<夫、妻の実家がイヤ?>母の希望は叶えてあげたい。けど、ムリなく親孝行しなきゃ!【第7話まんが】
前回からの続き。私は30代のシホ。現在下の子の育休中で、夫(タケル、30代)と息子(ナオト、3歳)、娘(サナ、0歳)との4人暮らしです。私の実家も夫の実家も車で30分ほどの場所にあります。私の実家へは月に最低1回は顔を出すようにしていますが、夫は最近顔を出すのをイヤがるようになりました。しかし祖母の介護に疲れた母にとって、私たちの月一の滞在は心の支えとなっているのです。母は私たちの戸建ての資金援助もしてくれたし、何かと助けてくれています。どうにか母の期待に応えてあげたい私。でも夫は勝手に自分の予定を入れて、今月も実家訪問を欠席しました。おまけに夫には「実家依存」などと言われて私は傷つくことになったのです。しかも、最近実家づきあいの悪い妹(ナミ)と話すと「母は毒親」と言いだして、私は強く動揺します。
私は夫が実家帰省を拒否しているのが薄情だと思っているので、妹に「タケルも自分勝手よ。ウチの実家の恩恵は受けておいて「シホは実家依存だ」なんて。あんな人なら一緒にならなかった。そう思うくらい」と一気に感情を吐き出しました。
妹は「タケルさんも同じコト思ってるよ」と鋭く指摘しました。続けて、「今、お姉ちゃんが暮らしているのはタケルさんだよね。お母さんよりタケルさんの考えを尊重してあげなきゃ」と主張しました。
妹は「最初は義実家のつかず離れずの関係に、「淡白だな」と思ったの。でも今じゃそっちの方がちょうどいい。「ナミの実家は距離感がおかしい」って旦那から言われて気づいた」と言いました。
妹は「とにかく結婚したのに、家庭の軸足が実家にある状況はよくないよ。結婚して、お母さんを客観的に見られるようになったと思う」とはっきり自分の考えを口にしました。他にも「親孝行は家族全員で泊まりに行くだけじゃないでしょ。お母さんをランチに連れてったり、話し相手になったりとか他にも方法あるよ」と話してくれました。
夫が不機嫌なのは、単に泊まりが負担だっただけではなく、私が常に母寄りな姿勢だったのが大きいのかもしれません。母と今の家族を天秤にかけたことなんてなかったけど、比較してみたら、子どもたちや夫の方が大切なのが正直な気持ちです。
母がたとえ「子どもを自分の思うように従わせる毒親」であっても、母から優しさや思いやりをもらってきたことも事実です。今すぐ母との関係を断ち切るとまでは考えられません。もう少し母を客観的に捉えて、心地よい距離感を自分で作れるようになったとき、いい意味での親離れができるのかもしれません。それに、親孝行の方法はいろいろあるはずです。母にとっても私や夫にとっても良い方法を見つけられたら、とも思います。この経験を自分の子育ての糧にもするつもりです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・まゆか! 編集・横内みか