いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<帰省文化いる?いらない?>羨ましい以前の問題!そもそも私には…【第5話まんが:レイコの気持ち】

前回からの続き。私(レイコ)は夫と中学1年生と小学3年生の姉妹の4人暮らしです。ママ友のランチ会で、マキコさんが「帰省が面倒くさい!」と嘆いていました。確かに帰省に縛られる長期休みも辛いのかもしれません。一方で、途中まで一緒に帰ったユキナさんは、夫婦で地元出身のため「帰省」という概念がなく、帰省する場所があるマキコさんが羨ましいと言っていました。隣の芝生は青く見える……そんな2人を見て、私は自分のことを想うのでした。

5_1_1

5_1_2

5_1_3

5_2_1

ランチ会の帰りに買ってきた和菓子を仏壇にお供えしました。

私の両親は2人ともすでに他界しているのです。

長女が幼い頃は、自分の両親が他界していることをママ友に話したこともありました。しかし、なんとなく気まずい思いを相手にさせてしまった経験から、両親のことは人に話さなくなりました。

5_2_2

5_3_1fix

5_3_2

私たちに両親がいないということは、子どもたちに祖父母がいないということになります。

「みんなのお家にはおじいちゃんやおばあちゃんがいるのに、どうしてウチはいないの?」

そう娘に聞かれたこともありました。

5_3_3

両親が他界していることをママ友に話すのは、なかなか勇気のいるものでした。
変に気を使われても申し訳ないし、その場が気まずくなるのも嫌でした。
だから隠しているわけではないけれど、積極的に話そうとは思いません。
ママ友たちは帰省先のあるなしや、実家が近い遠いについて話してくれましたが、そもそも私には「両親」がいないので、そんな概念すらないのです。
概念がないからこそ悩まなくていいから楽な分、子どもたちに祖父母のぬくもりを与えてあげることができなかったことに、罪悪感を持ってしまうのでした。

【第6話】へ続く。

原案・編集部 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・石井弥沙

※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。

よしはなの記事一覧ページ

関連記事

<帰省文化いる?いらない?>想いはさまざま「気づく」で変わる人生【第6話まんが:レイコの気持ち】
【第1話】から読む。 前回からの続き。私(レイコ)は夫と中学1年生と小学3年生の姉妹の4人暮らしです。ママ友のランチ会で、マキコさんが「帰省が面倒くさい!」と嘆いていました。確かに帰省に縛られる長期...
<帰省文化いる?いらない?>思わず本音!帰省じゃなくて旅行したい【第1話まんが:マキコの気持ち】
私はマキコ。夫と小学3年生の長男、年長の次男の4人家族です。私も夫も、地元が遠方のため、長期休みに帰省することになっています。もうすぐやってくる帰省シーズン。私はこの時期になると、憂鬱になってしまうの...
<人見知りの私、イラ立つ夫>帰省、ポツンで苦痛!義実家に馴染めず……「帰りたい」【第1話まんが】
私(サヤ、30代)は夫(ユウジ、30代)と3歳の娘(マリア)との3人暮らしです。義両親(ともに60代)はわが家から車で3時間ほどの場所に住んでいます。義実家からさらに車で1時間ほど離れた場所に、義兄(...