600人のママが回答!お子さんにオンラインの習いごとさせていますか?<ママのリアル調査>
オンラインでの学びが珍しくない時代になり、学校での学習だけでなく習いごともオンラインで取り組むお子さんもいるでしょうか。今回ママスタセレクトでは「お子さんにオンラインで習いごとをさせていますか?」というアンケートを実施。「させている(以前させていた)」「させたことはない」の2つの選択を設定したところ、600人を超えるママたちが実情を聞かせてくれました。
オンラインでの習いごと「させたことがある」は1割強
オンラインの習いごとを「させている(以前させていた)」と答えたママは92人。全体の1割強に留まりました。数字からすると、まだまだ少数派といえるかもしれませんが、させた理由やきっかけはどこにあるのでしょう。
習いごとへ通う時間や送迎の負担軽減
『子どもの部活が忙しいので移動時間のロスがなくありがたい』
『子どもの部活などあり帰宅後もバタバタなので。送迎も省けます』
『英会話。送迎の負担がなく隙間時間でできるのが魅力』
小学校高学年や中学生にもなると1日の授業数の関係から、学校からの自宅への帰宅時間が遅くなることも。子どもの食事時間、睡眠時間を確保したいと考えるママたちにとっては、習いごとへ通う時間はなるべく減らしたいもの。自宅にいながらにして学べるのは大きな魅力といえそうです。
『下の子の産前産後の期間中にオンラインでそろばんを習わせた。スイミングなどの通わなければいけない習いごとは休会したので』
子どもの年齢が小さいと、習いごとの送迎は必須でしょう。その負担軽減を考えたママたちもいました。
子どもの意志を尊重
『娘が「教室型の塾は嫌」と言ったので。オンラインで自分のペースで学べる塾を選びました』
ほかにも「対面より安いしメリットしか感じない」「英会話。場所も問わないからいい!」など、オンラインの魅力、メリットを語るママたちもいました。
8割強はオンラインの習いごと未経験
一方で「させたことはない」と答えたママは526人、全体の8割強を占めました。その理由もさまざまなようです。
子どもの集中力・やる気の問題
『子どものやる気が持続するのか不安で……』
『子どもに集中力がなく続かないと思う』
『集中してオンライン授業に参加出来る室内環境が整っていないから』
子どものやる気や集中力に不安を感じるママも少なくないようです。自宅での学習はオンとオフの切り替えが難しいのかもしれません。とくに低年齢のお子さんにとっては、遊びとの境界線がつきにくいこともありそうです。また「きょうだいがいて家の中が賑やかなため」「集中して学べる部屋がない」など、学ぶ環境を確保することに苦心するママもいました。
保護者の見守りが難しい
『見守る余裕と時間がない』
『親の見守りが必要だから』
教室などに通う習いごとであれば、習いごとの間は先生に子どもをお任せすることができますが、自宅での学習となると親の出番も少なくなさそうです。筆者も息子が幼稚園時代にオンライン学習を利用しましたが、保護者の同席を求められました。小学校高学年や中高生になればその必要はないかもしれませんが、
『子どもの様子が気になり、横からあれこれ言ってしまいそう』
という親の関わり方の懸念は残りそうです。
対面の良さを感じるから
対面の習いごとならではの良さを感じるママもいるようです。
『小さいうちは対面で習いごとさせてあげたいと思う』
『家はリラックスする場所であってほしい。オンオフは分けた方が集中できると思う』
と、あくまでも対面にこだわるママもいました。
オンラインの習いごとの今後
8割強のママが子どもにオンラインの習いごとは「させたことはない」と回答した今回のアンケートですが、これから浸透していく可能性はあるのでしょうか。
オンライン学習のメリットとして考えられるのは、
・時間や場所に縛られずに学ぶことができる
・学習進度に合わせてカリキュラムが組める
・国内にとどまらず世界中の教育が受けられる
などの点。いっぽうで、「集中力が続かない」「親の見守りがむずかしい」といった子どもの習いごとならではの問題があるようです。そのあたりがクリアとなり、より個別の学習スタイルとニーズにあわせたものが提供されるようになれば、オンライン学習を選択する家庭も増えるのかもしれません。まだまだ発展途上ともいえるオンラインの習いごと。皆さんはどう考えますか?
総回答数:618票
調査方法:インターネット
調査月:2023年11月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部