先輩ママが教えてくれた、思春期の娘とママが「いい関係」になる秘訣
筆者の娘はまだ小学校低学年ですが、ときどき、
「娘も思春期になったら、私の話なんて聞かなくなっちゃうのかなあ」
「反抗期が激しかったらどうしよう…」
と、まだまだ先と思いながら、あっという間に来てしまいそうな娘の成長について、ちょっと心配になってしまうことがあります。そんな筆者ですが、高校生の娘さんを持つ先輩ママに思春期の娘と付き合うコツを聞いたことがあります。
「友達のようであり、姉妹のようであり、最後には母の顔になる」
そんな先輩ママです。
娘と友達のようになるコツ
「娘の好きなものに興味を持って、自分も好きになる。それが娘といい関係を保つのに重要だと思う」
先輩ママは
「私自身は韓国のアイドルとか全然好きじゃなかったけれど、娘が好きな韓国アイドルは全員の顔と名前が一致しているし、一緒にコンサートにも行ったし。娘がアイドルの話をしているときはおざなりにしないでちゃんと全部聞いてあげている」
「洋服を買いに行ったりとか、若い子の行く所にも一緒よく出かける。私というより、親の財布がついてきてくれるのが娘にとってはいいのかもしれないけれど、娘が行ってみたいって言う所はどんどん一緒に出かけるようにしている」
その先輩ママが母娘2人で歩いている姿を見かけたことがあったのですが、親子というより姉妹のようで、先輩ママは若々しく見えます。容姿が若いというだけでなく、若い女の子が好きなものを一緒に好きになれる、気持ちの若さが大切ということなのかもしれません。
そういう、友達みたいな姉妹みたいな関係になることが大切な理由は、ただ単に“母娘仲良しでいたいから”ではないそうです。
単なる仲良し母娘ではなく、本当に「話せる相手」になるコツ
「自分のことをわかってくれる“話せる相手”という所を見せると、ママは理解あるからって信頼して、いろいろなことを娘が話してくれるようになるのよ。恋愛のこととかも。」
「アルコールやたばことか、そういうことに興味があるって話も娘がしてくることがある。“友達がやっているから自分もやりたい”みたいな」
「でも何がよくないか、なぜよくないか理由をキチンと話してダメだって厳しく言う。そういう話もちゃんと話せるし、娘はよく聞いてくれる」
親としてわかってほしいことは厳しくはっきり言うし、娘さんの意見も聞いて、とことん話し合えるのだそうです。
「大きくなってきたら子どもの行動を全部監視するのはムリ。ちゃんと子どもが親に話してくれて、こっちの話も聞いてくれて、本人がしっかり考えて行動できるようになってもらうしかないのよ」
筆者は大きく頷くしかありませんでした。
娘に寄り添う気持ちをいつも大切に
筆者の日常生活といったら、娘への声がけは
「早くしなさい」
とか、
「宿題やりなさい」
とか、そんな言葉ばかりです。筆者が恥ずかしいと話すと、先輩ママは
「でも、そういう日常生活が大切なのではないかしら。宿題を見てあげるとか。子どもが必要なときには親が付いてあげられているとか。そういう日頃の積み重ねが大事だったと思う」
日常生活が一番大切。先輩ママにとてもいいヒントをもらいました。先輩ママのようになれるかは分かりませんが、筆者自身ももっと娘に心から寄り添っていきたいと思う日々です。
文・野口由美子 編集・物江窓香