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<遺産は臨時ボーナス!?>「パパが死んだ、わーい!」ムスメの痛烈な一言に夫は……?【後編まんが】

前回からの続き。これは最近の話です。私は40代後半のリホです。夫と高校生の娘、中学生の息子の4人で暮らしています。3年前に母が亡くなり、私の実家は空き家になりました。実家の整理をしているうちに母を失った悲しみも少しずつ癒えてきたので、このたび夫と相談してついに手放すことにしました。しかし夫はなんとその売却代金を「臨時ボーナス」だとひそかに喜び、こっそり新車を買う話をすすめていたのです。
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夫が知り合いをあたって手続きをすすめてくれたのですが、実はその行動には下心があったようです。夫はなんと「私の実家の売却代金」をあてにしていました。
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私は思わず夫に詰め寄ります。「私の実家を売ったお金が『臨時ボーナス』って……どういうつもり?」

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「言い方が悪かったよ……でもまとまったお金が入ることには変わりないだろ? 夫婦の財布は一緒だし、家計に入るお金だよな?」「そんな……」夫は両親を失った私の気持ちを理解していないのでしょうか。
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「両親が私にのこしてくれた大切な実家だよ……。私の遺産なのに家計に入るお金にしないで。そもそも……泣く泣く手放すのに……宝くじでも当てたみたいに大喜びするなんて……」夫の言葉が情けなくて、思わず涙がこぼれてきました。
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そのとき高校生の娘が帰宅しました。「ただいま~。えっ、ママ、どうしたの!?」夫の前で泣いている私を見て驚きます。

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「いや、その、えーと……」夫が気まずそうに口ごもったので、娘が夫をにらみます。「パパ、いったいママになにしたの?」私は娘にこれまでの経緯を説明しました。自分の実家を手放そうと決めたこと、そして売却手続きを夫に任せたこと、けれど夫は「臨時ボーナス」と喜んでいたこと……。するとしばらく黙って聞いていた娘が、思いがけないことを言い出したのです。
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「パパは前に、『俺が死んだらお前たちにお金が入るようにしてあるからな』って言ってたよね? でも私が『パパ死んだ! 臨時ボーナスだ、わーい!』ってパーっと遊びに使っちゃったら、どう思うわけ?」娘のあっけらかんとした言葉に思わず私は吹きだしました。一方の夫は、娘の「パパ死んだ! わーい!」の言葉が衝撃すぎたようでうなだれています。

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「そんなこと言われたら、パパあの世で泣くかもな……」「でもパパが言ってるのって、そういうことだと思うよ?」娘にきっぱりと叱られ、夫は返す言葉もありません。
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さすがに夫も反省したようで、実家の売却代金は元からなかったものとして考えることになりました。夫婦でしっかり話し合い「ゆくゆく子どもたちに進学や結婚の費用として渡そう」という話に落ち着いたのです。娘や息子のために使うなら、きっと亡くなった両親も喜んでくれるはず……。それまでは大切に守っておきたいと思います。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子

※演出の都合上、法的な詳細を省略している部分があります。
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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