ママな自分に疲れた日、ふと目にしたブログに涙が止まらなくなりました
地元の友達の中では、かなり遅れて結婚・出産をした私。
友人たちの子どもは、すでに小学校高学年や中学生。私が出産をしたとき、友人たちの多くが言いました。
「新生児は一瞬。瞬きしてる間に終わっちゃう。0歳もあっという間に終わっちゃう。赤ちゃんでいる期間なんて、本当に一瞬だから、1日1日を大切に過ごしてね」
そう言ってくれる友人たちのおかげで、一瞬である新生児の時期も、あっという間の0歳も、大切なことを見逃さないように過ごせたように思います。
そして、2歳になる直前に言われた言葉。
「イヤイヤ期は泣きたくなるほど辛いけど、小学校高学年になって、友達と遊ぶことに夢中で親のことなんて見向きもしてくれなくなると、イヤイヤ期ですら懐かしくて、戻りたいと思うんだよ」
そんな言葉を聞いてきた私は、無謀にも「できるだけイヤイヤ期も楽しもう」という気持ちになっていたのですが、現実はそんな簡単ではなく、「やだー」「いやー」「ないよー!」のイヤイヤ攻撃に、ため息が出てしまう日々を過ごしていました。
そんなときに、偶然目にしたブログ。
そのブログを開き、読み進めてすぐに、私の涙腺は崩壊して、ボロボロと涙が溢れてきました。
そのブログのタイトルは「ママの毎日」
とても長いので、最初の部分だけ抜粋してご紹介します。
独身の頃
ヒールの靴が好きだった
お酒は苦手だったけれど友達と過ごすお酒の場の楽しい雰囲気が好きだった
好きな音楽はミスチルでいつもウォークマンに入れて好きな時に聴いていた
電車の中でゆっくり本を読むのも好きだった
お風呂では半身浴をして
美容院には2ヶ月に1回は必ず行っていた
お化粧するのも好きだった
1人で行く映画館が好きだった
流行りの雑誌を買い
流行りの曲を聴き
流行りの服を着て
流行りの場所へ好きな時に出かけた。
そんな私は 今
泥だらけのスニーカーを履き
子どもたちの着替えやオムツが入った大きなバックを肩にかけ
ちゃんとした化粧もせずに
髪を一つにくくり
毎日
子どもたちの手を繋いで公園へ散歩に行っている。
聴く曲はミスチルからアンパンマンマーチに変わった。
眺めているのはファッション雑誌から
子どもの母子手帳や幼稚園からの手紙に変わった。
考えていることは
今日の夕飯のメニューと
長女が幼稚園から帰ってきたあとのおやつ、お風呂、夕飯の流れの確認。
今日の天気で洗濯物が乾くかどうかと
明日の長女の遠足が晴れるかどうか。
最近眠くなると激しくぐずる長男を昨日つい怒ってしまったから
今日は早く寝かせてあげよう。
今日は怒らないでおやすみをしよう。
続きは、コチラから
このブログを書いたのは、6歳、4歳、2歳のお子さんを育てているママちゃん。(※2017年7月現在)
「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」というブログ、1度は読んだことがあるという方もいるのではないでしょうか?
ママちゃんことLICOさんの育児法は、ブログを通して多くの人の共感を得て、支持されています。
そのブログは書籍化されていて、ママタレントたちにもママちゃんのファンがいるほど。
「穏やかな心で子どもを育てたい。」
これは、育児をするすべてのママの理想であり、願望です。
でも、現実はそんなに甘くはありません。
自分の思いだけではどうしようもないことが毎日毎日繰り返し起こる中で、イライラせずにいられる人がいるわけありません。
それでも、ママは「怒ってしまった」「怒鳴ってしまった」と、子どもの寝顔を見ながら自らを責め、涙するのです。
でも、それで良いんだと思います。
イライラしても、怒鳴ってしまっても、そのことを悔いながら、「この子が愛しい」と思える親であれば、子どもにその気持ちは伝わるはずだから。
「この日々はいつまでも続かない。だからこそ、今、この瞬間を大切に過ごそうという気持ちを忘れないで。」と、教えてくれた、このブログは、イヤイヤ期の娘との日々を過ごす私にとって、心のお守りになりました。
家族みんなが笑顔になれる! おだやかママの幸せ子育て法
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出版社:主婦の友社