100均ハンドメイド!動物ぽんぽんを作ってみましょ。オリジナル白文鳥編
愛くるしいシルエットと表情で、あっという間に話題になったtrikotri(黒田 翼)さんの動物ぽんぽん。SNSやテレビに取り上げられ、動物ぽんぽんの本や関連商品がたちまち売り切れになりました。
手作りの動物ぽんぽんをインスタグラムにて沢山見つけました。こちらはダイソーさんの毛糸で作ったものだそうです。
今回は皆さんが作っている動物ぽんぽんを見本にし、試行錯誤しながら、オリジナル動物ぽんぽん白文鳥を作ってみました。
この白文鳥の作り方をご紹介します。
大きさ
今回は毛糸の太さに合わせて、65mmと45mmで製作しています。trikotriさんは45mmと35mmで製作されているようで、一回り小さいです。
目の周り
本来は目の周りのピンク部分もポンポンメーカーに巻いて作るようです。巻きつける位置が難しいので、今回は羊毛フェルトで作っています。
くちばし
本来はポンポンメーカーの35mmより小さなサイズを使ったり、フェルトでくちばしを作るようです。今回は道具代と材料費を浮かせるため羊毛フェルトで作りました。
尾羽
trikotriさんはフェルトで製作されていますが、今回は毛糸で作っています。
巻き方
本来の文鳥のぽんぽんは、巻き数を工夫するようです。今回は基本のクマ(→☆)と同様に、丸いぽんぽんを作ってから、ハサミでカットして形を作る方法をとっています。
では材料と道具からご紹介しますね。ポンポンメーカー以外は100均ショップダイソーさんで揃えています。
材料&道具
・ポンポンメーカー(クロバー スーパーポンポンメーカー)
手芸屋さんやネットショップにあります。85mm・65mm・45mm・35mmの4サイズセットはAmazonさんで820円ほど。
今回は毛糸が極太なので、緑色の65mmと黄色の45mmを使用しています。
太い毛糸で小さいポンポンメーカーを使うとあまり毛糸が巻けず、ぽんぽんの毛並みがバラバラになってしまいます。毛糸が太い場合は大き目のポンポンメーカーを使い、細い毛糸は小さ目のものを使うのがお勧めです。
ポンポンメーカーは2つのパーツに分かれます。ポンポンを作る時は真ん中を繋げて使います。
・ウール100%かウールの配合が多めの毛糸 1玉
今回は極太を使用しています。小さいポンポンメーカーを使う時は、これより細い毛糸をご使用ください。細い毛糸の場合は2本取りして使うか、巻き数を増やして作って下さい。
ダイソーさん ウール100%毛糸 極太色番20 ミルキーホワイト ロット5 約30g 約38m
白文鳥は右側の白だけ使っています。左の毛糸は桜文鳥に使っています。
季節や店舗によっては100均ショップに売っていない場合があるので、その場合は手芸店で探してみてくださいね。
ポイント1 ウールの配合が多い毛糸がお勧めの理由。
アクリルが多い毛糸だと、毛糸同士が絡まらないために、作るのに時間がかかります。細かいパーツの羊毛フェルトがくっつきにくいため、あまり上手くいきません。なるべくウール100%かウールの配合が多い毛糸をご使用ください。
・ニードルとピンクの羊毛フェルトと目玉パーツのセット 1つ
ダイソーさん 羊毛フェルトアニマルキット ウサギ
ダイソーさんで売っている3色の羊毛フェルト、ニードル1本、目玉パーツ4本、丸カン、ボールチェーンのセットです。ニードル、羊毛フェルト、目玉パーツを別々に用意しても大丈夫です。100均ショップや手芸店、ネットショップでも手に入ります。
・羊毛フェルト用のマット (亀の子たわしでもOK) 1つ
ダイソーさん 羊毛フェルト用スターターセット
