<担任が陽キャ熱血で嫌!>「学級通信に陰キャな子は写っていない」とモヤるママ。意外な反論が
幼稚園でも小学校でも、子どもの担任の先生に”当たり“”外れ”があるのは仕方ないですよね。先生も人間ですから、子どもやママと相性のいい人もいれば、「なんとなく合わないな」と思う人もいるものです。ママスタコミュニティには先日、「子どもの担任が熱血の陽キャ教師で嫌になる」というタイトルでこのような投稿がありました。投稿者さんは小学生のお子さんを持つママです。
『毎日のように持って帰ってくる学級通信に、大人しくて陰キャなうちの子はほとんど載っていない。陰キャな子の気持ちをわかっていなさそう』
お子さんの担任の先生がいわゆる「陽キャ」と呼ばれるような、明るくて元気な体育会系だという投稿者さん。投稿者さんのお子さんは大人しい性格のようで、「陰キャ」だと綴られています。毎日の学級通信に載るクラス写真にお子さんが写っておらず、先生と同じタイプの陽キャばかりが写っていることに不満を漏らしていました。この投稿にママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
先生が陽キャっていいことじゃない?忙しいのに学級通信を毎日作るのはすごい
『陰キャは、青春時代を何回も振り返らされる教師にはならないと思う』
『陽キャなのはいいけど熱血は暑苦しいよね』
一般的には運動部に所属していたり、コミュニケーション能力が高かったりするタイプが俗に「陽キャ」、文化系で大人しくて控えめなタイプが「陰キャ」というイメージがありますよね。その先生の素性はわかりませんが、学生時代から人気者だったりスポーツに打ち込んだりといった青春を謳歌してきたのかもしれません。ママたちからは「熱血は暑苦しいかも」といった少し否定的なコメントがありました。
『教師はとても忙しいと思うんだけど、毎日のように学級通信を作るとかすごいな』
『熱血いいじゃん、やる気ないより』
一方で熱血タイプの先生について「やる気があるのだからいいと思う」と肯定的な意見もありました。先生はほぼ毎日学級通信を作って配布しているそうですから、仕事に一生懸命であることには変わりないでしょう。学級通信に写る子どものバランスを考えてほしいと思うのは親としては仕方ないかもしれません。しかし投稿者さんのお子さんが何か嫌がらせをされたり、理不尽なことをされたりしているわけでもないのでしょう。タイプが違うから苦手と思うのは仕方ないですが、先生のいい部分をみることが大事ではないでしょうか。
子どもが嫌がっているなら「1年我慢しよう」と伝えるのもいい機会かも
『でもそのくらいエネルギーのある先生でないと、今の生徒たちをうまくまとめられない面もあるかも』
『子どもが陽キャを逆恨みするような子になるから、大して知りもしない先生の性格をつべこべ言うのはやめたほうがいい。先生の性格を変えることも不可能だし、あなたにそんな権利はない』
投稿者さんは先生について、これまでの印象や学級通信の内容から「熱血の陽キャで嫌」と感想を漏らしていました。しかしこの投稿者さんの先生批判について、陽キャか陰キャか以前に「子どもにも影響するからやめたほうがいい」というコメントが。先生もクラスを盛り上げるために明るく振る舞っていたり、学級通信を頑張っていたりする可能性もあります。にも関わらず、嫌な印象を抱いて毛嫌いしていてはお子さんにも伝わってしまうでしょう。またわが子に対して「陰キャ」と、ネガティブな要素が入る表現をしていることにも指摘の声がありました。
『載りたきゃキャラ変して、ウェーイな盛り上げ隊になるしかないかも。私なら「1年我慢して」と子どもに言い聞かせる』
『学校の子どもたちの写真を撮っていたことがあるけど、自分から写ろうとしない子っているよ。遠くからでもカメラを向けるとササッと逃げたり。教師批判をする前にわが子に話してみたらいい』
一方で学級通信の件については、お子さんが不満を漏らしているかどうかによっても対応変わってくるのではないでしょうか。もし載りたいと思っているのであれば、学級通信に載せてもらえるような対策を一緒に考えることだってできるでしょう。しかし実際には、お子さんが自分から写真に写ろうとしていない可能性もあるでしょう。
またお子さん自身が担任の先生が嫌というなら、「次のクラス替えまで我慢しよう」と話すのもいい教育の機会になります。社会に出ても配属先で自分と気が合わない同僚や、相性の良くない上司と一緒に仕事をすることは多いもの。同じコミュニティに自分とタイプの違う人がいる状況を、小学校のうちから学んでおくことは大事なことではないでしょうか。
学級通信にこだわらなくてもいい。子ども自身を評価してくれているならいいのでは?
『陽キャでも熱血でもいいけど、学級通信に載る子と載らない子のムラがあるのはいかがなもんかと思う。先生が陽なら陽の生徒しか相手にしないなら他の先生に報告する』
『積極的に「あれやる、これやる!」と前に出る子が評価されがちだよね。でも目立つ子が前に出た分、発生したあれこれを真面目にコツコツ裏でやっている子が損をするなら嫌だな』
『学級通信を毎日発行することにこだわっているなら、その日に起きた印象の強い話題になるだろうし、内容はどうであれ陽キャの子の行動が目に止まりやすいだろうな。通知表での生活面の評価で、陰キャのわが子の目立たない努力や得意な面を評価してくれたなら、学級通信に載らなくても別にいいかな。生活面評価も薄っぺらい視線で陰キャをマイナスと捉えて下げている感じだったら、面談時にでも「うちの子は内向的ですけど、生活面評価が低いのは具体的に理由を教えていただけます?」と聞いちゃう』
投稿者さんは担任の先生の熱血的な陽キャな性格、そしてそれによって学級通信に陰キャのわが子が載っていない状況に不満を漏らしていました。しかし明るくて活発な性格の子が、先生とも距離が近くなることは一定仕方のないことかも。学級通信に載る写真や内容も「目立つ子の行動がピックアップされるのは仕方ない」という意見もありました。
ただそれが学級通信に限らず、お子さんの学校生活の評価についてもあきらかな差別や贔屓があるのなら話は別でしょう。投稿者さんはお子さんと先生の普段のコミュニケーションや、生活評価の点などを気にした方がよさそうです。もし気になることがあれば面談のときにでも話してみると、モヤモヤがなくなるかもしれませんね。投稿者さんは学級通信や先生の性格を毛嫌いするのではなく、子どもをどう見てくれているかを考えてみてほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko