わが子が巣立つそのときを想像するだけで寂しい……。愛にあふれるママたちのわが子への思い
子どもが生まれて成長し、いつしか巣立っていくことになる。そのような未来予想図を想像したとき、なんとも言えない大きな不安や寂しさを抱えてしまうというママもいるのではないでしょうか。
今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、わが子が将来巣立つときのことを考えると、耐えられる自信がもてないというママからのお悩みでした。
『長男は今14歳。早ければあと4年もすれば家を出ていくのかな……。そんなことを想像したら、胸が苦しくなった。これっておかしい? みんなはなんとも思わないもの?』
可愛いわが子への愛があふれる投稿者さんのお悩み。いずれ巣立っていくとわかっていても、巣立ってしまったあとの寂しさは計り知れないのかもしれませんね……。さて、このようなお悩みに、ママたちはどのような反応を見せるのでしょう。
わが子を愛するママたちからの共感の声
『20歳の娘が結婚はしないと言っていて、本当にそうであってほしいなと心のなかで思っている。できればずっと一緒にいたいし、結婚なんてしないでほしい、孫もいらない』
『娘だけど、投稿者さんと同じように感じている。私が死んでからでも助けてやりたくてたまらない』
投稿者さんのお悩みに対し、ママたちからはさまざまな声が寄せられました。なかには、投稿者さんと同じく、許されるのであればわが子とずっと一緒にいたいと願わずにはいられないママたちの声もあったのです。
巣立っていくことは喜ばしいことのはず。しかし助けてやれる距離にいなくなってしまうことの心配や一緒にいられなくなる寂しさは、ママたちにとっては相当なダメージとなるのかもしれません。
埋められない寂しさを抱え続けるママたち
『うちの子は15歳で家を出た。まさかこれほどまでに早く家を出ていくなんて思いもしなかったから寂しいよ。小さかった頃は成長の一つひとつが嬉しかったのに、今はそこまで早く大きくならなくてもいいんだよと思ってしまう。応援はしているけど、本音を言えば寂しいから帰って来てほしい。毎日LINEを送るし、買い物へ行っても子どもの好きな物ばかりに目がいっちゃう』
『子どもが巣立つとき、すごく泣いたよ。そして今も寂しい。空虚。ポケットに入るサイズになって側にいたい。どうしたらいいのって、いつもどこかで気持ちをもてあましている。いつか慣れるのかな』
子どもが巣立っていくことで、静かになる家のなか。ガランとした子どものスペース。同様に、ママたちの心のなかにもぽっかりと穴が空いてしまうのかもしれませんね。
もしかしたら空いた空間を埋めるには、別のものを探すしかないのかもしれません。しかしわが子の代わりなんてそう簡単に見つかるものではありませんよね。だからこそ、なかなか立ち直れないのでしょう。本音はずっと一緒にいたい。そう思うことぐらい、きっと許されるのではないでしょうか。
寂しいけれど、意外に気楽との声も
『子どもが出て行く前は、私も投稿者さんみたいに思っていたけど、慣れたら洗濯も料理も少なくて済むし、楽だよ~。たまに子ども2人が帰省してくるとなると、「5人分の料理や洗濯かぁ~」って思っちゃう』
寂しいなどの感情はあれど、やはりお世話する家族が減ることの快適さは最高なようですね(笑)。
『結構さっぱりした性格の人でさえ、送り出した後は泣いたらしい。でも、それからは「もう帰ってこないで!」ってスッキリした気持ちで暮らしているみたい。私も15歳の息子がいて寂しく思うこともあるけど、出て行ったら絶対楽で快適だと思う』
感情と現実は必ずしも一致するものではないのかもしれませんね。寂しくて寂しくて、ひとりで散々泣いたあと、日常生活がはじまると結構楽なことに気が付き、そこだけは嬉しくなるものなのでしょうか。
できれば巣立ってほしいと願うことも親心
『ずっと家にいられるのもイヤかな~。息子には大学進学するときには一人暮らしをしてほしいと思っている』
長い目で将来のことを考えると、早い段階から巣立っておくことも大切かもしれませんね。親の手元から離れることで、自分で考え行動する力を養っていくのかもしれません。もちろん、親元にいても自分で考えて行動することは可能ですから、子どもの性格次第というところもあるかもしれませんが。
寂しいけれど、折り合いをつけて乗り越えていこう
『きっとそのときが来る頃までには気持ちも変化しているよ。今を笑顔ですごそう!』
寂しいし悲しいし、心配だし不安だし。さまざまな感情がぐちゃぐちゃになるママをよそに、子どもたちは巣立ち、新しい生活を築き上げていくのでしょう。そしていつしかママたちも、子どもたちがいない毎日に慣れていくのかもしれません。よくも悪くも、人の気持ちや感情は時間の流れとともに変化していくものですから……。
今は子どもが巣立つときを想像するだけで、耐えられないほど悲しいと感じるかもしれません。寂しくて仕方なくなってしまうかもしれません。しかしそれはそれで正しい感情でしょうから、芽生える感情とうまく折り合いをつけて乗り越えていきましょう。
そして、子どもたちが巣立つその日に後悔することがないよう、今は全力で子育てを頑張りましょう!
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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- いつか子供が家を出ていくのかと思うと耐えられなくなる。。