<不倫だった父と母>父の余命がわずか!「会いたい」と言われた……会う?会わない?【第4話まんが】
前回からの続き。私はユウカ。現在交際中のシンタと結婚することになりました。私の両親は、私が中学生のときに別れてしまったため、結婚式には父も呼びたいと母に相談したのです。すると、父と母が実は不倫関係で、私はその末に生まれた子どもだという事実を知らされました。混乱を隠し切れない私でしたが、婚約者シンタの言葉に支えられ、時間が気持ちを整理してくれるのを待つことにしたのです。そんなとき、父が余命がわずかだという連絡が入り……。
「……今の電話って、もしかして」「お父さんの奥さんからよ」
「私にはそんな資格はないわ。お父さんと別れるときに、二度と会わないって約束したの……」
「そ……それなら、私だって……行かないよ。奥さんだって、私になんか会いたくないでしょ。向こうのお子さんとかもいるだろうし……」母は過去の話を私にかいつまんで教えてくれました。父と別れるとき、奥さんに謝罪をしたこと、慰謝料を請求されたこと。さらに今の私につながる大きなできごとがあったそうです。それは……。
「あなたには、慰謝料を請求させていただきます。でも養育費は、支払います」母は耳を疑ったそうです。奥さんは子どもの養育責任は果たすと言い切ったそうです。
「子どもまで作ったのは、主人の不徳の致すところです。父親として側にいられない分、金銭的な責任は取らせます」
「ただし定期的なやり取りではなく、一括で支払わせていただくので、これ以上の請求はなしでお願いします」母は私との生活を助けてもらった恩を感じているようです。父にも、奥さんにも。
「そう言って、あなたの養育費をくれて……。そのお陰で、女手一つでもあなたを大学まで出してあげることができたの……」
父と母の不倫の末に生まれた私のために、父の奥さんが養育費を払ってくれていた事実に驚きました。余命わずかな父に「会いたい」と思う気持ちがないと言えば嘘になりますが、父の家族は私に会いたくないでしょうし、そもそも私にそんな権利などないのではないか……。そのように感じてしまうのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・今淵凛