目指せ「宅配便の再配達ゼロ」!ママたち実践中の荷物の受け取り方法とは?
ネットショッピングって、とても便利で、日々忙しいママたちの心強い味方ですよね。
一方で、仕事などで家を空けていて、荷物を受け取れないというママも多いハズ。主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」が行った調査では、仕事で不在のため荷物を受け取れず、不便を感じたことが「ある」主婦は約7割という実態が明らかになったのだとか……。この配達に関する問題、消費者として不便を感じる一方で、配達員の人員不足といった運送業界における問題のニュースも、耳にして久しくなりましたね。
国土交通省の調査によると、ネットショッピングなどの拡大により、2008年度は約32.1億個だった宅配便の取扱個数は、2017年度には約42.5億個と、10年で3割以上増えているようです。そして、全体の取扱個数のうち約2割が再配達となっており、それを労働力に換算すると、年間約9万人の配達員の労働力に相当するといいます。
いまや私たちの生活に不可欠の配達サービス。ママたちも、配達業者に負担をかけず、快適に利用しつづけていきたいものですよね。そこで、今回はママスタコミュニティより”再配達問題”に対するママたちの意見や問題への取り組み方などをまとめてみました。
人手不足の運送業界の現状にママたちが思うこと
『たしかにネット注文増えて仕事量ハンパじゃないだろうね。
もっと人員を増やすとか、すればいいのに』
『配達員さんの密着番組を見たけど、時間指定してるのに留守だったときの配達員さん、気の毒だったな~』
『再配達、申し訳ない……』
運送業界のきびしい現実に、ママたちは配達員の方々に同情ぎみ……。一発で荷物を受け取れず再配達をしてもらうときは、申し訳なさに、配達員さんに深々と頭をさげたい気持ちになりますね。
人手不足解消のため人員が増えたら、嬉しいことは嬉しいですが……増えた労働力の分、料金の値上げもあり得ます。
そこで! 配達員の方々の負担を減らすべく、そして自分自身も気持ち良くサービスを利用すべく、ママたちが取り組んでいることをご紹介します。
目指せ「再配達ゼロ」!ママたち実践中の荷物を受け取る方法
『ヤマトや佐川のウェブ会員登録をしておくと、到着前にメールが来て、そのメールで日時変更できるから便利だよ! 不在がちだし、再配達も申し訳ないから利用してる』
『私はヤマトの公式アカウントのLINEで、いつも確実に受け取れる日付・時間で指定してる』
『いつも荷物を運送会社のセンター止めにしてる。家に届けに来るまで待つのは嫌だし、再配達も悪いし、面倒だから』
『私は掃除機中やトイレ中で、すぐに出られないときは「伝票に記載の電話番号に電話ください」って玄関に貼り紙をする。携帯電話を持って家事してるよ。
「電話1本で配達完了できるなら助かる」って、運送会社に勤める友人が言っていたので』
そして、もしも1度目の配達では在宅しておらず、不在票がポストに入っていたときは……
『不在票を見たらすぐ連絡する』
ママたちの思いやりの心や賢い選択で、きっと配達員の方も助かっていることでしょう。それにしても、「玄関に貼り紙」……ママの優しさと知恵を感じるアナログ手法には心がなごみました。
こんな解決方法はいかが?ママたち考案、”再配達問題”の解消法
ママスタコミュニティでは、再配達問題を消費者のひとりとして受けとめ、どのように解決していくのが望ましいかも話されていました。あなたならこの問題、どう考えますか?
『はじめから営業所止めがいい。
最寄りの営業所に荷物が入ったらメールでお知らせしてもらって、1週間以内に取りにいく』
『営業所に夜勤として職員を1人配置して、営業所に取りに行くのは無料、再配達は有料にする』
『”宅配ボックス割引”みたいな形で、宅配ボックスを普及させてから、適正な送料にする』
『ピンポン鳴ったときにかぎってトイレに入っていたりするから、宅配ボックスがいちばん良いと思う』
不在時でも(トイレ中でも!)荷物の受け取りOKの「宅配ボックス」は、忙しいママには魅力的なアイテムでしょう。宅配ボックスの価格は1~4万円程度と、気軽に手を出せる価格ではありませんが、検討の価値はアリですね!
また個人向けの荷物を職場で受け取ることを会社として認める「職場受け取り運動」なるものがあります。勤務中に自宅に荷物が配達され、再配達が発生するケースは非常に多いでしょう。再配達を減らすため、受け取り主がいる職場に届けてもらう、という方法はなんと合理的! もちろん勤務先のトップの許可が必要になりますが……すでに「職場受け取り」を実践している企業もあるようですよ。ご参考までに!
ココはぜひ留意しておいていただけたら!配達員の方々からのお願い
最後に、ママスタコミュニティにて運送会社にお勤めの方々のコメントも見つけましたので、あわせて掲載します。配達してもらう側として心にとどめておくと、スムーズな配達が実現しそうです。
『時間の希望がある場合、不在票を見たらすぐお電話いただけると助かります』
『不在票に気づいた時点で連絡をもらえたら助かります。
それが「明日受け取れる時間帯がはっきりしたら、また連絡します」でも全然OKです。よろしくお願いします』
『前回の配達のときに聞いた話なんだけど、「時間指定した場合は、とにかく受け取れるようにしてもらえたら本当に助かります」と言っていた』
これから高齢化と高齢者のネット利用がすすめば、より増えていくだろうと想定できる配達物。私たち現代人と、ほしい商品と一緒に”利便性”も届けてくれるネットショッピングや配達サービスとは、末永いお付き合いになりそうですね。ママ自身にも・運送業界にも・地球にも優しい、配達サービスの利用方法を探っていきたいですね。
文・福本 福子 編集・しらたまよ
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