3歳の子どもの「後追い」が激しくてツラい。乗り切るための3つのアドバイス
母子手帳の「9~10か月ごろ」の保護者の記録のページを見ると「後追いをしますか」という項目があります。このことから察するに、子どもがママの後を追いかける「後追い」はどのママも経験することなのかもしれません。ですが、その「後追い」が終わるのは一体いつごろでしょう? 終わる時期が分かれば少しはママも楽なのですが……。今回ママスタコミュニティに寄せられたお悩みはまさにその「後追い」についてでした。
3歳になる子どもの後追いが激しくてツラい……
『子どもの後追いが激しくて本当にツラい。子どもの前で泣いてしまいそうになるほどツラいんです』
3歳になるお子さんを持つ投稿者さんは、子どもが自分を求めて後追いしてくることに疲れ果てているようです。昼間は幼稚園に通っているので大丈夫なのですが、帰ってくるととにかくママにべったり。わがままもすごくて手が付けられないのだとか。幼稚園の長期休みともなると、普段以上にヒートアップして一日中ママを追い求めてくるのだそうです。少しでも放置しようものなら泣きわめきだす始末……。優しく言い聞かせても、強めにお願いしてもお子さんは聞く耳を持たないそう。息がつまりそうだというママの気持ちはお察しします。
『幼稚園は楽しいようで、喜んで行っています。園ではとてもおりこうだそうです』
投稿者さんのお子さんは、普段は文句ひとつ言わず幼稚園に行き、とてもいい子にして過ごしているそうです。お子さんもきっと外では甘えたい気持ちをこらえて毎日頑張っているのでしょう。家でママと過ごしているときは必要以上に甘えてしまい、後追いをしてしまうのかもしれませんね。
共感するママたちの声
『わかりますよ! その気持ち!』
『四六時中べったりだと疲れ果てますよね……』
『いつもじゃ大変だと思います』
家にいる間じゅう、ママにかまって欲しくて聞き分けのなくなるお子さん。その状況を知ったママたちは、投稿者さんに労いの言葉と共感の声を寄せました。子どもの後追いを経験したことのあるママたちは、片時も気持ちが休まることのないツラさを身をもって経験しているのでしょう。だからこそママたちは投稿者さんの苦悩が痛いほど分かるのかもしれません。
子どもの後追い、どう対処する?
ママスタコミュニティに集まったママたちは、それぞれの子どもの後追い体験談を語ってくれました。もちろん投稿者さんと同じく、現在進行形で後追いをされているママの声もありました。その中から、少しでも投稿者さんや、子どもの後追いに苦しんでいるママたちの助けになるような対策がないかを集めてみました。
移動するときには子どもに一声かける
『子どもから離れるときに、説明していますか? こっそりいなくなるから逆に不安にさせてしまっているのかも』
『3歳なら、話せば少しは分かるだろうから、「ママは○○してるからちょっと待ってね!」って伝えてみるとか』
『トイレに行くときは「トイレに行ってくるよ」と言ってから行く。ついてくるかどうかは気にしない』
投稿者さんの相談の中に、お子さんがトイレにもついてきてしまうので、気付かれないようトイレにダッシュするという話がありました。しかし子どもはすぐに気が付いて泣き出してしまうそうです。それに対しママたちは「声掛けをしてみては?」と提案してくれました。子どもはママがそばにいると安心しきっているのに、突然姿が見えなくなるので不安になって泣いてしまうのかもしれません。
そこで、まずは「突然いなくなる」ことを止めてみてはいかがでしょう。たとえトイレに行くことを告げてもすぐに後追いが止むことはないでしょうが、「声掛け」をしてからその場を移動することを習慣づけてみてください。根気強く繰り返しているうちに子どもにも変化が訪れるかもしれません。
ダメなときは徹底的にダメとする
『危ないときや、やらなければいけないことがあるときはダメだと伝えて、泣こうがわめこうが子どものいうことは聞きません。泣き続けても心を鬼にして放置。これを繰り返しています』
『とにかく1人でっていう時間が欲しかった。それでうちはキッチンにはゲートを付けて、泣こうがわめこうが絶対キッチンの中には入れなかった。足元うろつかれたり手を出されたりするのも恐かったし、危ないものもたくさんあるからね』
自分の思うようにいかないと泣きわめく子どもに対しては、時にはダメなときはダメと譲らないことも必要かもしれません。投稿者さんは包丁を持っているときに腕を引っ張られることもあったとのこと。危険な行為で子どもが怪我をするようなことがあったら、ママは後悔してもっと心を痛めることになってしまいかねません。子どもの泣きわめく声を聞くのが精神的に辛いのはよく分かりますが、子どものためと思って踏ん張ってみてはいかがでしょう。
子どものペースではなく、ママのペースに巻き込む
『子どものペースに合わせると家事が進みませんから、私のペースに乗らせます』
ママがトイレに行くときに、あえて「トイレに行くけど行く?」と子どもを誘ってみる方法もあります。常に一緒に行動するのは落ち着かないとは思いますが、ママ自身に主導権があるだけでも気持ちが楽になるかもしれません。食事の支度をしているときに子どもが台所へ来たら、ママが今何をしているのか実況しながら、ひたすら子どもに喋りかけてみるのもいいかもしれません。
『一緒に家事を楽しんじゃえばいいと思います』
家事を一緒に楽しむというのは、お子さんができることがあればお願いするという方法です。例えば洗濯を干すときに「同じ靴下を探して欲しいな」とお願いしてみたり、お風呂掃除をしたときの洗剤の泡をシャワーで流してもらったり。取り込んだ洗濯物を畳むときも「ママが頑張って畳めるようにお歌を歌ってほしいな!」なんてママが言ったら、お子さんも喜ぶのではないでしょうか?
お手伝いが上手にできなくても、ママと一緒に何かをすることで子どもが後追いをするほどの「寂しい」という感情を埋めてあげることができるかもしれません。たとえ役には立たなくても「お手伝いしてくれてありがとう」というだけで、子どもはきっと満足してくれるのではないでしょうか。ママは後で家事をやり直す手間が増えるかもしれませんが、一緒に過ごす時間はきっといい思い出になることでしょう。
考え方次第で楽になることもある。無理せず気楽にいこう
後追いなどはいつまで続くか分からないため、気持ちがついていかずしんどくなることもあるでしょう。だからこそ無理に我慢したり、自分を責めたりしなくていいんです。パパに丸投げしてママひとりで外出する日があってもいいですし、子どもにひたすら付き合って家事がはかどらない日があってもいいと思います。今は子どもは後追いしたい時期なんだと割り切ることで、気持ちも楽になるかもしれません。全部を完ぺきにやったり、子どもの要求を100%受け入れたりしなくても、できることを少しずつやればいいと気楽に向き合ってみてはいかがでしょう。
文・櫻宮ヨウ 編集・井伊テレ子 イラスト・Ponko
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