっきり「医師から指導されているので、ご協力お願いします」って言う。「困るのは息子本人です。それはかわいそうだから、私も気をつけるんです。ご協力お願いします」って頭を下げる』
『次に行くときは言葉だけじゃなく、病院からもらった息子の診断データ書類を持参して義母に見せる。そのほうが説得力があるよ』
『友人の子どもがすごくよく食べる子で、おやつなし&野菜中心の食事でがんばっていたけど、あまり効果なし。今4歳だけど、横幅がうちの子の倍はあるよ。体質的に成人病にもなりやすいんだって。投稿主さんも「病気のリスクがあるから、食事制限に協力してください」って頼んでみよう。嫁として言いにくければ、ダンナさんにきつめに言ってもらおう』
お義母さんにだって「孫を太らせて健康を害してやろう」なんて気持ちは、きっとないはず。子どものためを思えばこその食事制限であることをはっきりさせ、それでも改善しそうになければ「このままでは、もう帰省できなくなる」とダンナさんに伝えてもらうのが賢明のようです。
文・鈴木麻子 編集・しのむ
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