<30万円、夫が独り占め!?>家族に還元するべきでしょ?!友人「アンタ図々しい…」【中編まんが】
前回からの続き。私(アスカ)は、大学生と高校生の娘を持つ母です。夫のダイスケは仕事で忙しい毎日を送っているため、私が家事と育児のほとんどを担ってきました。子育てが少し落ち着いてからはパートに出ています。夫はとても優しい人で、子煩悩でもあります。子どもたちの手が離れてからは、休みの日には夫婦で美味しいものを食べに行ったり、近場に日帰り旅行をしたりもしていました。そんなある日、夫が会社から勤続30年のお祝い金を貰ってきたのです! 夫に今までの感謝を伝えつつ、私は臨時収入に喜んでいたのですが、夫はあたかもこのお金が自分のものであるかのように鞄にしまおうとするのでした。
30万円を自分の鞄にしまおうとする夫を、私が「アレ?」という空気で見ていると「どうかした?」と不思議そうにしていました。
そうして夫は鞄を片付けて、夕飯を食べはじめました。
何事もなかったかのように夕飯を食べている夫に対して、私は納得がいきません。さりげなく話を振ってみますが……。
なにを聞いても、夫は「どうしたの?」的な感じで受け流してきます。
本当ならばもっとこう……このお金でみんなで出かけようとか、ちょっといいレストランで食事しようとかを私は期待していたのです。
私の期待とは裏腹に、夫は笑いながらテレビを観ています。
せっかくの勤続30年の記念です。どうしてもっと「家族」や「妻」に還元する気持ちになってくれないのでしょうか。
優しさの足りない人だな! なんて思ってしまいました。
しかし、このことを友人に話すと……。
もちろん30年間も頑張って働いてくれたのは夫だし、感謝もしています。
けれど一方で、夫も私に感謝をしてくれてもいいと思うのです。
そのための祝い金なのではないでしょうか。
自分の力だけでここまで来られたと思っているのであれば大間違いです。
私の支えがあってこそ、夫の今の地位があるのです。
逆を言えば、今の私が私らしくいられるのも夫のおかげなのです。
そのことに私は常々感謝をしているのに、どうして夫はお祝い金を自分のものにしようとするのでしょうか。
しかし私の考え方は「図々しい」と、友人は語気を強めて話してくるのでした。
【後編】へ続く。(明日配信予定。ログインで1話先をお読みいただけます)
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