偏食で新しいおかずをお弁当に入れても食べない我が子。ママたちからのアドバイスとは
子どもがなんでもパクパクと食べてくれれば料理やお弁当の作り甲斐がありますね。ただ偏食な子だとメニューにも悩むし栄養面も気になるし、ママもストレスが溜まってしまうのではないでしょうか。ある投稿者も子どもの偏食で悩んでいるそうです。
『うちの子どもはもともと偏食。ちょっとずつお弁当に入れているけど……。昨夜、イカの塩コショウ焼きをお弁当に入れてみようと話したら、今朝から「大丈夫かなぁ? 大丈夫かなぁ?」とウジウジウジウジしている。今までもずっと、「食べられなかったら残していい」と言っているのに、「大丈夫かなぁ食べられるかなぁ」とまたウジウジウジウジ。
そこら辺で私ももうなだめるのも嫌になって、「じゃあお弁当から抜けばいいね!」とリュックからお弁当取り出したら、「抜かなくていいー! 抜かなくていいー!」と大騒ぎ。なんでこんなにめんどくさい子なんだろう。来年小学校だし、給食だとお弁当のように毎回食べられるものばかりとはならないのに』
お弁当から新しいレシピを抜くかどうか、食べられるかどうか心配している子どもにイライラしてしまうという投稿者。この投稿に先輩ママたちからアドバイスが寄せられているのでご紹介します。
幼稚園のお弁当は楽しく完食することが目的?
幼稚園の間はお弁当を「みんなで楽しく食べる」ことが最優先、と考えているママが少なくないようです。
『好きなものだけ入れてあげたら? 楽しく食べるのが一番だよ』
『前日に話して本人が挑戦できそうなものを入れたら? それに幼稚園ならそんなに無理して食べられないもの入れる必要もないし。チャレンジできそうなときだけにしたらいいじゃん』
『うちの子もかなりの偏食だったけど、幼稚園の先生からは「子どもが完食できる自信をつけさせるよう好きなものを入れてあげてください」って言われたから苦手なものは一切いれなかったよ。そのかわり3パターンくらいのメニューしか作れなかったけど』
『食べる練習は自宅でしてあげたら? 幼稚園のお弁当は、みんなと一緒に完食することを目的としてることが多いよ』
偏食がひどい場合は、子どもの成長や発育に必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素が不足しやすくなるといわれているので、ママは子どもの成長が心配になるでしょう。しかし栄養のバランスと同じように子どもが食事を「楽しい」と思う環境作りも大切です。どのような食育をすればいいか幼稚園と相談してみると良いのではないでしょうか。
アレルギーなどの心配もあるので、お弁当に入れる品は自宅で食べてみて
投稿者は子どもがお弁当に入れないと新しい品を食べてくれないということで、新しくチャレンジするものをお弁当に入れているそうですが、新しい食材はアレルギーの心配や気分が悪くなることもあるので心配だというコメントがありました。
『「家で食べてくれないからお弁当で」って気持ちはわからなくもないけど、家で食べない物を外で食べさせて気持ち悪くなっちゃったり、プレッシャーで戻しちゃう場合もあるんじゃないかな。せっかくママが作ってくれた楽しいはずのお弁当の時間が苦痛の時間になっちゃうよ』
『普段食べないものを幼稚園で食べて、アレルギーや気分悪くなっても可哀想だよ』
『お弁当で練習お試しじゃなく、普通に家で食べて増やしていこうよ。家で食べられて、「やったー! お弁当に入れられるね。どんどん品数が増えていくね」と自信をつけてあげていってください』
家で練習して、食べられたものをお弁当に入れるというやり方の方が、子どももプレッシャーを感じなくてすみ、投稿者も子どもの態度にイライラしなくなるのかもしれませんね。ママたちからのコメントのように万が一食品アレルギーがあった場合も自宅でならママが対応できるでしょう。
幼稚園や保育園で偏食でも小学生になったら給食は食べられたという経験談
子どもが幼稚園や保育園のときは投稿者の子どもと同じように偏食で悩んでいたけれど、小学生になったら自然と食べられるようになっていたというコメントもありました。
『お弁当の時間が憂鬱になっちゃうね。小学生になれば少しずつでも食べられるもの増えるし、そこまでしなくていいんじゃない? うちも偏食が多かったけど小学生になってからは大分へったよ』
『幼稚園のお弁当なんて好きなものしか入れなかったなー。学校に入ったら、給食の時間も遅くなってお腹減るみたいで、嫌いな野菜も全部食べられるようになったよ。私も幼稚園の頃は娘の偏食に悩んだけど、学校に入ったら変わったから、今は食べることの楽しみを教えてあげたらどうかな? 今のままだと余計に食べなくなりそう』
千葉県栄養士会では、保育園や幼稚園などの集団生活の中で、友達とお弁当を一緒に食べる楽しさを知ることで、「食べよう」とする心が養われて偏食が改善されることがある、と記載されています。「楽しい」と思える食育が、ママたちの経験談のような結果を生み出したのかもしれませんね。
何が本当に子どものためになるか、もう一度考えてみよう
『親は一生懸命普通に合わせようとするけど、それって本当に子どものためになるかな。子どもの気持ちに寄り添って、解決策をいっしょに見つけてあげてほしい。食べられなくてもいいよ。大事なのは食べられる数じゃないよ。ちゃんと心と身体が成長できたら、それが一番いいよ。間違っても、食べられないことを否定しないであげてほしい』
『本当は残さず食べたいんだろうね。苦手なものもチャレンジしてみようかなという気はあるんだけど、やっぱりちょっと怖いんじゃない? 「一口食べてごらん、苦手だったら残してもいいよ」と一押しというか、寄り添ってあげると落ち着くんじゃないかな』
いろいろな食材やメニューをバランスよく食べることは、子どもの体を作り上げるために必要なことです。しかし大人でも嫌いなメニューをお弁当に入れないように、子どもも食べられない品がお弁当に入っていてはプレッシャーを感じてお弁当の時間が楽しくないものになってしまうかもしれません。まずは「食べてみよう」という意欲を生み出すことが大切なのではないでしょうか。偏食の子どもをお持ちのママは子どもの身体のことが心配かもしれません。でも小学生になったら食べられるようになったという先輩ママたちのコメントを心の支えに、少し長い目でみてあげてくださいね。
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