<夫、妻の実家がイヤ?>認められたい!ワタシは娘の中心で輝く理想の母【第8話まんが:母の気持ち】
前回からの続き。私(ミノヤマヨシコ)は60代前半。3姉妹(長女ミヅキ、次女シホ、三女ナミ)の母です。娘たちは全員結婚しており、近居に住まわせています。長女次女には子どももいて、家族が増えてうれしい限りです。現在、パートをしながら義母(シホの祖母)の介護もしていて疲れる毎日ですが、月1回だけ娘たちが家族で泊まりにくる日が私の心の支えです。しかし、最近はシホの夫が参加しなくなったり、ナミの家族があまり来なくなったりして、気に入りません。
月に一度だけのお泊まり会なのに、シホとナミの付き合いが悪くて腹立たしいです。まったく実家に来なくなったナミに「アナタは実家をなんだと思ってるの!」と怒りのLINEを送りましたが、返信はありません。
夫に「今や聞き分けがいいのは長女だけよ。あの子だけよ、私の支えは……」と、グチをこぼします。
定年して丸くなったのか覇気のない夫です。私は「アナタから言ってやってよ! シホのところは家の頭金をいくら払ってやったと思ってるのよ!」と、まくしたてました。夫は「見返りのために頭金を出したんじゃないだろう」と、私を諭すように言いました。
夫は何もわかってくれません。昔から私の話など聞いてくれませんでした……。
私は苦労して3姉妹を育ててきました。夫は仕事人間でほぼ家におらず、今でいうワンオペ状態です。娘たちが小さい頃は、日中はほぼ座りもせず常にかけまわっていたように思います。娘たちのために、自分の時間もやりたいことも犠牲にして子育てしてきました。
娘が小さいころは座る暇もなくかけまわり、どんなときでも娘と夫を優先して自分のことは後回し……。そんな生活の中でも得られたモノもありました。子育てに忙しかったとき、ママ友に「アナタは立派な子育てしてるわ」と、言われたことが何度もあります。他人から見ても、立派な子育てをしたつもりです。
三女は自分の言い分だけを伝えてきて、その後の私の返事はムシ。懸命に子育てしたのに、こんな仕打ちがあるのでしょうか。三女は幼い頃からワガママだったし、しばらくは放っておきます。親子は死ぬまで親子です。子どもたちのいつまでも中心には母がいるはずです。長女と次女だけは裏切らないと信じています。
ママがいい! とあれだけ言ってくれた娘たちはどこへいったのでしょう? 私が自分の時間を犠牲にして子育てしたのは事実です。月に1回は実家に顔をだすくらいの親孝行はあってもいいはず。子育てで得た、人としての承認された気持ちや万能感は何ごとにも変えづらく尊いものです。学生時代も仕事をしても得られなかった自己肯定感が、母になればいとも簡単に得られました。母娘の関係ほど強いものはないと思っています。私だって母とはそうだったのですから……。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・まゆか! 編集・横内みか