【コラム:田村亮&庄司智春 ラブ嫁!ラブ家族!】第4回 僕は出産に立ち合って良かったなぁってすごく思いますね
全8回に分けお届している田村亮さんと庄司智春さんのパパ芸人対談『ラブ嫁! ラブ家族!』。
第4回では立ち合い出産のエピソードを話していただきました!
ーお2人は立ち合い出産でしたか?
庄司:僕は立ち合い出産です。
沖縄で仕事しているとき夜中に、「破水したかもしれない」って電話が来て、「間に合わない!」って思ったんですけど、翌日のスケジュールの調整ができて、急遽東京に戻れたんです。
着いたときは前駆陣痛っていうのが来ているタイミングで、テニスボールを腰の所に当てたり、うちわで仰いだりして……「近い!」とか「暑い!」とか言われて(笑)。
亮:女の人はめっちゃ言うらしいな(笑)。
庄司:はい(笑)。
それに痛みを我慢してるときは見たことのない顔するんですよ。
ほんと、今でいうと半沢直樹の大和田常務が土下座するときみたいな(笑)。
亮:う~わ! そんな大変なんや。怖いわぁ。
庄司:こんなこというと怒られちゃうかもしれないですけど……もうね、ちょっと笑いそうになるくらいなんですよ。「こんなに痛がるんだ」ってくらい痛がるから、ちょっとニヤけちゃいますよね。
でもその痛がるところを見てるからこそ、「こんなに頑張ってくれて」という気持ちも溢れてくるし、陣痛中に一生懸命「はいはい! いいよ! うまいよ、うまいよ!」って応援したりしたんですよ。
亮:えっ? それでいいの? そういうの、イライラされるんじゃないの?
庄司:うちの嫁は未だに「あの声援がなかったら頑張れなかった」って言いますよ。
亮:えぇぇ! まじで? イラっとされるイメージやったわ。
庄司:僕、高校時代に野球部の補欠でランナーコーチやってたんで、声の掛け方がうまいのかもしれないです(笑)。「いいよ、いいよ!」って。
あの頃の経験が役に立ったなと思いましたもん(笑)。
亮:いい具合だったんやろうな。うるせーよ! って思われない言い方ができてたんかな? すげぇな(笑)。
庄司:あ、でも、「もうちょっと」は言わないで欲しかったなとは言ってましたね。
亮:ダメなセリフがあるんや?
庄司:「もうちょっとだよ」って言われても、「全然もうちょっとじゃないじゃん!」ってなるから、それは嫌だったみたいですよ。
亮:なるほどな(笑)。
庄司:ほんと偉そうにいえる立場ではないですけど、これから出産を控えてるパパさんがいたら、ぜひ立ち合えるんだったら立ち合ってほしい、と思いますね。
そうすると、嫁さんに対して「敵わないな」と思うんですよ。
亮:俺も、立ち合いたかったなぁ。
俺もギリギリまで粘っててんけど、陣痛が進まないまま仕事に出かける時間になって、その日の収録が終わった時に、マネージャーから「奥さんのお母さんから電話があって、お子さん産まれたそうですよ」て、むっちゃ淡泊に聞かされるという……。
「なんじゃこれ。俺の想像してたのと全然違う」ってなったの覚えてるわ(笑)。
庄司:いろいろな家庭の事情もありますし、亮さんのように仕事のタイミングもあると思うんですけど、僕は出産に立ち合って良かったなぁってすごく思いますね。
立ち合いをして産まれてくる瞬間を見てると、産まれてからの育児を積極的に手伝おうと自然に思えるんですね。沐浴とかオムツ替えとか。自分から「やりたいな」って言いましたね。
亮:なるほどなぁ。俺、見てないからできなかったのかなぁ(笑)。
でも、ほんま立ち合ったほうが良いと思うわ。それは、これからパパになる人には言いたいな。
次回もお楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai