『レミーのおいしいレストラン』の絶品スープを再現してみた!
子供から大人までファンが多い映画『レミーのおいしいレストラン』では、料理のできない見習いシェフが大事なスープを台無しにしてしまっていたところ、フランス料理のシェフになることを夢みるネズミのレミーが思わずスープを作りなおしてしまい、そのスープがお客さんに絶賛されたことから物語が始まります。
物語の中で重要な役割をはたした美味しいスープ、いったいどんなものだったんでしょう?レミーがどんなスープを作ったのか、想像しながら、再現したいと思います!
レミーは、作り途中のスープにごろごろと材料を放り込むシーンがありました。
これを、色々な野菜を入れて出汁を採っていたのでは?と仮定して、ブイヨンを作ってから、フランスのじゃがいものポタージュとして定番である冷製ヴィシソワーズに仕上げることにしました!
映画の中では、白いスープの上に、薄くて四角いチーズやパセリのみじん切りのようなものもふられていたため、最後にパルメジャーノチーズを薄切りにして、イタリアンパセリを刻んでのせてみました!
丁寧に出汁をとってつくったスープは、いろいろな野菜の旨みが濃縮されてと~っても美味しく、最後に散らしたチーズの食感も斬新でとっても美味しくできあがりました!夏場にもぴったりのスープなのでぜひ作ってみてくださいね♪
材料 4人分
鶏と野菜ブイヨン
たまねぎ:1/5個 にんじん:1/4本 セロリ:1/4本 鶏胸肉:1枚 ローリエ:1枚 パセリの茎:2~3本 黒粒胡椒:5~6粒 塩:小1/2
ヴィシソワーズ
たまねぎ:1/2個(約70g) じゃがいも:2個(120g) 生クリーム:100cc 牛乳:100cc 鶏と野菜のブイヨン:250cc バター:10g 塩、白胡椒:適量
仕上げ用
パルメジャーノチーズ(塊):20g イタリアンパセリー:2枝 オリーブオイル:適量
作り方
1.<ブイヨンを作る>鶏と野菜ブイヨンの全ての材料を鍋に入れて1Lの水を加えて40分~1時間煮る。鶏肉、野菜類は取り出す。
※ブイヨンは面倒であれば市販の固形物を使用してもかまいません
2.<ヴィシソワーズを作る>鍋にバターを溶かし、スライスしたタマネギを炒め、しんなりしたら3mm厚さの半月切りにしたじゃがいもを加える。鶏と野菜のブイヨンを入れて柔らかくなるまで15分程度煮てから牛乳、生クリームを加えてミキサーにかけて、塩、胡椒で味を整える。
3.冷蔵庫で冷たく冷しておいたものを器に入れ、オリーブオイル、粗みじん切りにしたパセリ、薄くスライスしたパルメジャーノチーズを散らす。
レシピ監修:前澤 由希子
会社員時代に各種料理学校へ通い調理師免許を取得。
結婚後、単身イタリアへ留学し料理を学ぶ。
帰国後、都内のトラットリアで修行し、船橋市の自宅で料理教室を開講する。
都内の企業ショールームや雑誌、TV等で料理を制作するほか、企業での講演等を行う。
文・編集部