職場での人間関係をできるだけ避けたい……人づきあいが苦手な人の条件に合う職種や働き方とは?
これまで人間関係が原因で仕事を辞めてしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。今回ママスタコミュニティに投稿されたのは、今まで人間関係で仕事を辞めることが多かったため、人間関係の煩わしさから解放されたいと願い、新しい仕事を探しているママからの相談でした。
『パート人間関係で辞めてきてる人、働き方を教えて』
投稿者さんは人づきあいが苦手なため、職場での人付き合いをできるだけ避けたいと考えているそうです。そこで投稿者さんはママスタコミュニティに集まった「人間関係でパートを辞めた経験がある」ママたちに、人間関係をあまり気せずに働ける職場探し、または働き方について相談しようと思い立ったのです。
人間関係を極力避けられる理想の職場とは
投稿者さんはできれば1日に6~7時間働くことを希望しているのですが、この勤務時間となると、労働基準法第34条で定められている「6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分」という休憩を取るルールにあてはまります。投稿者さんは過去に休憩時間がある職場でキツいと感じることがあったため、できれば6~7時間働くことは避けたいと考えているそうです。状況によっては、朝だけの仕事と昼からの仕事を組み合わせるような「Wワーク」も視野に入れて検討しているようでした。
ママたちの提案する職種や働き方
『派遣で働いては? 日雇いなどなら割り切れる。あっちも日雇いかっていじめる気にもならないはず』
『一人出勤の小さなクリーニング受付とか、宅配であまり他のパートさんと一緒にいる時間が少ないとか』
『「赤ペン先生」はどう?』
投稿者さんの問いかけに対し、ママたちはさまざまな職種、働き方を提案してくれました。仕事の掛け持ちや短期のパート、派遣、ひとり勤務の職場など……。ただママたちの声をみていると、人数が多い職場でも黙々と仕事をこなしていたり、休憩を1人ずつ交代でとったりするところもあり、働く環境・職場・人数だけでは、人間関係のあり方を測るのは難しいかもしれないということがみえてきました。
6時間「まで」なら休憩がない職場もあるかも
『6時間勤務なら休憩無しを選べたはずだよ』
『休憩なしでいいところを選べば?』
『飲食店勤務。休憩は交代しながら1人で取れるから気楽でいいよ~』
職場の人間関係は休憩時間だけに限りませんが、過去にそれでキツイと感じたのであれば、最初から「休憩時間がない職場」を選択することもありかもしれません。労働基準法で定められている休憩時間取得に関するルールは「6時間を超え」とありますので、6時間以内の仕事を探すという方法もあります。また、良さそうな求人があったら応募の際に休憩時間があるのかどうか確認してみてもいいでしょう。ただし、投稿者さんは6時間以上働ける仕事を考えているということですから、そうなると短時間のWワークのほうが理想に近い可能性が出てきます。
Wワークはそれなりの手間や面倒くささがある
『ダブルワークを認める会社じゃないと働けないし、どちらか一方で年末調整しないといけないから何かとめんどくさいんですよね』
投稿者さんの理想を叶えようとすると、短時間の仕事を掛け持ちするほうが理想的ではありますが、職場によってはWワークを許可していないケースもあるそうです。またママの声にもあるように、年末調整の煩わしさなどがついて回ります。年に一回のことですので、慣れてしまえば大した作業ではないのですが、この手の作業を面倒・苦手と感じるタイプの方にはあまりお勧めできません。
1人で働ける職場のメリット・デメリット
人間関係を極力避けたいとなると、勤務時間に1人で働ける職場がいくつかあげられました。1人で仕事となれば煩わしい人間関係はかなり軽減することができると思いますが、やはりそれはそれでデメリットも出て来るようです。
メリット
『1人仕事の清掃してる。キツくて汚い仕事だけど贅沢言えないし、稼ぎたい金額に満たなければ掛け持ちしようとも思ってたよ。今は人間関係で悩まないから本当に天国』
『集団行動でみんなと同じ仕事することが苦手だから1人で清掃してるよ』
1人で勤務できることの最大のメリットは、投稿者さんが希望しているような人間関係の煩わしさから解放されることではないでしょうか。決められた勤務時間に黙々と仕事に打ち込むことができるのは、人と付き合うことが苦手なタイプの方にとって、この上ない状況なのかもしれません。
デメリット
『私が働いてた職場は、休むためには自分で代わりを見つけない限り、這ってでも出勤しないといけなかったです』
1人で勤務できる職場のデメリットとあげられていたのは、万が一欠勤したい場合の対応でした。職場によっては、休みたければ自分で代わりをみつけないといけないというルールがあるようです。小さい子どもがいると、急な病気や怪我などはよくあることですので、いざというときにかなり苦労するという声が多数あがっていました。そのような不測の事態をどう乗り切るかを考えておかなけれならないのは、最大のデメリットとなりそうです。
仕事探しに迷ったら、まずは「優先順位」をはっきりしてみよう
『まずは働く上で一番の優先順位を決めた方がいいよ、人間関係の煩わしさナシか、稼ぎの金額なのか、掛け持ちは避けたいのか。方向さえ決まれば妥協もできるよ』
人間関係をできるだけ避けたいと考えていても、人間関係の形にもいろいろあります。そこで、人間関係を避けることだけを考えず、自分が働く上での「優先順位」を決めてみてはいかがでしょう。働く上で何が一番大事かを決めておくと仕事探しも少しは楽になるかもしれません。
避けたいと考えている「人間関係」に関しても、休憩時間のようなまとまった時間に職場の人と付き合うことさえ避けられたらいいのか、ちょっとした世間話すら避けたいのかを見極めることで、仕事選びの選択肢の幅も広がっていくかもしれません。
職場の人間関係に関しては、正直なところ「働き出してみないと分からない」という部分が大きいので、仕事探しって本当に難しいですよね。よい職場環境がみつかるよう、お仕事探し頑張ってくださいね!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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