<職場、納得いかない!>店長だけ優遇されてズルイ…と思っていたら?知らなかった一面【後編まんが】
前回からの続き。私はカズミ。子どもを二人育てているママです。4か月前からこの地域に多くチェーン展開しているファミリーレストランでパートを始めました。最初は不安もあったのですが、前職の接客業の経験が役に立ち、バリバリと働いています。今では、同じパートさんたちから頼られるリーダー的な存在になりました。
この仕事が好きだし、お店に貢献できているという自負もあるのですが、ただひとつ不満が。それは駐車場について。
従業員駐車場が徒歩10分のところにしかなく、店長以外は店舗前の駐車場に停められません。他の店舗は近いところに駐車場があるので融通をきかせてほしいのですが、店長はそんな配慮をする気はなさそうな様子。この待遇の差が、どうしても許せません。
夕方、帰宅して夕食の支度をしながら、さっきのことを思い出します。
(ああ、モヤモヤする……!)
するとそのとき、同じ市内に住む母親から電話がかかってきました。
「腰が痛くて……車で病院に連れて行ってほしい」という連絡でした。
上の子が小学校へ登校して行ったのと同時に、下の子を車に乗せ、母の家へと向かいます。
母を病院に送り届けてから、下の子を幼稚園に送って、その後パートに出勤。
朝からあわただしいです。
母を乗せながら車でお店の前を偶然通りかかると……。
その日以来、私は自分のことだけでなく、お店全体のこともちゃんと考えるようになりました。
自分が効率よく動くのも大事ですが、お店はチームプレー。困っている子に動きやすくなるアドバイスをしたり、準備や片付けの効率化も情報共有したり、店長とは違ったかたちで自分なりにできることをするようつとめています。
「どうせそんなことをしたって給料は変わらない」「やりがいを搾取されているだけだ」という意見もあるかもしれません。でも私は、一度やると決めた仕事はとことんやりたい性格。この職場が気に入っているので、お店がよくなることなら私もやりたいのです。
自分が認められるのではなく、お店が認められるよう仕事をしたい。これからも頑張りすぎには気を付けつつ、色々な角度からものごとを見て頑張っていきたいです。
原案・編集部 脚本・大島さくら 作画・あをきちなつ