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<パートの嫌われモノ>「ちゃんと休みな」ピンチを助けてくれたのは……印象、ガラリ!【後編まんが】

前回からの続き。私はユリエ(36歳)。小学4年生のユウトと小学1年生のカズキを育てながら、スーパーでパートとして働いています。パートの仕事は4年目で、やりがいを持っています。カナデさんという古参のパートさんの言動に疑問を感じる場面はありますが、本人に言っても仕方ないと割り切っています。そんななか、学校から職場のスーパーへ1本の電話が……。長男のユウトが学校で吐いてしまったらしいのです。私は仕事を早退して、急いでお迎えに向かいます。
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保健室にいくと、ぐったりした様子でベッドに横になるユウト。「クラスで感染症が流行っているようなので、病院に連れて行ってあげてください」

感染症がはやっているとプリントをもらったのは先週。学級閉鎖のクラスが出たとのお知らせでした。病院はきっと混んでいるでしょう。病院に行って戻ってくるのが何時になるかわかりません。ちょうど下校時間が近づいていたので、次男のカズキの教室に寄って一緒に帰ることにしました。

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おんぶしている背中にはユウトがいます。ユウトのランドセルは弟のカズキが持ってくれて助かりましたが、一度自宅へ帰り、すぐに病院へ行かなくてはなりません。きっと病院も混んでいるのでしょう……。
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結局、ユウトは病院でインフルエンザ陽性の診断が下り、しばらく学校をお休みすることに。弟のカズキも体調が悪くなってきたようなので、一緒に自宅で過ごすことになりました。

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「もしカズキにもインフルエンザがうつっていたら結構休みをもらわないといけなくなるな」と憂鬱な気持ちで勤め先に電話しました。すると電話に出たのは、あのカナデさんで……。
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「インフルエンザでした。下の子もいるので次に出勤できる日のメドが経たちません。とりあえず1週間ほどお休みを……」といったところで「マネージャーには私から言っておくから2週間休んで、子どものそばにいてあげな」と言い、カナデさんは電話を切りました。私は思わずスマホを握ったまま頭を下げました。

その後マネージャーから正式に電話がありました。私がお休みすることの許可と、すべてのシフトにカナデさんが代わりに入ってくれたので、今度お礼を言うようにとのことでした。

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いくらパートといっても、仕事を休むのはいい気持ちがしません。欠勤の連絡は私が苦手とするものでした。カナデさんのおかげで、気持ちよくユウトの看病ができます。

結局、ユウトの次にはカズキが、そして看病している私や夫も発熱し、2週間のお休みは、看病と休養でありがたく使わせていただきました。
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お休み明けの勤務の日、私は、いの一番にカナデさんにお礼を言いに行きました。
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「あんまり頑張りすぎないように。まったく、昔の私を見ているようだね……」カナデさんはそう言うと、持ち場へと去っていきました。あとからマリちゃんに聞いたのですが、カナデさんの働きぶりは目を見張るほどだったそうです。

私はカナデさんを一方的に評価して決めつけていた自分を恥じました。カナデさんの嫌な面ばかり見ていて、不満ばかり募らせていました。息子たちの母としても、1人の人間としても、相手を多面的にとらえられるような人物でありたいと思った出来事でした。

※マスクの描写は省略しています。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・ちょもす 編集・横内みか

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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