<元カノに会いたがる旦那>謝罪されるも響かず!義母立ち合いのもと、最後の話し合い【第6話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はマユノ(30歳)、育休中です。9か月の娘・ヒナの子育てに悪戦苦闘する日々の中、旦那・コウヘイ(30歳)がある日突然「今から元カノに会いに行く」と言い出したのです。どうやら元カノの体調が思わしくないようです。結局その日は未遂に終わって浮気も全否定されたのですが、後日、「今日は帰れないかもしれない」と言い残して元カノに会いに行ってしまったのです。絶望のなか義実家を訪れると、義母が中学時代のコウヘイと元カノのエピソードを話してくれました。どうやら周囲に迷惑を掛けるお付き合いだったようです。2人ともそのころから精神年齢が変わっていないんだと感じた私は、離婚を決意。問題は浮気の証拠をどう集めるかです。
義母が打ってくれたメッセージに釣られたコウヘイの返信を見て、私が思わず吹き出すと、義母もつられて笑い出しました。たしかに「ヒナを取り戻したいなら」という言葉は、敵が漫画のヒーローに向かって言う言葉のようです。私にはこんなふうにコウヘイを動かせません。きっと元カノもコウヘイの扱いが上手いのでしょう。なんだか滑稽に思えてきました。そして1時間後、コウヘイはのこのこと義実家に乗り込んできました。
義母はいままで見たことがないような険しい表情で言いました。コウヘイはビクンと肩を震わせると、ゆっくりこちらにやってきました。真正面に義母、斜向かいに私が座ります。重々しい空気が漂っています。
義母のすさまじい剣幕に圧倒されたコウヘイは、しぶしぶ私に謝罪しました。ただ、ちっとも心がこもっていないのでまったく心に響きません。もはやコウヘイに対しては怒りの感情しかありません。
義母はコウヘイのスマホを指さしました。コウヘイはハッとした表情をすると、すぐさまスマホを隠しました。「見せないなら離婚届を書きなさい」そう言うと、義母はすっとなにも書かれていない離婚届を差し出しました。いつの間に用意したのかと驚いたのですが、よく見るとかなり色あせていてシワも目立ちます。もしかしたら義母自身が使おうとして保管していたものなのかもしれません。義母は自分が夫婦生活でつらい思いをしたからこそ私の味方になって協力してくれたのでしょう。そのことに気づくと、涙が出そうになりました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・風沢氷花 作画・善哉あん 編集・elokuu