「仮面ライダー」「スーパー戦隊」など”正義の味方”に夢中なママたちの熱い想いとは
子どもがいない頃は全く興味がなかった「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」シリーズのような”戦隊もの”。これがママになると切っては切り離せないものになる方も多いのではないでしょうか。特に男の子を持つママにとっては日曜の朝といえば「これ!」とお約束になっているご家庭もあるかもしれませんね。子どもが見てることだしとママも付き合って一緒にみていると「あれ? これって結構面白い……?」なんて思って、気がつけばどっぷりはまっているなんてママもいらっしゃるでしょう。
『知り合いのママ友が仮面ライダーをたまたまじっくり見たら、話がしっかりしてて面白くてはまったから昔のものも全部見直してるとか熱弁してた』
ママスタコミュニティに投稿されたこの言葉に、続々と「実は私も……」とまるで頬を赤らめている乙女のようなママたちが熱く語り始めたのです。
ママは正義の味方がお好き?
『面白いママ友じゃん』
『私も一緒に熱弁させていただくわ』
『子育てや家族の愚痴などを語るより、仮面ライダーの話だけでお酒飲みたい』
投稿者さんはママ友が「仮面ライダー」について熱く語ることに驚きを隠せなかったようですが、ママスタコミュニティに集まったママはどちらかといえば”ウェルカムムード”に。実は筆者も子どもに付き合ってみていたら、どっぷりはまってしまった経験があるので”ウェルカムムード”になるのはちょっとわかる気がしました。ヒーロー好きなママたちで集まって飲みながら語り合ったらすごく楽しそうですよね。
戦隊モノは大人が見ても楽しめる
『仮面ライダーは大人も楽しめるようになってるからね。なかなか奥が深いよ』
『子どもじゃ理解できない設定があるけど、きちんと見たら大人もハマると思う』
筆者も最初は、所詮子ども番組だから子どもに付き合ってみてもつまらないだろうな……なんて思っていたのです。しかしこれが蓋を開けてみると逆に「これ子ども番組なの?」と驚くほど複雑な人間関係や繊細な心情の描写の数々に驚かされるばかり。ママの声にもあるように「仮面ライダー」シリーズは特にその印象が強く、むしろ「大人向け」な気がしてなりませんでした。
聞いてほしい!私の「推しヒーロー」
『ヒーロートーク、ウルトラマンについてで混ぜて欲しい。私はエックスが好き』
『電王について語りたい』
『モモタロス大好き、語りたい』
『555が大好き。ちょっとシリアスでドラマ仕立てで面白い』
『オーズに関してなら何時間でも語れると思う。アンクの可愛さと切なさとかもう涙流しながら語るよ』
「仮面ライダー」と「スーパー戦隊」だけでなく、「ウルトラマン」シリーズまで登場し、ママたちは和気あいあいと好きな正義の味方について楽しそうに語っていました。
『ライダーや戦隊ものに出てた俳優が活躍してたら、こんなに立派になって……! としみじみしてしまう』
『自分が育てた訳でもないのに感慨深い』
これも戦隊もの・正義のヒーロー好きなママたち「あるある」のようですね。筆者もいまだにTVで松坂桃李くんをみると「殿!」と思ってしまったり、菅田将暉くんは筆者の中ではいつまでたっても「フィリップくん」です。同じような思いを持っているママたちは多そうですね。
夢中になるのはいいけれど……
いくつになってもときめくものがあったり、夢中になれるものがあることにはママたちは概ね賛成という印象を受けましたが、やはりそれにも限度があるという声もありました。
『語る相手は温度見て選んで欲しいとは思う』
『周りも当然好きだと思って話してくるからちょっとね……』
『いい歳して興味ない人に熱く語るのは確かに恥ずかしいね』
好きなものを共感できる仲間をみつけたかもと思った瞬間に、ついつい熱く語ってしまうことってありますよね。好きなものは共有したいし、分かってもらいたいし、さらに好きになってもらいたいと思うのはファン心理です。
しかしそこは、はやる気持ちをぐっとこらえて、最初は相手がどれぐらい好きなのかを観察しながら小出しに話すほうがいいかもしれません。同じヒーローが好きでもそこには「好きの温度差」がある可能性もあるのでです。うまく仲間をみつけられるようテクニックを磨いていきましょう。
好きなものがあれば毎日が楽しくなるかも!
「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」、「ウルトラマン」などの正義の味方だけではなく、アニメや漫画、ジャニーズや韓流スターなどなど、好きになれるもの・夢中になれるものがあることは本当に素敵なことだと思います。熱量の差はあれど、その楽しみがあるからこそ、毎日の家事や育児、お仕事などを「頑張ろう!」と思えるときがあるのかもしれません。そのような「原動力」となってくれる「好き」は何歳になってもあっていいと思います。
ですが、そこはあくまでも「大人のたしなみ」として秘めておくことも大切です。話をする相手との熱量や温度差に注意しながら、好きなものについてのトークを楽しみましょう!
文・櫻宮ヨウ 編集・しのむ
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