<「三角食べ」できない!>姉からのアドバイス。マナー違反だと受け取られないために!【中編まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。私の名前はミオ、アラサーの会社員です。現在、もうすぐ1歳になる娘(ヒナ)の育休中です。先日義実家で食事をしていると、義母から「ミオちゃんは不思議な食べ方をするわよね」と指摘をされてしまいました。たしかに私は昔からおかずを食べ、そのあと汁物を飲み干し、最後に白いご飯だけ食べます。今までとくに何も言われたことがなかったのですが、まわりとは違った食べ方をしていたようです。これは私がまわりに合わせるべきなのでしょうか、それとも義母が気にしすぎなのでしょうか。
数日後、遠方に住む姉(アヤ)に、先日義母に言われたことを電話で話します。姉は18歳で進学して、実家を出ています。それからずっとひとり暮らしを続けて、昨年会社の先輩(ケイスケさん)と結婚しました。子どもはまだおらず、今は夫婦の時間を楽しんでいるそうです。
「これって遠回しに食べ方を注意されているよね。食べ物くらい好きな順番で……っても思ったんだけれど、夫も私の食べ方が気になっていたらしくて」と姉に相談します。すると姉は、まず私の気持ちに寄り添ってくれました。「そっか〜。たしかに指摘されたら直さないといけない気になってモヤモヤしちゃうよね〜」私は優しい姉に、昔から悩みごとが出てくるたびに打ち明けてきました。話していくうちに、気持ちが楽になっていきます。
「そういえば……!」姉はケイスケさんとの“ある出来事”を話してくれました。
きれいに食べれば“ステキな人”って思われるし、汚い食べ方をすると“育ちが悪いのね”って言われることもある。いくら本人が「この食べ方が好きなの!」って言っても、見ている人がイヤな思いをしたり、引いてしまったらマナー違反と捉えられる。食べ方は、その人の印象を決めるのに大きな要素を占めているのだと姉は自身の経験をもとにアドバイスをくれました。
姉の言葉には思い当たるフシがありました。今の夫と出会う前にお付き合いした彼氏が、くちゃくちゃ音を立てて食べる人だったのです。
「ヒナちゃんが将来デートでご飯を食べるときとか、あらたまった場で食事をするときに、驚かれないようにしなきゃ。知識としていろいろな食べ方があることを教えてあげたほうがいいんじゃないかな?」私はハッとしました。
自分のことはもちろんながら、大人になったヒナが食べ方のせいで恥をかいたり、周囲から引かれてしまったりするのは絶対にイヤ! ヒナのためにも、食べ方について考えてみよう、そう心に決めました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・高橋ビッキー