<先生に言っていいよね?>「トラブルはお互いさまでしょ?」相手ママに責められ……【第3話まんが】
前回からの続き。小学1年生になり学校に通うことを楽しみにしていた息子ソウタ。でも段々「お友達のリュウくんが悪口を言う」と暗い表情で落ち込むようになってきました。リュウくんとトラブルがあり、担任の先生に報告をしました。先生が仲裁してくれてリュウくんから謝罪があり、また以前の明るいソウタが戻ってきました。しかし、その後も繰り返される暴力的な行為。その度に学校に報告をしていますが、先生の対応はリュウくんとソウタで話し合い、リュウくんが謝罪するというものばかり。その場は謝って仲直りをして解決したかのように見せても、根本的には何も解決していない……ううん、むしろひどくなっている……。
そんなある日、同じマンションに住むリュウくんのママ、アイさんに遭遇しました。
学校でリュウくんがソウタに乱暴をしては先生立ち合いのもと謝るということを繰り返しているのですが、アイさんはそのことを知っているのでしょうか? この場でアイさんにも最近の出来事を話して注意してもらうよう言うべきでしょうか。悩んでいると、先に口を開いたのはアイさんでした。
険しい顔をしたアイさんは「最近の学校のことなんだけど……」と、話しはじめました。
アイさんは「私はリュウが嫌なことをされても学校に報告しないのに、いちいち報告して問題にするのはあなたくらいですよ? 子どものトラブルはお互い様ですよね?」とはっきりした口調で言ってきました。
ソウタの眼鏡に向かって鉛筆を投げつけたのも、ぶっ殺すと言ったのも、ソウタのランドセルを踏みつけて傘も壊したのも、内出血が起こるほどソウタを殴ったのも、全部細かいことですって!?
あまりのことに口をパクパクしているとアイさんはそのまま行ってしまいました。
私も最初は子どものトラブルを報告していいか悩んだし、確証のないものは報告せず見守ってきました。ソウタにもなにか原因があるのかも……と、気にしながら学校に報告していたのに……! 私が学校に報告したから問題になっているっていうの!?
私はソウタがリュウくんに何かされる度に学校に報告していました。これは過剰な対応だったのでしょうか……? 私が学校に報告しないで、黙っていたら済む問題だったというのでしょうか……!? アイさんの言い分にどうしても納得できませんでした。リュウくんがソウタに対して加害を繰り返しているのは事実です。でも、学校に報告したと私を責める前に、わが子であるリュウくんとしっかり話をするべきではないでしょうか?
リュウくんからの暴力や暴言に耐えているソウタの気持ちを思うと、謝罪の言葉もなくあまりに理不尽な言葉の数々に怒りが爆発しそうでした。
原案・ママスタコミュニティ 文、作画・水戸さゆこ 編集・横内みか