<加害者と結婚>家族より私を優先して!エスカレートしていく要求【第16話まんが:被害者の気持ち】
私は羽田キホ。両親と3人で暮らしています。今から20年前、私は猛スピードの自転車に激突されて重傷を負いました。普通に歩くことができなくなり、首から下の部分に大きな傷痕も残りました。ただ両親に支えてもらって頑張るうち、いつしか加害者への恨みの気持ちは消えました。しかし事故から20年経ち、私は加害者である橘ケンと再会することになったのです。聞けば今は結婚して子どももいるそう。私は人並みの幸せを手に入れている橘ケンを、再び許せなくなってしまいました。

さまざまな要求に、彼は真摯に応えてくれました。事故の後遺症のことを持ち出せば、何でも言うことを聞いてくれると分かっていました。彼が私より、家庭を優先するのが許せなかった。だから奥さんの誕生日だと聞いたときには……。
橘ケンと再会し、直接連絡を取り合うようになり、いろいろな場所へ連れて行ってもらっていることは両親にも話していました。次は有名なテーマパークにイルミネーションを見に行くつもりだと伝えると、父からは意外な言葉が……。
事故で身体が不自由になったことを持ち出せば、橘ケンは何でも言うことを聞いてくれました。今の彼が最も優先しているのは私なのです。奥さんや子どもではありません。そのことが嬉しくて、そしてずっと諦めていたお出かけに舞いあがって、私は毎日のように橘ケンと連絡を取り合っていました。私が要望を伝えると、橘ケンはいつでもすぐに対応してくれました。
そんな私の行動をなぜか両親は心配しているようでした。けれど私はあの事故の記憶から一歩を踏み出し、橘ケンと新しい関係を築こうとしているのです。両親には橘ケンと会ってもらえればきっと心配もなくなるでしょう。こうして私は両親も誘って、橘ケンと4人でテーマパークへ行くことになったのでした。
【第17話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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