賞味期限切れの「食材」は使う?使わない?「賞味期限」と「消費期限」の違いとは 経済的に得する「買い物術」も!
あまり目立つところに記載されていない賞味期限の表示。調味料やドレッシングなど、ふと気がついたら賞味期限が切れていた……なんて経験、ありませんか? 賞味期限が切れていたら絶対食べない! という方から、子どもには止めておいて大人が食べるという方もいらっしゃるかもしれません。
あなたは賞味期限が切れていてもOKですか? それともNGですか?
「消費期限」じゃないから大丈夫!?もったいないから使います
賞味期限はあくまで、おいしく食べられる期間のこと。消費期限ではないからと気にしないママのご意見です。
『消費期限じゃなかったら大丈夫』
『からし類を使うのは旦那だけだから、賞味期限なんかみたことないわ(笑)。見ないで食卓に出しちゃうけど、生きてるよ~』
『チューブの調味料は1cmくらい出して捨てて、後は普通に使います』
『買いに行かない。うちは皆賞味期限にうるさいから、バレないように小さい器に盛ってから出してる 』
『全然大丈夫!うちの夫はそういうの気にしないから、賞味期限が切れてても食べるよ。むしろ捨てたら怒られる 』
つい気になる「味と質」もったいないけど食べません!
食べないで新しい商品を買うママの意見。食べて身体に何かあったら怖いから……という気持ちがあるようです。賞味期限よりも見た目などを重視して、使うかどうか判断するママもいらっしゃいました。そして何故かこのトピックでは、新しいものを自分で買いに行くのではなく、旦那さんに買ってきてもらう方が多くいらっしゃいました。
『賞味期限を見てしまったら無理。もし寝込んだら、と思っちゃう。
「使いたいなら帰りによろしく」って旦那にメールする。買いに行くのは嫌だ』
『私は捨てるかな。
でもそれだけ買いにいくのは面倒だから、旦那に聞いて使いたいなら仕事帰りに買ってきてもらう』
『過ぎた日数より調味料の状態を見て判断かな。変色してなくて固くなってなきゃオーケーよ! ダメそうなら買ってきて貰う。 』
『旦那に「からしの賞味期限切れてるけど、どうする?」って聞く。そしたら旦那が、からしなしで食べるか賞味期限切れのからし付けて食べるか判断するから。自己責任で』
「賞味期限」と「消費期限」の違い
お店で買った食品には、安全においしく食べられる期間が定められています。袋や容器に「消費期限」か「賞味期限」のどちらかが表示され、どちらも食品を安全に、おいしく食べられる期限を表しています。
「賞味期限」とは
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで「品質が変わらずに美味しく食べられる」と保障された期限のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、傷みにくい食品に表示されています。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
「消費期限」とは
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで「安全に食べられる」と保証された期限のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、傷みやすい食品に表示されています。表示をよく確認して、この期限を過ぎたら安全のため食べないようにしましょう。また食品は表示されている保存方法を守って保存しておくことが大切です。
「賞味期限」は安全に美味しく食べられる期限で、期限を過ぎてしまった場合もチェックして異常がなければ食べることが可能なもの。しかし「消費期限」の場合、期限を過ぎてしまった場合、健康の安全上、食べることはできません。どちらに関しても一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
食材は「まとめ買い」より「毎日買い物」したほうがお得
ちなみに、消費生活アドバイザーのお話によると、食材は一週間まとめ買いするよりも、毎日使い切る分だけを買う方、結果的にお得なのだとか。なぜなら、休日に野菜やお肉をまとめ買いしますが、途中で食事の予定が変わったり、全部使い切る予定が変わることがあります。結果的に葉物野菜や果物・お肉などがしなびたり、痛んでしまったり、ということがあるそうです。あらかじめ買う物を決めておいて、それ以上は翌日以降に買う。仕事が忙しくて毎日行けない場合は、2、3日に1回でいいそうです。必要な分だけこまめに買う方が、結果的に食材のロスに繋がり、経済的にもお得になります。
「必要なものは必要な分だけ」を心掛ければ、結果的に賞味期限や消費期限が切れることもなくなり、美味しく安全に食事が楽しめることに繋がるのかもしれませんね。
文・編集部