ダイソーさんで購入しました。こちらはニードルもついています。ニードルを刺す時にマットがあると、作業中にニードルや作業台を痛める事が無くなり、毛糸の位置が安定して作りやすいです。ニードルが折れることがあるので、予備があると安心です。
・ハサミ(よく切れる物。私は布用の裁断バサミを使いました。)
・タコ糸もしくはぽんぽんと同じ毛糸
タコ糸だとしっかりポンポンが固定されるそうです。ぽんぽんと同じ毛糸でも大丈夫です。
・ボンド目玉パーツを付ける時に必要です。目玉をビースにするときは、針と糸を用意ください。
ぽんぽん作り
①ポンポンメーカー65mmを、緑のアームを上下2つ重ねたまま開きます。
アームの端から毛糸を巻いていきます。毛糸によって巻き数が異なりますが、今回は極太の毛糸なので150回ほど巻きました。真ん中のアーチが少し残っている状態まで巻けばOKです。
ポイント2 毛糸の巻き方
毛糸はしっかりと隙間なく、少し強めに巻くと、仕上がりが綺麗になりますよ。
巻き終わりは、最後の毛糸の輪の中に毛糸の端を通して、軽く引っ張ってから切ります。
②反対側も①と同じように巻きます。
③ポンポンメーカーを円になるように閉じて、ポンポンメーカーのアームの隙間の毛糸をハサミで切っていきます。
ポイント3 ぽんぽんを切る時に注意すること。
片手でポンポンメーカーが開かない様しっかり押さえながらハサミで少しずつ切ります。毛糸が多いと、下の写真の様にポンポンメーカーが開いて毛糸がバラバラになり失敗してしまいます。
④ポンポンメーカーの割れ目にタコ糸か毛糸を巻いて、ギュッと2回ほど固く結びます。結んだ毛糸やタコ糸は短く切らずに長めにしておいてください。
⑤ポンポンメーカーを外します。ぽんぽんは凹んでいても、手でコロコロ転がすと、まんまるになります。
⑥ポンポンメーカー45mmにも毛糸を巻きます。巻き終わりは、毛糸が太いので、アーチの片側に70回ほど巻くといっぱいになります。毛糸の太さによって巻き数が変わります。アームのアーチがなくなるくらいを目安にしてください。
最後の毛糸の輪の中に毛糸の端を通して、軽く引っ張ってから切ります。
同じようにもう片側にも毛糸を70回ほど巻いたら、③と同様にポンポンメーカーを押さえながらアームの割れ目の毛糸をハサミで切り、割れ目に毛糸やタコ糸をまわして、2回ほどしっかり結んでおきます。結んだ毛糸やタコ糸は長めにしておいてください。
ぽんぽんを組み合わせます
⑦違う大きさのぽんぽんが2つ出来ました。④と⑥で結んだタコ糸(毛糸)同士を、強く引っ張りながら結んでつなげ、大小のぽんぽんをくっつけます。結んだあと、余分なタコ糸はポンポンの中に隠れるように短く切っておきます。
雪だるまのような形になります。
カットして形を整えます
⑧床に置いた時にきちんと安定するように、底の部分を少し平らに切り、胴体となる大きなぽんぽんを上や横から見てしずく型になるように、ハサミで切っていきます。
また頭の位置が前寄りになるように、頭の後ろ側と胴体の前側を丸みを残しながら切ります。
ポイント4 重要ポイント!切る時のコツについて。
360°くるくる回して形を見ながら、少しずつ切り、丸みを維持します。カットが上手にできると、見栄えがぐんと良くなりますよ。ペットの毛並みをトリミングするような気持ちで、楽しんでください。結んだところが表に出てこない様に、切る範囲にご注意くださいね。
切る時の目安として、以下の写真をご覧ください。
横から見たところ
後ろから見たところ
前から見たところ
尾羽を付けます
⑨毛糸を14cmほどに切ったものを4本用意します。
