貯まる人はやっている!?通帳記帳でお金が貯まる理由とは
家計をしっかりやりくりしているはずなのに、今月もお金がカツカツ……と嘆いている方もいるのでは? お金を貯めるためには、「マメに通帳に記帳するといい」とおっしゃるのは、生活コスト削減コンサルタントの生方正さんです。通帳に記帳することがお金を貯めることにつながるとは、一体どういうことでしょうか? 詳しくお話を伺いました。
毎月通帳に記帳していますか?
あなたはこまめに通帳に記帳していますか? 記帳しているという方は、内容までしっかり見ているでしょうか? ザーッと見て「今月もだいたいこれくらいか」と流すのではなく、ムダがないか確認するところまでやりたいところです。
家計を預かる主婦なら、ご自身や旦那さんの給料がちゃんと振り込まれているかを確認するためにも、給料支給後2〜3日以内に記帳しましょう。
ムダがないかを徹底的にチェック
記帳した内容に、銀行の引き落としの際に引き落とされる手数料を見つけたら要注意。1回108円だったとしても6回なら合計648円も引かれることになります。今は銀行に預けても年間0.001%の金利しかつかない時代。自分のお金を引き出すのに毎回108円もかけていたら、いくらお金があっても貯まりません。銀行にお金を預けることで資産が目減りすることにもなってしまうかもしれません。
もう1つは、契約を解除したはずの支払いがちゃんと止まっていることも気をつけて見たほうがいいですね。私は以前引っ越しした際に、前の家の水道代が翌月分まで引き落としされていたことがありましたので、毎月しっかり確認しています。
通勤や買い物ついでに記帳のクセをつける
記帳せずに数カ月放置すると「まとめて記帳」されてしまうので注意してください。記帳することによって気づけたはずの無駄遣いも、まとめて記帳されたらわからなくなってしまいます。
通帳を作った銀行のATMじゃないと記帳できないので、記帳することを面倒に思う方もいるでしょう。そんなときは通勤や買い物など、よく立ち寄る場所に設置されているATMの場所を覚えておきましょう。近くに立ち寄ったら記帳するクセをつけておくと、時間のムダがなく、記帳のし忘れも防げます。
入出金はできても記帳することができないATMもあるため、記帳できる機械かどうか確認しておいてください。せっかく行ったのに記帳できないとなれば交通費も時間も無駄になってしまいます。
ネットバンクの明細は期限付き。ダウンロードをしておこう
わざわざ記帳しに行く時間がない、とお考えの方はネットバンクを利用してもいいですね。ネットバンクはWeb上で明細が見られるので、ネットがつながればいつでも確認できて便利です。ただし、取引履歴はダウンロードしておかないと、過去のものは見られなくなるので注意が必要です。
銀行によっては「Web上で見られるのは最大24カ月まで。それ以前の履歴が必要な場合は有料」というところもあります。しかも、過去の履歴を出そうと思ったら手数料が216円かかったり、履歴が届くまでに1週間以上かかったりする場合もあります。余分なお金と時間を使うことがないように、取引履歴はこまめにダウンロードしておきましょう。
取材、文・山内ウェンディ 編集・横内みか