<女同士だからいいじゃん>女子が好きでも、男子が好きでも、大事な親友!ママの謝罪【第6話まんが】
前回からの続き。私はスズ。小学5年生の女子です。学校では4人のグループで仲良くしています。これから大きくなってもずっと仲良くしていたいなと思う4人です。バレンタインには友チョコを交換することになりました。その後、親友のトモちゃんから「同じグループのナッちゃんが好き」と知らされて、私は嬉しくなりました。でもママは「女の子が好きなんて気持ち悪い」「チョコを交換しちゃダメ」と言うんです……。ショックを受けた私はママを避けていました。そして……。
昨日、ママは優しく謝ってくれました。そのひとことで、ここ数日のモヤモヤがなくなっていくような気がしました。それからママは学生時代の話をしてくれたのです。どうやらママはクラスの女の子に付きまとわれたり、しつこくされたりしたのだそうです。そしてその子がママに付きまとったのは、ママのことが好きという理由だったと聞かされました。私は初めて聞く話に驚いてしまいました。
リビングはしばらくの間、しーんとしていました。ママがふと口を開きました。「……チョコ、どんなのを作りたいの?」
バレンタイン当日。学校から一時帰宅し、改めて公園に4人で集まってチョコの交換会です。みんなの楽しそうな笑顔に私も思わずにっこりしました。トモちゃんは、ナッちゃんへの手紙には「憧れの存在であること」を告白したようです。細かい内容はわかりませんがナッちゃんはどのように受け入れるのでしょう。私はトモちゃんからのチョコをひとつ食べ、「がんばったね、トモちゃん」と心のなかでつぶやきました。
バレンタインにチョコをあげることで、ナッちゃんに自分の気持ちを伝えたトモちゃん。ひょっとしたらトモちゃんが心配していた通り、いつかグループ内の空気も変わるかもしれません。それでも私は自分の気持ちに素直なトモちゃんはすごいと思うし、これからもトモちゃんと仲良くするつもりです。そしていつか私にも、「好きだな」と思える人ができたらいいな。そのときにはいちばん初めにトモちゃんに秘密を打ち明けようと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・カヲルーン