損な役回りの宴会幹事にもメリットはある!株主優待とクレカでお得に宴会を楽しむワザ
年末年始は忘年会に新年会、年度末や年度初めは歓送迎会など職場や親せきが一同に会す時期。園や学校関係でママたちも集まる機会があると思います。しかし、参加者の人数が多ければ多いほど大変になるのが宴会幹事です。参加者の出欠確認からお店の選択、料理や飲み物の手配、参加費の徴収、支払いなどなど……なるべく避けたいと思っても誰かが引き受けなければなりません。でも「損な役回りの幹事でもしっかりと得する方法はありますよ!」と生活コスト削減コンサルタントの生方正さんはおっしゃいます。宴会幹事が得する方法について伺いました。
実はお得な宴会幹事
幹事になると何かと気を使い、損な役回りのように思えますが、幹事を引き受けることで得することもあります。それは宴会代金を株主優待券とクレジットカードで支払うことです。
宴会費用が一人5,000円で参加人数が20人だった場合、総額10万円の支払いをすることになります。この支払に一工夫加えることで自分の参加費が無料になり数千円分のポイントを貯めることもできます。
株主でなくても金券ショップで手に入る!飲食店の株主優待券
私は長年、大手居酒屋チェーンの株主です。株主優待特典として半年に一度3000円、1年に6000円の優待券がもらえます。宴会の幹事をする際は、当然、優待券で支払いができるお店を選ぶようにしています。
株主ではないから優待券は使えないと思うかもしれませんが、優待券は金券ショップに売られていることがあります。狙い目は有効期限の切れる2週間前。店にもよりますが額面500円の優待券が350円前後で発売されていることもあります。仮に優待券を350円で手に入れると、こんな計算になります。
1回の来店で使用できる枚数は一人2枚まで。参加者20人の場合は40枚使うことができます。1枚350円×40枚=1万4000円。お店で2万円として使える金券を1万4000円で手に入れたことになります。ということは、1人5,000円の会費が無料になり、余剰金1,000円が出たことになります。もし、幹事の知らないところでビールを追加注文されても、この料金を徴収することなく幹事のやりくりで収めることができ、参加者に嫌な思いをさせることもなくなるのです。
残りの金額はクレジットカードでポイントを貯める
総額約10万円のうち2万円を株主優待券で支払い、残りの8万をクレジットカードで支払うとします。このとき、店が発行しているクレジットカードを持っていれば支払額の5%程度が換算されるお店もあります。もし、店のクレジットカードを持っていなくても提携したクレジットカードで支払うことで、ポイントやマイルを貯めることができます。私の場合は、1,000円で15マイル貯まるマイレージプラスセゾンカードを使っているので、8万円の支払いで1,200マイル貯めることができます。
お酒を交わしながら話しをすることは楽しい時間です。損な役回りの幹事を引き受けても、支払方法に一工夫加えるだけで、自分の参加費を無料にした上にポイントを貯めることもできるのです。宴会の多い旦那さんにも、ぜひこの方法を伝えてあげてください。
取材、文・山内ウェンディ 編集・横内みか