「もう手をつながないよ」わが子からの突然の宣言。昨日つないだのが最後だったのか
わが子が初めて寝返りをした日、言葉を発したときなど「もうこんなこともできるようになった」と感動した経験をもつママは多いのではないでしょうか。子どもの成長のひとつひとつが嬉しい! と感じ、わが子がますます愛おしくなったことでしょう。
今回ママスタコミュニティに寄せられた投稿は、そんな感動とは少し違った感想でした。
『「もう手をつながないよ」って息子に言われた。昨日つないだのが最後だったのか。二度と戻れない瞬間は、そうとは知らずに過ぎていくのね』
投稿者さんはしんみりとした気持ちを吐露します。
どんなときでも「ママ、ママ!」と後追いをされ、どこへ行くにもつないでいた小さな手。気がついたら手をつながなくなっていた、という親子もありそうですが、投稿者さんのお子さんは「今日から手をつながない」と宣言したようです。投稿者さんにとっては、まさに青天の霹靂(へきれき)だったのでしょう。
そんな投稿者さんにママスタコミュニティのママたちは、さまざまなメッセージを届けてくれました。
日常は、ある日突然終わるのよ
『うちの子は年中のクリスマス会の日、友達が見えた途端、つないでいた手を振りほどいた!』
『元気で成長してくれているのは嬉しいけれど、あの小さくてかわいい子にはもう会えないの。寂しいねぇ。幸せだけど寂しいね』
ある日を境に、手をつながなくなったわが子。手をつなごうとしたら振り払われたり、つないでいた手がいきなり振りほどかれたり……。そんな衝撃的な瞬間がなくても「あれ、最近手をつながなくなったなぁ」と振り返って気づかされたママたちもいるようです。
なかには「今日が最後だよって、教えてほしかった」とこぼすママもいました。そうですよね、最後の瞬間が来てからではなく、来る前に教えてもらえたら、ママだって心の準備ができたかもしれないのです。
本当に最後?終わりでないこともある
けれど「本当の最後ではない場合もあるよ」と、ちょっぴり嬉しいコメントも寄せられました。
『「もう手をつながないよ」って言っても、買い物に行くと無意識に手をつないできて「あっ!」って顔をして手を払いのけたりするよ』
『大丈夫。明日は忘れているから』
つながない宣言をしたとしても、まだまだ小さな子どもたち。やっぱりママと手をつなぎたくなる場合もあるのでしょう。そんなときは「あれ? もうつながないんじゃなかった?」なんて言わずに気づかぬフリをした方がいいのかもしれませんね。
初めてのことは感動的な記憶だけど
赤ちゃんだったわが子が自分が差し出した指を小さな手で握り返したこと、自分の手にすがってよちよち歩きをしたことなどは、できるようになった喜びと一緒に記憶に残っていることでしょう。けれどだんだんと成長する子どもたち。それは同時に自分でできることが増え、ママの手を必要としなくなることも意味します。
先輩ママからもこんなコメントも届きました。
『初めての○○は覚えているけれど、最後の○○はいつだったかわからないのよね』
繰り返される日常の一コマがいつの間にかなくなっていく……、それは振り返ってみたときに気がつくことが多いのかもしれません。投稿者さんの場合は、お子さんが宣言してくれたので、ママの記憶にしっかりと残る最後になりました。ある意味、幸せな最後かもしれませんね。
次に手をつなぐのは?
お子さんからこんなことを言われたよ、と教えてくれたママもいました。
『「次に手をつなぐのは介護だよ」って言われたわ』
思わず「なるほど!」と感心し、クスッと笑ってしまいそうなコメントもありました。駅の階段や病院などでたまに見かける高齢の女性と、その手をひく中年の男性。母を気遣う息子が転ばぬようにと母の手を取り、ときには代わりに荷物を抱えて付き添うその光景を、今は「大変だな」と眺めているだけかもしれません。母の立場からすれば再び息子と手をつなぐことができる嬉しい瞬間なのかもしれないのです。
今はわが子に振りほどかれたママの手も、何十年か後にはふたたびつなぐ。そんな未来を思い描き、密かな楽しみとして心にしまっておくのもアリなのではないでしょうか。
ママの気持ちは同じ
息子さんにもう手をつながないと言われた投稿者さん。わが子の成長は喜ばしいけれど、ちょっと寂しい投稿者さんの気持ちを受け止めてくれたママたちのコメントは温かく、そしてユーモアにあふれました。きっと同じ思いをしてきたママ同士だから、分かり合える気持ちだったのでしょう。ママたちのコメントを受けて、投稿者さんの沈んだ気持ちが少しでも軽くなりますように!
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