<再婚家庭へのSOS>現夫とソリが合わず家を出たわが子が心身を病んだ。母の責任は…?

再婚家庭ではときに、誰を優先するべきかという痛切な問いに直面するのではないでしょうか。今回の投稿は、就職後に心身の限界を迎えた息子と、昔気質で厳しい継父の間で揺れる母親の葛藤です。
投稿者さんは再婚し、現在の旦那さんとふたりの子どもを育てています。しかし、前の結婚で生まれた息子さんと継父の関係は決して良好ではなく、息子さんは高校卒業を機に実家を出ました。大学へ進学し、社会人となって2年。順調に見えていた生活の裏で、息子さんは精神的にも金銭的にも追い詰められていました。
『実家にしばらくいさせてほしいと言われました。私は帰らせたいですが、旦那が昔気質で、男なのに情けない、一度出たやつが戻るなんて聞いたことがない、部屋もないぞと、私に冷たくあたります』
息子さんがこの言葉を知れば、二度と戻らないだろうとわかっているからこそ、投稿者さんの胸は痛みます。愛情と責任、そして現実的な生活の板挟みのなかで、どう判断すべきなのでしょうか。ママたちの声は厳しくも、息子さんの立場に寄り添うものが寄せられました。
母としての責任はどこまで続くのか
まず母親の責任を強く指摘する声が少なくありませんでした。
『思春期の息子を十分にケアしないまま再婚したのでは?』
『今助けないでいつ助けるの?』
『ここで手助けしなかったら息子さん一生立ち直れなくなる可能性があるよ。憎んだ継父のいる、突き放された母親のいる実家にSOSを出すのに、どれだけの葛藤があったでしょうかね』
厳しい意見ではありますが、その根底には息子さんの心が限界を超えているという危惧があります。「ここで見捨てたら、息子は完全に母を見限る」と息子さんとの関係性を考えさせられる言葉もあり、これは投稿者さんの胸に深く突き刺さるのかもしれません。また、息子さんの状態が深刻である可能性を危惧するママたちからは、精神科など専門機関への同行を促す声もあがっていました。親が守らなければ誰が子どもを守るのか。その声は、母としての覚悟を問います。
旦那とどう向き合うべきか……交渉と覚悟
旦那さんとの対話を求める意見もありました。
『期限を決めて旦那を説得すれば?』
『自分も子連れ再婚で社会人の子がいるけれど、無視して連れ戻すわ。旦那が文句言ったら叱り飛ばす』
再婚家庭だからこそ、夫婦の意思疎通は不可欠です。ただ今回は旦那さんが昔気質で強硬なため、説得が難しい状況が伺えます。
『あなたは妻であると同時に、息子の唯一の母親でもある』
投稿者さんが、誰を優先するかを明確にしなければ前へ進めないのかもしれません。なかには、
『まずは話し合い! それでも協力してくれないなら旦那は捨てて、ひとりで子ども3人育てる。母親がしっかり働けばいい』
という強い意見もありました。母としての覚悟を求める声は大きく、投稿者さんの心の迷いがママたちにも伝わるようです。投稿者さんは「金銭面のサポートができれば一番いいですから、私がまとめたお金を借りるしかないかと考えました。旦那が怖いです。情けない」と言います。
頼れる場所……祖父母、実家、そして別居の選択肢
第3の案として挙がったのが、ほかの家族を頼る方法です。
『息子さん孤立無援だね。でもこのような親の家にいても針の筵。祖父母も頼れない感じ?』
『投稿者さんの実家や、元旦那の実家には頼れないの? 孫のことなら手を貸してくれると思うのだけれど』
もし継父が受け入れないなら、息子さんが落ち着ける別の場所を確保してはどうでしょうか。成人したとはいえ、追い詰められた若者をひとりにするのは危険です。誰かほかに信頼できる人がいる家ですごさせてあげることもひとつの手かもしれません。
部屋を借りて援助という現実的な選択肢
継父との関係や家庭内の雰囲気を考えると、息子さんが実家に戻ることが必ずしも得策ではありません。そのため、金銭的援助と心理的サポートで立て直しを支えることがいいのかもしれません。
『うまくいっていない継父の家に戻ったところで息子さんは精神的に限界を迎えそう。金銭的援助をして近場でひとり暮らしが妥当でしょうね』
『お金出して近くに安いアパート借りてあげればいい』
『投稿者さんが部屋を借りて、そちらでしばらく息子さんの面倒を見ていいと思う。それだけ実家に頼らずにやってきた息子さんが「助けて」と言ってくるというのは、余程のことだと思う』
息子さんが実家に戻れないなら、せめて休める場所を用意し、生活が再構築できるまで母親が支える……それが罪滅ぼしであり、母としての責任だという意見もありました。ご飯を持って行って、とにかく対話をして、子どもを癒してあげてとママたちは心配します。
家族の問題には正解がありません。でも誰かが助けを求めてきたとき、その声に応える覚悟こそが家族をつなぎ止める唯一の力なのでしょう。母として、妻として、そしてひとりの人間としてどこに立ち、どの未来を選ぶのか。揺れる心のままでも、選んだ道がやがてたしかな光へ変わっていくことを願わずにはいられません。投稿者さんと息子さんが前に進めますように。
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文・岡さきの 編集・みやび イラスト・Ponko
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