<朝起きたら息子が……>部下と上司に板挟みの私。彼氏には振られ、ストレスMAX!!【中編まんが】
前回からの続き。私は小学5年生の子どもをもつシングルマザーです。子どもと2人、無我夢中で頑張ってきました。なるべく子どもには愛情や金銭面に関して負い目を感じることなく育ってほしいと、がむしゃらに頑張ってきたと思います。最近は、仕事で新人教育まで任されるようになりました。しかし……ここだけの話、新人が本当に使えない。
一生懸命仕事をしてくれているならまだいいのだけれど、自主的に動かないしわからないところを聞かない。そもそも仕事に対するやる気や責任感がありません。
言った言わないに関しては証拠がありません。それに新人のミスは私のミス。こんなことで私は上司に毎日のように叱られ板挟み状態。これが日常茶飯事です。新人のミスを被り、上司に怒られたある日。仕事の合間にトイレに行ったらこんな出来事がありました。
個室に入っていたら、女性社員2人の話し声が聞こえたのです。
実は、最近2年ほど前からお付き合いをしていた彼と別れました。その彼には仕事の話も育児の話もなんでもしていた。いつも共感して話も聞いてくれた。ただお付き合いが長くなって結婚というワードがちらつき始めた頃に、「よく考えたけれど父にはなれない」と言われたのです。
時間がなくてたまにしか会えないけれど、それなりに信頼関係ができる2年を送っているつもりでした。幸い、コウタには会わせたことも、彼の存在を匂わせたこともありません。なのでコウタに変な気を遣わせることがなくてよかったのかもしれません。(子どもがいることを知っていて近づいてきたくせに、なんで今さら父親になれないっていうの。1度も会ったこともない、みたこともないコウタの存在を勝手に否定しないでよ!!)腹が立って2本目に手を付けました。お酒の量がどうしても増えます。
毎日のように嫌なことがある。頑張っているつもりなのに、いつになっても報われないな……。その夜は、先日彼に振られたショックや、その理由としてだしてきた「父にはなれない」という言葉への怒り。そして仕事が思うようにうまくいかず、周りにも文句を言われる辛さ。そういったものが爆発して、ついつい深酒をしてしまったのです。布団にもいかず、お酒を浴びるように飲んだ私が起きると……私の肩には温かいタオルケットが被せられていました。そして、私が飲んだ机の上にあった複数の缶は、一個も机の上になかったのです。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・んぎまむ