<結婚の…正解・不正解?>高嶺の花?ストライクゾーンが狭すぎる友人【第1話まんが:ナナミの場合】
みなさんの結婚観は、どういうものですか? 自分の思い描いたとおりの結婚生活を送るのが理想かもしれませんが、パートナーと結婚観が異なればお互いに意見のすり合わせをしなければなりません。結局どこかで妥協したという方もいるのではないでしょうか。そんな結婚観について、さまざまな男女のお話をオムニバス形式でお届けします。
私は25才のワカナです。大学生のときの友人・ナナミは誰から見ても美人でした。サラサラの長い黒髪をなびかせ、きれいに整った顔立ちには品があって……。でもナナミは誰に言い寄られても付き合おうとしませんでした。
私なんて男の人に少し優しくされたら「この人、私のこと好きなのかな」なんて意識しちゃうのに……。しかし大学を卒業して、しばらく経った頃のこと。私は街でばったりナナミと会いました。なんとナナミは男性と親しげに腕を組んでいたのです。
身長は175cmくらい、体重は……100㎏くらい……? お肉が柔らかそうというか、たるんでいるというか……。確かに優しそうではあるけれど、ナナミにはふさわしくなさそうな……。なんでたくさんいる男性の中でこの人を選んだの?
大学時代、どんな人に告白をされても全部お断りしていたナナミ。好感度ナンバーワンの同級生も、合コンで一番人気のイケメンも、ことごとく玉砕していたのです。だから私は、ナナミの理想はどれだけ高いのだろうと思っていました。
けれどナナミに「私、こういう体型の人しか愛せないの」と言われて、それまでのナゾが解けました。ナナミは自分のタイプの人に出会うことをずっと待っていたのです。
あまりに意外な組み合わせの結婚に、「愛情のないお金目当ての結婚なんじゃないの」なんて陰口をたたく人もいたようです。でも私は、ナナミが心から大好きな人に出会えたということを知っています。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・マメ美 編集・井伊テレ子