<子連れ再婚>3年経っても家族になりきれない…理想が高すぎる旦那と価値観が違うから離婚すべき?
離婚後に新たにパートナーと結婚して、相手の子と家族になる「ステップファミリー」という言葉も一般的になったのではないでしょうか。しかし再婚したパートナーと子どもは血の繋がりがないため、複雑な思いを抱えることも少なくありません。ママスタコミュニティには「子連れ再婚、家族になりきれない」というタイトルで、切実な投稿が寄せられました。投稿者さんは3年前にお子さん2人を連れて旦那さんと再婚。旦那さんも再婚ですが、子どもはいないそうです。そんななか、旦那さんがスポーツをやっている子どもたちに求めるレベルが高すぎて困っているんだとか。
『「一生懸命取り組めないことに対して意味がわからない」と言います。最近では子どもたちに話しかけられたら返事はするけど、自分から関わることをしなくなりました。子どもたちにも課題はあり、旦那が言っていることは理想的ですが、まだ13歳と9歳、思うようにはいかないです。私は疲れてしまい、最近離婚を考えるようになりました。旦那は最近までいろいろ考えてくれて、たくさん子どもたちと関わってくれていました。でも子どもたちが応えてくれなくて、どうでもよくなってしまったと。お金は出すからあとは好きにしたら? と言われてしまいました。子どもたちは旦那のことを好きで尊敬していますが、旦那は尊敬しているなら尚更なぜ厳しさに応えられないのか、自分は必要ないんじゃないかと思っているそうです』
お子さんたちは「プロになりたい」として週5でスポーツをやり、オフの日も自主練をしているものの、旦那さんは真剣に向き合っていないと指摘するそうです。投稿者さんから見ると旦那さんの指摘通りの部分もある一方で、まだ小中学生のお子さんたちに同情する部分もあり、その間で揺れていることを綴っていました。離婚まで視野に入れている投稿者さんにママたちからたくさんのアドバイスが寄せられています。
血の繋がらない子を育てるには、かなり器が大きくないと無理では?
『中学くらいまでは、ある程度熱中していたらプロになりたいってそりゃ言うよ。その気持ちが尊いし、それで十分。そういう経験が社会人になったときに活きる。自分から関わることをしなくなったとかは幼稚だよ。仲良くやりたいだけなのに、それに対して上からなのもちょっと』
『子育てなんて親の期待通りにいかないことの連続なんだから、自分の子じゃないなら尚更、大きな器がないと難しい』
自分と血の繋がっていない子どもたちに対して無償の愛で接するというのは、かなり器が大きい男性でないと難しいことかもしれません。旦那さんが「自分の厳しさに応えてくれていない」と子どもたちに見返りを求めるのも、自然な心理といえそうです。ただそれもわかった上で再婚したのですから、自分から子どもたちに関わらなくなったというのは少し幼稚な態度ですよね。お子さんたちもそんな継父の気分に振り回されているのは、不憫に思えます。ママたちからも「旦那さんは実子での子育て経験がないから、対応できていないのではないか」という意見がありました。
再婚して3年ならまだ紆余曲折の時期かも。一度夫婦でじっくり話し合って
『子連れ再婚して、子どもたちは成人後に家を出ている。旦那と旦那の実子の間でも大変なことはあった。旦那の理想が高く子どもたちの失敗や不出来を受け入れなくて、私が繰り返し説得した。時間はかかったけど、納得してくれたよ。今は成人して家を出た子が「会社を辞めたい」と漏らしたときに、私より早く「しばらく戻ってこい」と迎えに行くなどして、親子をしてくれている。3年ならまだ試行錯誤の時期だと思う』
『子連れ側が言うのもあれだけど、子どもを見て「この子の親になりたいから結婚して」と言う人は、ヤバい人と思う。まずは親の方と暮らしたくて、子どもを受け入れようとする。実親は「子ども優先」でも、継親は「配偶者の子」から始まるわけだから、まずはその配偶者が愛されないと』
投稿者さんと旦那さんは再婚してまだ3年。投稿者さんも再婚のときは「次こそ離婚せず、子どもたちと幸せになろう」と思って固い決意をしたのではないでしょうか。ここで安易に離婚を選択するのは時期尚早かもしれません。実際に子連れ再婚したママたちからは、今回と同じような経験をした人もいました。そんなママたちは「子どもの不出来を許せない旦那を何度も説得した」「とにかく家族間でコミュニケーションが取れる時間を確保した」といった体験談が寄せられています。
投稿者さんは「旦那と子どもたちが家族になりきれていない」と言っていましたが、再婚して3年であればそれは仕方ないこと。旦那さんも今はお子さんたちへの愛情表現や頑張りが空回りしていて、心が折れているだけのようにも見えます。ここから話し合いなどを重ねて時間をかけて、お子さんたちに実子同様の愛情を注いでいけるようになるのではないでしょうか。
調整できる部分もある!まだステップファミリーがうまくいく途中だから
『「仲良く家族したい」と子どもが望むなら、家族ごっこするのが大人の務めでは? 13歳の子なら4分の1も一緒に過ごしていないのに、本当に家族になったというのは考えが甘い。10年間家族ごっこして、いつの間にか本物になっていたくらいが現実かと』
『実子なら「多分プロになれない」と言いたいけど、相手の子だと少しでもその夢を否定できない。だからその夢に全面協力しようとけれど妻に厳し過ぎと思われる。となるとやってられないよ。あなたが調整すべき。それができる立場の人はあなたしかいない』
『お金とか責任は果たすと言っているのだから、親子の交流ができれば問題ないのでは? そこをあなたが頑張ればいいのでは』
今回の件はお子さんたちも旦那さんを嫌っておらず、むしろ尊敬している関係だと綴られていました。そしてそれは旦那さんも同様ではないでしょうか。旦那さんはお子さんたちへの責任を放棄しているわけではなく、家族を養っていく覚悟も持ってくれています。そうであれば、たとえばスポーツの指導は旦那さんではなく投稿者さんが頑張り、その代わり旦那さんには勉強面や生活面でフォローしてもらうなど、役割分担をするのはどうでしょうか。投稿者さんは、旦那さんが頑張ってお子さんたちに関わろうとしてくれていることに感謝や労いの気持ちを忘れないこと。そして家族として仲良くやっていくために、関わり方の方針を変えていきたいことを旦那さんに相談してみるとよいかも。今後はスポーツ以外で親子としての交流を続けていき、こうした時間の積み重ねで本当の家族となっていけるのではないでしょうか。投稿者さんが今からできることはまだまだありますし、お子さんたちのことを考えて自分で調整できる部分はしていってほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・めい
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