胴体のしずく型の先端辺りに、毛糸の真ん中を1~2cmほどをぽんぽんの奥に押し込むようにニードルで刺してくっつけます。
⑩尾羽を羊毛フェルト用のマット(もしくは亀の子たわし)の上に置き、横や上下からニードルで真っ直ぐ何度もつつくように刺します。毛糸の重なっている所を刺す事で、毛糸同士が絡まって、一つにまとまっていきます。
ポイント5 ニードルの使い方
ニードルはまっすぐ刺して抜きます。ぐりぐりねじったり回しながら刺すと、ニードルの先端が折れてしまいますのでご注意ください。マットに沈むほど深く突き刺す必要はないので、毛糸に対して垂直につつくようにニードルを使いましょう。
⑪毛糸がひとまとまりになったら、尾羽を好みの長さにハサミで切ります。今回は付け根から5cmのところを切っています。
くちばしを作ります
⑫ピンクの羊毛フェルトを一つまみほど取り、指で縦横斜めに少しずつ巻き付けながら、形をくちばしの形に整えます。
羊毛フェルト用のマットの上に置き、あらゆる方向から羊毛フェルトの中央に向かって、ニードルで何度も刺して形を整えていきます。
ポイント6 羊毛フェルトの刺し方
ニードルでくちばしを作る作業は少々時間がかかります。丸めにくい時は、羊毛フェルトを水で少しだけ湿らせてみてください。羊毛フェルトの重なっているところを狙って、羊毛フェルトが固くなり始めるまで気長にブスブスつつくように刺してください。ニードルを2~3本まとめて使っても良いですよ。
また、ニードルをねじったり曲げたりすると、ニードルが折れてしまうので真っ直ぐに抜き刺ししてください。
上の写真のように形が整ってきたら、必要であればハサミで余分なところを切って、微調整してください。こんな形に仕上げました。
⑭ くちばしをぽんぽんの頭部に付けます。くちばしをぽんぽんの付けたい位置に乗せ、ニードルでくちばしとその回りを刺していきます。ニードルで刺すことで、毛糸同士が絡まってくっつきます。
くちばしができました。
目を作ります
⑮ 薄いピンクと濃いピンクを少しずつとって丸め、目の位置に乗せたら、ニードルで刺して付けます。羊毛フェルトのセットに入っていたので、色を混ぜてみましたが、1色だけでも大丈夫です。ここで刺し過ぎると、目の周りが凹んでしまうので、ふんわり付けてください。
⑯ ニードルやキリなどをピンクの羊毛フェルトの中央に刺して、ぐるぐる回して穴をあけます。目玉パーツの根元にボンドを付けて、穴に差し込みます。
目玉パーツがついたら、はさみで形を再度整えて完成です。頭の形を緩い三角形になるように調整しました。
全体像は以下のようになりました。はさみで切る際の参考にしてください。
出来上がり
正面からみたところ
頭頂部より頬辺りがふっくら見えるように、頭頂部が細長くなるようハサミで切っています。
横から見たところ
頭の位置が前の方になるように、頭のポンポンの後ろ側と、胴体のポンポンの胸側の毛糸を短く切っています。
後頭部のラインが背中のラインになだらかにつながるようにカットしました。
後ろから見たところ
上から見ても、横から見ても、胴体が涙型になるようにカットしています。
毛糸がほぼ1玉無くなります。1羽つくるのに1玉要ります。
毛糸の巻き方を工夫して、何度か失敗しながらも複雑な柄の桜文鳥(写真右)を作ってみました。ぽんぽんの巻き方次第で、色々できちゃうのが楽しいですよ。
ポンポンメーカーのアーム片側分がぽんぽんの半円分になります。また、アームの真ん中に一番最初に巻いた毛糸が、ぽんぽんの結び目(中央)から一番近い内側にくるということを念頭に置いて作ってみてください。
いかがでしたでしょうか。とっても可愛い動物ぽんぽん、たくさん作ってみてくださいね。