すべての女性に見てほしい!夫の不妊、特別養子縁組…人生の光と影を描いた大人の土ドラ『朝が来る』
東海テレビ制作「大人の土ドラ」第2弾として6月4日にスタートした『朝が来る』、みなさんはもうご覧になりましたか? 原作は直木賞作家・辻村深月さんの同名小説。特別養子縁組をめぐって人生の光を得た女性とその影に埋もれてた女性…その二人を軸にした社会派ミステリーです。
先日行われた制作発表会には、主役の栗原佐都子を演じる安田成美さんを始め、川島海荷さん、石田えりさん、田中直樹さんが登場。シリアスな内容のドラマとはうらはらに、和気あいあいな現場の様子を伝えてくださいました。
──16年ぶりの連ドラ主役となった安田さん、久しぶりの座長はいかがですか?
安田:……すみません、座長の意識はまったくなく(笑)、ひたすら役に集中しています。昔からそういう風にやってきたので、今回も楽しんで現場に立っております。あ、座長としては日々差し入れに専念しています。
──そんな安田さんの夫・清和を演じるココリコ田中さん。当初、大先輩(木梨憲武さん)の奥様ということでかなり緊張されたようです。
田中:安田さんがひじょう明るくて自然な方で、現場の雰囲気を柔らかくしてくださるので緊張感は少しずつ解けてきました。あと、とにかく差し入れのタイミングが絶妙なんです。「今日は何かな」と、全員が楽しみにしています(笑)。
──特別養子縁組支援団体「ベビーバトン」の代表・浅見洋子を演じる石田えりさん。女性の光と影を見てきた物語のキーパーソンともいえる役柄です。
石田:今回、特別養子縁組について調べたんです。そして、どんな形であれこの世に産まれてきた子どもは魂を持っていて、その魂をできるだけ輝かせるために信念を貫いている洋子の姿をがんばって演じています。でも…安田さんが、私がシリアスな芝居をしているときに吹くんですよ。やめてください!(笑)
田中:スミマセン! でも石田さんおもしろいんですもん!
──川島海荷さんは、ガールズユニット9nineを脱退し、女優に専念すると決めてから初めてのドラマ出演となりました。今回のひかり役については?
川島:歌とダンスの活動をやめて、女優さんをやりたいと公の場で宣言したので、プレッシャーはありつつ、今回はいいプレッシャーを感じながらのぞんでいます。新しい自分、(金髪に)イメージチェンジをして、役としての自分を見てもらえるようなお芝居をしたいと思っています。
子どもを産めなかった女、子どもを手放さざるをえなかった女、家族を捨ててしまった女……「朝が来る」にはさまざまな女性たちが登場します。共感する部分も否定したい部分もそれぞれだと思いますが、母として女性として、心揺さぶられるドラマになりそうですね。
「朝が来る」は、毎週土曜日23時40分よりフジテレビ系にて放送。
文・編集部