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<子どもの風邪で夫ダウン>手抜き許してのハズが……「おかわり~」親の心、子知らず?【後編まんが】

前回からの続き。私はユキエ(30歳)です。シンヤ(30歳)と5年前に結婚をし、現在は4歳になるハヤトと2歳になるムツミと生活しています。子どもの発熱のため先週から仕事をお休みしており、明日からようやく出勤……と思っていたところで、今度は私が発熱してしまいました。子どもを産んでからというもの、風邪をひく回数が増えて自分でも驚いています。子どもを産む前は風邪なんてちっともひかなかったのに。風邪をひいた子どもと24時間一緒に過ごし、看病しているのですから当然といえば当然なのですが……。ちょうど同じタイミングで夫のシンヤも発熱。微熱程度で大騒ぎして寝込むのですから腹立たしいものです。
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子どもたちの風邪がよくなったと思ったのも束の間、いまは私も発熱中です。さっき仕事から帰ってきた夫も体調が悪いらしく、微熱もあります。しかし細かくいうなら私のほうが熱は高いのに、あなたはすぐ横になって、私は家事育児っておかしくないですか?

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子どもがお腹がすいたと騒ぎ始めました。夫にイライラしている場合ではありません。すぐに夕飯を作らなくては。
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夫のことはムカついても、そしてどんなに自分の身体が辛くても……子どものためなら頑張れるのが母親です! がんばれ私!
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もはやご飯を炊く気力も体力もなかった私……冷凍ご飯をチンして、ツナ缶の油を捨てて、マヨネーズと少しの醤油、それをご飯にのっけて、刻みのりをちらしたら完成だ! どうか今日はこれで許して、子どもたちよ!

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やっとの思いで作った本日の夕飯、ツナマヨネーズご飯を子どもたちのまえに出します。
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体調が悪いとはいえ、子どもたちにこんなご飯しか用意できなかった自分に泣けてきました。目の前にだされたツナマヨごはんを「なにコレ?」と不思議そうにながめてから、おそるおそる一口食べる子どもたち。
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まさかの子どもたち大絶賛の嵐! 思ったより好評で複雑な心境でした。
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指先が冷たいなか必死に捏ねたハンバーグ。「大きいエビフライが食べたい」と言われたから頑張って作ったエビフライ。苦手な野菜をみじん切りにして作ったオムライス。時間をかけてじっくり煮込んだカレー。食べやすいように小骨を全部抜いた魚の煮つけなどなど。いろいろ頑張って作ってきたのに……。

「親の心子知らず」とはよく言ったものです。「うそーん」というガッカリ感もありましたが、同時に「もっと食事の手を抜いていいんだ」という気持ちにもなりました。子どもが「おいしい!」って笑顔で食べていればそれでいい。少し肩の力が抜けた出来事でした。ちなみにツナマヨネーズごはんのリクエストは、数年経った現在もちょくちょくあります。

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子どもたちがよろこんでくれたので夫にも胸をはってツナマヨご飯をご提供!
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これまで子どもたちの喜ぶ顔が見たくて、さまざまな料理を作ってきました。しかし具合が悪いなか、なんとなく混ぜて乗せただけのツナマヨネーズごはんが歴代1位の食事となったことに驚きを隠せません。まさに「親の心子知らず」ですね。ガッカリしたことは否めませんが、同時に「もっと食事の手を抜いていいんだ」という気持ちにもなりました。子どもが「おいしい!」って笑顔で食べていればそれでいい。少し肩の力が抜けた出来事でした。ちょっとだけ手抜きをしながら、明日からも頑張るぞ!

原案・編集部 脚本・煮たまご 作画・チル 編集・横内みか

※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。

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