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<1時間つきっきり>食べるのが遅い4歳児。イライラが募り過ぎて食事の時間が辛い……

114_子どもの食事・離乳食_カヲルーン

「子どもに食事を摂らせる」ということが、これほどまでに大変だとは……子育てをしてはじめて思い知ったママも多いのではないでしょうか。

『年少児のわが子が、とにかく食べるのに時間がかかります。外食だろうと大好物だろうとおやつだろうと、すごく時間がかかるのです。次の食事(朝だったらお昼ごはん)までにお腹が空いて困らないレベルの最少量を食べるのに、短くても1時間かかります』

とにかく食べるのが遅いせいで、毎日のように幼稚園に遅れてしまうのだそう。「お腹が空けば食べる」「いつか早く食べられるようになる」そんなアドバイスは山ほど聞いてきた投稿者さん。子どもの食事スピードを上げるためにいろいろな手法でアプローチはしてみたものの、ことごとく失敗に終わってしまったのだとか。

『毎日毎日ギリギリか遅刻。正直、私も「いい加減にしてくれ……」とイライラしてしまいます。どうしたら改善できるのか悩んでいます』

イライラが募り、食事中もつい小言ばかり言ってしまう投稿者さん。藁(わら)にもすがる気持ちでママスタコミュニティに悩みを投稿してくれました。果たして先輩ママたちは、何とアドバイスをしてくれるのでしょうか。

私はこれで、子どもの食事スピードを上げました!

『あんまり良くないアドバイスだけど、ママと競争だー! と少々早食いさせる』

競争好きな子どもには、意欲を掻き立てるのに有効な方法かもしれません。ただあくまでも子どもの性格によるところが大きいので、投稿者さんのお子さんに効果があるかどうかは別ですが……。喉につかえたら危ないので、目を離さず固い食材には気を付けて行いたい方法ですね!

『うちの子は食事の後に楽しみがあると早食いになるので、食べ終わったら動画とか、絵の具遊びとか、ねんどとか、普段手間がかかってやらせたくないものを提案すると目をキラキラさせて急いで食べてた』

食事の先にある楽しみを提案して、「早く食べないと」という意欲を持たせる方法も良いですね。もちろん個人差などはありますが、幼児期(満4~5歳)くらいになると目標達成のために取り組む力が育っていくと言われています。楽しみを得るために、ある程度は我慢して目の前のハードルを乗り越えるということを教える良い機会にもなるかもしれません。

『まず、なんで早く食べなくてはいけないのか、食事の時間以外で話し合う。数字を教えて、時計を目の前に置いて、長い針が5までに食べ終わろうね、と言い聞かせる。ここまでは厳しい口調は避ける』

「ナゼ」早く食べないといけないのか。その理由を理解していなかった場合、子ども自身は「ただ普通に食事をしているだけなのに、どうして怒られるんだろう」と不思議に感じているかもしれません。今までそれとなく伝えてきたかもしれませんが、もう一度本気で「時間内に食べ終わらないといけない理由」を話し合って、理解してもらうのも良いでしょう。

ママも心を鬼にしよう!

『足をブラブラさせているなら、ダイニングテーブルでの食事をやめて座卓にする。〇時までに食べる→時間になったら、泣こうが叫ぼうが強制終了。もちろん、食べなきゃいけない量を食べていなきゃオヤツなど抜き。泣き喚けば母親が折れると学習しちゃっているね』

「時間がかかる」と言いながら、その現状を受け入れている投稿者さんに、もう少し毅然と対処するべきだというコメントもありました。「しっかり栄養をとって欲しい」というオヤゴコロから、食事を途中で終わらせるのを躊躇してしまう投稿者さんの気持ちも分かります。けれど「時間がきたら終わり」というルールを子どもに理解させるためにも、ある程度の荒療治は必要かもしれませんね。次の食事までにお腹が空いてしまうことも「子どもの学び」だと捉えて、「お腹がペコペコになって困らないためには、時間内に全部食べないといけない」と子ども自らが気付くキッカケになってくれることを願います。

子どもの個性だと割り切ることも必要かも?

『食が細い、食にあまり興味がないタイプなのかも。成長曲線に問題ないなら低燃費の子なんだと思うようにして、栄養機能食品とかも取り入れつつ30分以内で食べられる量でも良いと思うよ』

子どもの食事スピードを上げるためのアドバイスが集まる一方で、やはり「子どもの個性」だと割り切る考えも必要だというコメントもありました。食べるのが遅かったり、残したりしてしまうことで成長に害があるようだったら打開策を考えるべきです。しかし現状、成長に問題がないのであれば「この子はそういう子なんだ」と受け入れて、「時間内に食べさせること」よりも「楽しく食事をすること」に目を向けても良いのではないでしょうか。

食べるのが遅かったわが子。でも今は……?

『娘も食べるのが遅くて幼稚園のお弁当も食べきれず、毎日1時間コースだったよ。小柄だし親としては食べさせたいから、「時間を決めて食事を下げる」というわけにもいかず、ただ耐えてた。小学校の給食なんて時間がきっちり決まってるのに大丈夫なの? って心配だったけど、入学後いつの間にか早く食べられるようになってたよ』

『うちの息子も遅かったけれど、小学生から食べるのが早くなって、高校生の今では「早飯も芸のうち」ってくらい早いよ。そんなに心配しなくても大丈夫な気がする』

投稿者さんと同じように食べるのが遅かった子どもを持つ先輩ママたちは、一同に「心配ない」とアドバイスをくれました。言葉や運動面で成長の早い遅いがあるのと同じように、食事のスピードが遅いだけなのです。いつか成長とともにそのスピードは追いつき、「時間内に食べないといけない」ということも、自然に理解して行動できるようになる……。そんな経験談に、投稿者さんの心も少し救われるのではないでしょうか。

『いろいろやっても無理なものは無理なのよね』

「早く食べさせないと!」と投稿者さんが躍起になってしまう気持ちは分かります。かくいう筆者の子どもも、非常に食事が遅いタイプでした。幼稚園のお弁当もいつも一番最後まで残っていて、小学校の給食もどちらかといえば遅い方です。しかし高学年に上がれば、自然に食べるスピードを状況に合わせてコントロールできるようになり、あの頃毎日のように言っていた「早く食べなさい」という言葉も、いつの間にか言わなくなっていました。

『お母さんが言ってたら、そのうちできるようになるから。時間が解決してくれる』

投稿者さんにとっては「大変な今」であることは重々承知です。しかし子どもは日々成長していきます。「いつかできるようになるからいっか」と大きく構えて、子どもと向き合って食事ができる「今」の時間を楽しい時間にするのも、いいのかもしれませんよ?

文・渡辺多絵 編集・千永美 イラスト・カヲルーン

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
食べるのが遅い年少 アドバイスが欲しい。 ※長文